彼が送ってきた夕飯の写真の隅に、見覚えのないものが写っていて、私は彼を疑い始めた
食卓の写真に添えられた一言
付き合って2年になる彼とは、離れた街で暮らしています。その日も、夕飯を作ったという報告がてら、彼は手料理の写真を送ってきました。「うまくできた」という一言が添えられていて、私も笑顔の絵文字で返すつもりでした。ところが皿の向こう、棚の隅にちらりと写った小さな箱に目がとまったのです。淡い色のパッケージは、彼がいつもつけている銘柄とも違う、私が見たこともない香水のものでした。以前に私が選んで渡したのは、彼がいつもつけている別の銘柄です。
知らない香水が、なぜ彼の部屋にあるのか。料理の感想を打ちかけたまま、私はそのことばかり考えていました。
聞いても返ってこなかった答え
思い切って、私は箱の写った部分を切り取って送りました。「これ、誰の香水?」。いつもならすぐ返信が来るのに、その日はなかなか来ませんでした。ようやく届いたのは「ああ、それは気にしないで」という一言だけ。誰のものとも、なぜあるとも書いていません。気にしないでと言われるほど、私の気持ちは逆を向きました。それから彼は、当たり障りのない話題で会話を続けようとしました。私は相づちを打ちながら、頭の中で知らない女性の姿を勝手に思い描いていました。
確かめられないまま膨らんだもの
その後の1週間、彼からの返信は少しずつ遅くなりました。短い返事ひとつだけの日もあれば、既読のまま夜まで音沙汰のない日もありました。仕事が忙しいのだと頭ではわかっていても、あの箱と結びつけてしまう自分がいました。誰かと会っているのではないか。私に言えない相手がいるのではないか。確かめれば楽になるのに、答えを知るのが怖くて聞けませんでした。香水の銘柄を検索しては、どんな人が使うのだろうと画面を見つめていました。
そして...
ある夜、彼のほうから連絡が来ました。「本当は誕生日に渡すつもりだった」と。あの香水は、私のための贈り物でした。理由を聞いて、疑っていた自分が急に恥ずかしくなりました。
迎えた誕生日当日、彼は選んでくれた香水を差し出してくれました。それから、前から私が欲しがっていたポーチもあわせて、少しだけ照れくさそうに添えてくれます。嬉しかったのに、彼の手元がどこか落ち着かないのが目に入りました。香水だけで足りない気がして、慌てて足したんじゃないか。「ポーチまでもらえて嬉しい。でも、心配して足してくれたんだったら、もう大丈夫だよ」。彼は返事の代わりに少し笑って、ようやく肩の力を抜いた顔をしました。
聞いてもはぐらかされたあの一週間のことは、今もまだ少しだけ引っかかっています。それでも、次に気になることがあったら、答えを怖がらずに、面と向かって聞こうと思いました。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
「名前は、外してください」予約に書いた彼女の名前を、俺が店で消した理由ハウコレ -
妊婦嫁への嫌がらせで【高級寿司】を用意した義母。しかし⇒夫の“想定外な一言”で、義母の震えが止まらない!?愛カツ -
証拠隠滅だけは上手な浮気夫。しかし「どう思う?」妻のたった1つの質問で、動悸がとまらなくなったワケ。愛カツ -
【星座別】今週中、彼の本気度が分かる女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
初デートで"友達止まり"になる女性と進展する女性、違いはたった一つの距離感ハウコレ -
【誕生月別】この夏、異性にモテまくる女性ランキング!<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座別】2026年7月前半、恋愛運が停滞する女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
「これで、よかったかな」と聞いてきた彼の前で、私はうまく笑えませんでしたハウコレ -
妊娠検査薬で“陽性”なのに、絶望する妻?⇒極度の緊張状態で…【産婦人科のエコー写真】を夫に見せたワケ愛カツ