喧嘩中に間違えて「♡」を送ってしまった→彼の「今♡送った?」に対する私の苦しい言い訳
沈黙が続いた1週間
あの口論からもう7日が経っていました。最初の3日は怒りで、次の3日は意地で、そして最後の1日は寂しさで、私は彼にメッセージを送れずにいました。
スマホを開いては彼のメッセージ画面を見つめ、入力欄にカーソルだけが点滅する状態を、自分でも数えきれないほど繰り返したのです。「ごめん」と打っては消し、「元気?」と打っては消し、結局何も送らないまま画面を閉じる。
仕事から帰って夕食を済ませた夜、友達とのグループチャットがにぎやかになりました。「今度の週末ご飯どう?」というお誘いに、私は気を取り直して返信しようとしたのです。
誤って届いてしまった♡
友達には「ありがとう、楽しみ!」と返したくて、絵文字をひとつ添えるつもりでした。絵文字一覧から♡を選び、送信ボタンを押した瞬間、画面の上部に表示されたのは、友達のグループの名前ではなく、彼の名前でした。
すぐに取り消そうと画面をタップしたのですが、操作している間に操作している間に、読まれてしまったのです。やってしまった、と思いました。1週間沈黙していた相手に、よりによって♡を送ってしまった。理由を考える間もなく、画面には次の通知が光りました。
『今♡送った?』に返した苦しい言葉
彼から届いたメッセージは、たった一行でした。
「今♡送った?」
意地でも自分から連絡しないと決めていた相手からのメッセージ。
「ごめん、誤送信!友達に送るつもりだった」
そう送ってから自分で読み返して、苦しすぎる言い訳だと思いました。1週間連絡してこなかった彼に、たまたま誤って♡を送るなんて、漫画みたいな偶然です。
彼から「ふーん」と短い返事が来て、そのあとに「でも嬉しかった」と続きました。画面の文字を見つめながら、私は自分でも何を言いたいのかわからなくなっていったのです。
そして...
その後すぐ、彼から電話がかかってきました。出ると、「もしもし」と少し低めの声が響きました。「私も連絡したかったの」と私が切り出すと、彼は「俺もずっと考えてた」と返してくれました。誤送信ということにした♡を、彼は責めもからかいもしませんでした。
たった1つの絵文字が私たちを近づけたのです。仲直りした翌朝、彼から届いたメッセージにも、小さな♡がひとつだけ添えられていました。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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