「わかった」と声で返した僕が、用件のあとに毎回つけ足していたもの
用件だけのメッセージは、いつも送る前に消えていきました
妻に文字で連絡しようとすると、画面に残るのは用件だけです。帰りが遅くなること、ごはんがいらないこと。それを並べた言葉を読み返すと、そこから先を打ち足せなくなります。何か添えようとして書いては消すのを繰り返し、結局は送信を押さないまま画面を閉じていました。声なら、途中で考え直す隙がありません。用件の勢いのまま、最後まで言い切れます。
妻が仕事に追われていた時期に届いた一言が、始まりでした
音声に切り替えたのは2年前です。妻から「長い文章、今は読む余裕がなくて」と届いたことがあり、読ませずに済む形にしたつもりでした。ただ、理由はそれだけではありません。声にすれば、用件の後ろに続けて「そっちも、無理しないで」と置いても、書き直す時間が生まれません。文字の欄では身構えてしまう言い方が、勢いのままなら残せました。話し終えたあとに残る間は、そこへ入る前に息を継いでいる時間です。
返ってくるのは、いつも「了解」だけでした
音声を送ると、妻から返ってくるのはいつも用件に対する「了解」でした。「そっちも、無理しないで」と入れた部分について、何か返ってきたことはありません。もしかすると、最後まで聞いていないのかもしれないとは思っていました。それでも後半を削れませんでした。用件だけにすると、本当に連絡事項だけになってしまう気がしたからです。「用件だけなら、文字で送ってくれる?」と文字が届いた回も、僕は「わかった」と声で返しています。最後まで聞いてほしいとは書けませんでした。書けば、聞かせるために入れているのだと認めることになります。
そして...
妻が用件のあとまで聞いているのかは、今も分かりません。最後まで聞いてほしいとも、まだ言えていません。それでも音声を送るときは、「そっちも、無理しないで」のような一言を、今も用件のあとに残しています。文字で同じことを送ろうとすると、入力欄には用件だけが残ります。足そうとして消した言葉を、声ならまだ言えています。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
「好き嫌いは許されない」息子に【卵焼き】を与えた義母!しかし⇒嫁「アレルギーなんです!」最悪の事態を招いた話Grapps -
待望の我が子が誕生!喜ぶ夫だったが…「あれ?」息子の顔を見た瞬間、顔面蒼白になったワケ愛カツ -
男性の本気は送り方でわかる。家まで送る本命にだけ見せる3つの行動ハウコレ -
「今週末どこか行かない?」に「了解」しか返せなかった俺→腕の中には生後3週間の子猫がいましたハウコレ -
実は一瞬で意識している。女性に触れられた時の男性の本音3選ハウコレ -
夫「どけ!早い者勝ちだ!」臨月の妊婦が座ろうとしたベンチをダッシュで横取り!妻が注意すると⇒【最低な言い訳】に離婚を決意した話Grapps -
スマホを見た瞬間、硬直する娘!?⇒「パパ、昨日は…」ゾッとする【真実】を知ることになった話愛カツ -
「今週末どこか行かない?」にも「了解」だけ→1週間続いた彼の一言に冷めかけた私に届いた1枚の写真ハウコレ -
「犬でも食べない」結婚挨拶の手土産を【ゴミ箱】に捨てた彼女の母!?しかし⇒「やっぱり結婚しよう」彼がプロポーズしたワケ愛カツ