知らないと損! インフルエンザ流行期に活用したい「オンライン診療」のメリットと注意点
【医師が解説】インフルエンザ流行期、オンライン診療を活用すれば、迅速な受診と治療の開始につなげられます。費用の仕組み、処方日数の考え方、抗原検査の準備、オンライン診療に向いている症状・向かない症状まで、利用前に知っておきたいポイントを解説します。(※画像:Shutterstock.com)
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の流行期は、「オンライン診療」を上手に活用するのがおすすめです。
以前は、オンライン診療は原則として「初診では利用できない」条件がありました。しかし新型コロナウイルス感染症の流行を経てこの条件は撤廃され、現在は初診からオンライン診療を使えます。ただし、対面診療とは異なる点もあるため、特徴を理解した上で上手に利用することが大切です。ポイントを分かりやすく解説します。
オンライン診療は高い? 保険診療で受けられる? 費用に関するよくある疑問
「オンライン診療は高い」と思っている方がいるかもしれませんが、一部の自由診療のAGAクリニックなどを除き、基本的に保険診療で受診できます。また、対面外来の場合に算定される各種加算や管理料がオンライン診療では請求されないため、その分治療費はやや安くなる傾向があります。
一方で、オンライン特有の費用として、システム利用料が1000円前後かかるクリニックが多いです。金額は施設ごとに異なるため、事前にホームページなどで確認するとよいでしょう。
また、薬の配送料が別途かかる場合があります。薬局で受け取る場合でも、自宅配送の場合でも、料金の確認が必要です。総額では、薬局で薬を受け取る場合は対面診療と大きな差はありませんが、自宅配送の場合は数千円程度の配送料が上乗せされるケースもあるため、少し注意が必要です。
薬の処方日数は短期が基本だが、長期処方も可能。準備すべきものは?
オンライン診療での投薬日数は、一般的に7日以内の短期処方が多い傾向にあります。一方で、薬の名称が以下のもので確認できる場合は、30日程度の長期処方が可能なオンラインクリニックも多くあります。
・お薬手帳
・薬の説明書(カラー説明書)
・診療明細書に記載された薬剤名
・マイナポータルの投薬情報
長期処方を希望する場合は、これらの情報を事前に用意してから受診するとスムーズです。
インフルエンザなどの感染症時に、オンライン診療のメリット
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの感染症の場合、投薬を受けるためには抗原検査などの結果が必要となります。抗原検査は医療機関でしか受けられないと思われるかもしれませんが、全て自宅で完結可能です。
日曜・祝日も含め、薬局や通販で検査キットを入手して使用し、陽性判定が出れば確実に投薬を受けられます。抗原検査キットの有効期限は数年間あるため、流行シーズン前に準備しておくとよいでしょう。
また、クリニックによっては、同居家族や同級生など身近な陽性者が確認できている場合に「みなし陽性」として投薬が可能なケースもあります。事前に確認できれば理想的です。
オンライン診療での薬の受け取りは、自宅配送の場合は時間がかかることがありますが、自分で薬局に取りに行く場合はより早く受け取れます。日曜・祝日でも受け取り可能な薬局(主にドラッグストア)もありますので、活用すれば非常に便利です。
インフルエンザでは発症から48時間以内に抗ウイルス薬を内服する必要があります。新型コロナウイルス感染症の場合も、できるだけ早く治療薬を内服することが望ましいとされています。土曜午後や日曜・祝日などは多くのクリニックや病院が休診です。
対面診療を受けるのが難しい時間帯や曜日でも、オンライン診療を活用すれば診察から投薬までスムーズに受けられます。選択肢として知っておくと非常に便利です。
感染症以外にも広がるオンライン診療・デメリットは検査の限界
現在は、感染症以外でもオンライン診療の活用の場が広がっています。例えば、小児科・皮膚科・精神科などです。
小児で通院困難な場合、オンライン診療が適しているケースは少なくありません。精神疾患で引きこもり状態で対面受診が難しい方でも、オンラインであれば受診のハードルが下がるため、治療につながった事例もあります。感染性皮膚疾患の場合、医療者への感染リスクを避けながら診療できる点もメリットです。
一方、オンライン診療の大きなデメリットとしては、各種検査ができないことが挙げられます。例えば腹痛でオンライン受診をしても、採血、レントゲン、腹部CT検査などは実施できません。そのため正確な診断が難しく、「痛み止めを処方して経過を見る」といった対応が中心になります。腹痛の重症度判断も困難です。
腹痛、頭痛、めまいなど、さまざまな病名の可能性がある症状については、対面診療を受けることが推奨されます。オンライン診療は、単に「対面診療の代替」と考えるのではなく、症状にあわせて上手に「使い分ける」ことも重要です。
慶應義塾大学医学部を卒業後、20年以上にわたり形成外科医として総合診療に従事。患者の要望を丁寧に聞き、一人ひとりに合わせた医療を提供している。
執筆者:井上 義治(形成外科医)
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