彼氏の相談に「別れなよ」しか言わない友人→飲み会で知った友人の本当の姿と、私がついた最初で最後の嘘
相談すると返ってくる、いつも同じ言葉
彼氏とのすれ違いが増えていた時期、私は何度も友人に話を聞いてもらっていました。連絡の頻度が減ったこと、会う約束が先延ばしになっていること。悩みを打ち明けるたびに、友人は私の話を最後まで聞いて、決まってこう返すのです。
「別れなよ」
心配してくれているのだと、ずっと思っていました。けれど、どんなに小さな行き違いを話しても、彼の良いところを伝えても、返ってくる言葉は変わりませんでした。
だんだん、相談すること自体が少しずつ重くなっていったのを覚えています。
久しぶりの再会と、ふと外した席
その友人を含む大学時代の仲間が集まる、久しぶりの飲み会でした。みんなで近況を報告し合い、笑い声の絶えない時間が流れていきます。私も彼氏のことは一旦忘れて、その場を楽しんでいたのです。
飲み物を取りに席を外し、テーブルへ戻ろうとしたときでした。私のことを話す友人の声が聞こえてきたのです。隣に座る別の友人へ、こぼすように言っていました。
「彼氏ができたら、私のこと放っておくでしょ」
「別れなよ」の本当の意味
その一言で、これまでの「別れなよ」がつながった気がしました。私のためを思っての言葉ではなく、自分を一人にしておきたくなかっただけなのかもしれない。そう気づくと、長く信じてきたものが少し色あせて見えました。
席に戻ったあと、友人はいつものように彼氏のことを尋ねてきました。私は穏やかに笑って、こう答えたのです。
「彼とは、もう別れたの」
本当は別れていません。生まれて初めて、その友人に嘘をつきました。友人はぱっと表情を明るくして言いました。
「よかった、これで元通りだね」
そして...
その「よかった」を聞いて、私の中で答えが出ました。彼女は私の幸せより、私が隣にいてくれることを望んでいた。それが悪いとは言いません。寂しさは、誰にでもあるものだから。
ただ、私はこの関係を一度断とうと決めました。あの嘘は、友人につく最初で最後の嘘。責めるためではなく、自分の気持ちを取り戻すための区切りでした。
それから連絡を取らないまま、一週間が過ぎました。このまま離れていくのだと、半ば覚悟していたのです。
けれどその頃、彼女から一通のメッセージが届きました。画面に表示された名前を見つめながら、もう誰かの言葉に自分の気持ちを預けるのはやめようと思いました。それでも、その一通だけは読んでみようと思えたのです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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