眠っている間に届く夫の長文は、毎回「いってきます」で終わっていました
届くのは、いつも同じころでした
夫の勤務が早い時間の担当に替わって、3か月になります。私が家を出るころには夫はもう職場にいて、私が帰るころには先に寝ていました。
それが届くようになったのは、私が「最近、あんまり話してないね」と言ってからです。顔を見て話せるのは、休みが重なる日だけでした。届くのは決まって深夜で、私はいつも眠っていました。書いてあるのは、職場で使う機械が替わった話や、次の休みに行きたい店のこと。どれも重い話ではないのに、終わりの1行だけが毎回同じでした。「いってきます」。これから眠る人が書く言葉ではないはずでした。
短い返事しか送れませんでした
目を覚まして画面を開くと、文はいつもそこで止まったままでした。この長さに見合う言葉が見つからず、送るのは「おつかれさま」の1行だけでした。
眠らずに書いているのだと思っていました。仕事で何かあったのか、私に言えないことを抱えているのか。想像だけが増えていきましたが、聞けば夫が黙っておいた理由まで壊してしまう気がして、何日も迷いました。
それでも抱えきれずに、「何かあった?無理してない?」とだけ送りました。返ってきたのは、「何もないよ」の1行だけ。その次の日から、届く文はさらに長くなりました。
台所の椅子に、夫が座っていました
私だけが休みの日、目が覚めてしまい、水を飲みに寝室を出ました。廊下の先から漏れていたのは、台所の明かりです。作業着の夫が椅子に座り、画面に指を置いていました。
私に気づいた夫が、そっと画面を下に向けたところでした。何をしているのと聞くと、夫は「起きてから打ってるんだ」と答えました。私は「眠れていないんだと思ってた」とだけ返しました。夫は椅子の背に掛けた鞄を見せて、「うん、これから出る」と続けました。
文の終わりにあった挨拶は、私が思っていたような書き置きではなく、そのまま出ていく人のものでした。椅子をもう1つ引いて座ると、夫は「短くすると、用事だけになるから」と言いました。
そして...
夫が出ていったあと、私は目覚ましをもう1つ増やしました。週に1度だけ、夫が起きるころに鳴るようにしてあります。台所の棚には、夫の湯呑の隣に私のぶんが並んだままになりました。
(30代女性・パート事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
「華も色気もない地味女」「一生モブ」職場で笑われる女性。しかし1ヶ月後⇒同僚が知った【ある事実】に「嘘だ…嘘だ…!」愛カツ -
「自分で作れや!」オーガニックにこだわる夫へ怒った翌日、台所で見た姿ハウコレ -
【星座別】「連絡マメだね」返信が早くて嬉しい女性ランキング<最下位~第10位>ハウコレ -
【星座別】この秋、異性にモテまくる女性ランキング<第4位〜第6位>ハウコレ -
【星座×血液型別】電車で降りる人を待てる♡ゆとりが美しい女性ランキング<第4位〜第6位>ハウコレ -
「今だ!って思った瞬間に言えた人だけが付き合えてる」告白の成功率を左右するタイミングの法則ハウコレ -
夫「好きな人できた」妻「いいよ」あっさり離婚を承諾!?⇒「10年前から準備してた」夫が後悔してももう遅かった話Grapps -
妻が倒れるも動画を見続ける夫!?直後⇒「ママが…起きないの…」娘の“SOS”で事態が急変した話愛カツ -
妻がうざくて実家に帰る夫!しかし「家には上げさせない」「!?」⇒ただの夫婦喧嘩では終わらなかった夫の話Grapps