ランチ会でいつも少なく払うママ友たちに「それは都合よくない?」と送ったら、私が浮いた話
いつも端数が曖昧なお会計
月に一度ほど集まる、ママ友たちとのランチ会。会計はいつも、まとめ役のママ友が席で計算してくれます。「細かいのはこっちで調整しとくね」と言って、さっと人数分を割り振ってくれるので、みんなそれに従っていました。ただ、気になることがありました。彼女と特に仲のいいママ友だけは、毎回どこか少なく済んでいるように見えるのです。追加で頼んだドリンクや、数百円の端数が、いつのまにか曖昧になっている。私の財布からは、なぜか毎回きっちり、いえ、少し多めに出ていく気がしていました。口に出すほどのことではないのかもしれない。そう思って、私はずっと黙って従っていたのです。
送ってしまった一言
けれどその日、どうしても気持ちが収まりませんでした。家に帰ってから、私はグループチャットに書き込んでしまったのです。「いつも追加分とか端数が曖昧だけど、それは都合よくない?」と。特定の誰かを責めるつもりはありませんでした。みんなで一度、お金のことをはっきりさせたかっただけです。
ところが、いつもは賑やかなチャットが、ぴたりと止まりました。既読の数だけが増えていきます。やがて返ってきたのは、まとめ役からの「気にしすぎじゃない?」という一言だけ。ほかのママ友たちからも、当たり障りのないスタンプが返ってきました。
空気を悪くした人
それからというもの、私は明らかに浮いた存在になりました。次のランチ会の連絡は、私にだけ来るのが遅れます。集まりの場でも、どこかよそよそしい空気が漂っていました。お金のことを口にした私が、場の空気を壊した人。いつのまにか、そういうことになっていたのです。間違ったことを言ったつもりはないのに、責められているのは私のほうでした。自分が悪かったのだろうか。何度もそう考えては、うまく眠れない日が続きました。
そして...
そんなある日、意外な人からメッセージが届きました。少なく払っていると私が思っていた、あのママ友です。「この前のこと、ちゃんと話したくて」と。会って話を聞いて、私はようやく気づきました。彼女は自分が少なく払っていたことすら知らなかったのです。まとめ役が、仲のいい人には低い金額を伝え、そうでない人には多めに集めて、その差をうやむやにしていた。少なく見えたのは、彼女のせいではなかったのです。都合よく立ち回っていたのは、表でにこやかにまとめていた、あの人でした。対立させられていた私たちは、同じ手のひらの上にいたのです。今は彼女と、ときどき二人でお茶をしています。
(30代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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