彼氏の浮気相手に連絡した私→相手も騙されていたと判明
増えていく「残業」の言い訳
彼は営業の仕事で、忙しい時期があるのは知っていました。だから最初は、残業が続くのも仕方がないと受け止めていたのです。会えない日が増えても、「お疲れさま」と送るのが私の役目だと思っていました。
けれど、彼の予定は少しずつ読めなくなっていきました。約束していた休日が急になくなり、返信の間隔も開いていく。問い詰めるのが怖くて、私は気づかないふりを選んでいたのだと思います。今思えば、あのときすでに、心のどこかで答えを知っていたのかもしれません。
思い切って送った一通の連絡
彼が席を外したすきに、置きっぱなしのスマホの画面が光りました。表示されていたのは、知らない女性の名前と、親しげなメッセージの一部。見てしまった以上、もう知らなかったことにはできませんでした。
私はその女性の連絡先をたどり、何度も文面を打ち直しました。「突然のご連絡すみません。私は彼の恋人です。一度お話しできませんか」。送信した後、後悔と覚悟が入り混じったまま、返信を待ちました。
返ってきた、思いがけない言葉
返信は、思っていたよりずっと早く届きました。その女性は、私が恋人だと名乗ったことに、本気で驚いている様子でした。「彼女がいるなんて、聞いていません」。彼女もまた、彼から「フリーだ」と聞かされ、信じていたのだといいます。
私たちはメッセージを重ね、彼が二人に別々の顔を見せていた事実を、少しずつつなぎ合わせていきました。怒りの矛先を向けるはずだった相手は、私と同じように騙されていた一人だったのです。
そして…
私は彼に、短いメッセージを送りました。「あの人と話したよ。全部、嘘だったんだね」。それ以上の説明も、責める言葉も、もう必要ありませんでした。
二年という時間を思うと、惜しくないと言えば嘘になります。それでも、彼の嘘に気づかないふりを続けるより、ずっと前を向ける気がしました。同じように傷ついたあの人とは、不思議と穏やかにやりとりを終えることができました。私が失ったものより、知ることができたものの方が、きっと多かったのだと思います。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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