夜間に連絡を送る上司へ、私が会議室で伝えたお願い
日付が変わる頃に届く指示
最初に届いたのは、「明日の会議の資料、数字だけ先に確認しておいて」という短いメッセージでした。
時計は日付をまたいでいました。急ぎの内容ではありません。それでも上司からの連絡を放っておけず、私は布団の中でメッセージを開きました。
翌日の始業後に確認すればよいと分かっていても、指示を受け取ったまま眠ることができません。資料に入れた数字を思い返し、間違いがなかったか考え続けました。
それからも、同じような連絡が夜に届きました。いつもすぐに開いていたため、上司には夜でも読む部下だと思われていたのかもしれません。
通知を確かめる毎日
私はスマホの画面を上にしたまま眠るようになりました。通知音で目を覚ますと、内容を確認してからでなければ眠り直せません。
昼休みに自分の席で仮眠を取る日も増えました。同期からは「夜だけ通知を切ればいい」と言われました。しかし、上司から急ぎの連絡が来たときに気づかなければ、仕事への姿勢を疑われるのではないかと考えてしまいます。
通知を切ることも、上司へ困っていると伝えることもできないまま、夜にスマホを確認する生活が続きました。
会議室で切り出した申し出
睡眠時間が削られる日が続き、資料の確認漏れを指摘された日、私は上司に時間をもらいました。
会議室で向かい合っても、すぐには言葉が出ませんでした。それでも、このままでは同じことを繰り返すと思い、切り出しました。
「連絡は、次の日の始業後にまとめていただけませんか」
上司は手帳を閉じ、私の話を聞きました。返ってきたのは、責める言葉ではありませんでした。
「ごめん。朝に読んでくれたらいいと思ってた。これからは送る時間を変える」
上司は、私が夜のうちに確認していることには気づいていました。しかし、それが負担になっているとは考えていなかったそうです。
そして...
次の日から、業務連絡は始業後にまとめて1件だけ届くようになりました。指示の内容は以前と変わりませんが、夜にメッセージが届くことはなくなりました。
私は枕元に置いていた充電器を、机の上へ戻しました。寝る前にスマホを確認し、画面を伏せる必要もありません。
あの日から、充電器は机の上に置いたままです。
(20代女性・営業アシスタント)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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