北村匠海「現場でも全く話さなくて」宮沢りえとの初共演回顧 オールアップ後に印象変化
2026.08.30 12:53
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俳優の北村匠海、女優の宮沢りえが30日、都内で開催された映画『しびれ』(9月25日公開)完成披露上映会に出席。演じた役柄についてや共演時のエピソードを語った。
北村匠海、声を発さない役振り返る
青年期の大地を演じた北村は「見終わった皆様の前に立つという、やっとこの日を迎えられたなと。どういう空気なんだろうと思って、今入ってきたんですけど、なんだかこの皆さんが見終わった後に感じた空気だけで、不思議と涙が出てしまいそうな、同じ感情をきっと僕らと共有してくれたんだなということを感じております」とコメントした。オファーについては「初めて企画をいただいたのは、かなり前でして。『見たことのない、初めて見る北村匠海を僕は見たい』という、ある種ラブレターのような企画で。内山君と出会ったのは、僕が『アンダードッグ』っていう映画をやっている最中に出会って、付き合いも長い中で、必ず一緒にやりたい、というかいつか必ずやるだろうという監督と、監督の人生が描かれている半自伝的な話を背負えるんだって」と回想。「自分でやるのかと自問する時間もあったんですが、そこから一緒に暗闇の中を泳ぎ続け、そっちじゃない・こっちじゃないっていうのをやりながら」と振り返り「実際に監督と話し合ったときに、『僕と一緒にこの作品で心中してくれ。その覚悟を一緒に背負ってくれ』っていうのを聞いて、僕はやろうって。そこで全てが決まっていた気はします」と明かした。
台詞を発さない役については「言葉を発さないっていうことって、ある意味すごく枷があるような、縛りがあるような感じがするかと思うんですけど、役者としてはすごく、逆に可能性が無限に広がる感覚があって。やっぱり言葉で、自分で今起きている出来事を説明しないからこそ、目に見えている景色だったり、降っている雪だったり冷たさとか、人の心の温度だったり、そういうものにものすごく敏感になれるので。とても楽しく、実はお芝居をやらせていただいていました」とコメント。「すごく自由度の高い役だなと、僕は正直思っていました。監督とのやり取りも、何を見るかだよっていうことだけだったので。常に内山君と二人で、今巻き起こっていることをどう見つめるかっていう、そこをピュアにやり続けるという仕事でしたね。それが難しい役どころと言われてしまうかもしれないんですけど、難しさということではなくて、宮沢さんもそうだし、僕もそうだし、この映画に出てくる人たちはみんな、その瞬間を生きていたので。芝居ということを度外視した、ある種そういう記録だなと思っています」と語った。
北村匠海、宮沢りえとの初共演
大地の母・亜樹を演じた宮沢との初共演については「20年間なので、僕以外の大地たちは、また僕とは違う過ごし方をしていて。そこには愛情もあれば痛さもあれば、温かさもあれば冷たさもあったような時間を過ごしていた中で、最後に僕にたどり着き。僕が初めて宮沢さんと対峙した時に、一言も、役としてもそうだし、現場でも全く話さなくて。本当にただ見つめ合うだけという時間だったんです」と回想。「宮沢さんがオールアップした後に、ポスターの撮影とかをして。そこでなんて明るい人なんだろう!って(笑)。現場ではお互い、大地と亜樹としての距離感っていうのがあったんですけど、『私怖くないから!』っていうのを言われて。すごく心が、大地としてほどけた感覚がありました。それを大地を演じてくれたみんなにも、この時間はみんなでいたかったなって。とてもハートフルで、監督もこうやって毎日抱きしめられていたんだろうなって」と明かした。宮沢は「幼少期・青年期と、私は時間を彼らと共にすることで積み重なってきたものが、ぱんぱんに詰まっている状態で、成人した大地に出会うシーンだったので。そこのシーンに描かれているものの外に、自分の中にも充満しているものがあって。ポスターの撮影の時には、『仲の良い雰囲気を』っていうリクエストをいただいたので。最後のシーンのいろんな感情から解き放たれて、思う存分大人になった大地を抱きしめるっていう、幸せな時間でした」と笑顔で振り返った。
北村匠海主演「しびれ」
本作は、⾃分の居場所を探す孤独な少年・大地が、息をのむような⼤きな愛を知るまでの20年間を描く。この日は内山拓也監督も登壇していた。(modelpress編集部)
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