広瀬アリス、8年ぶり映画単独主演 人気小説原作・余命1年の音楽教師演じる【沖晴くんの涙を殺して】
2026.06.18 08:00
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額賀澪氏が手掛ける長編小説『沖晴くんの涙を殺して』が映画化され、10月2日に全国公開することが決定。女優の広瀬アリスが主演を務める。
広瀬アリス、8年ぶり映画単独主演
本作が2018年公開『巫女っちゃけん。』以来、8年ぶりの映画単独主演となる広瀬。今回、余命1年を宣告され故郷に戻ってきた音楽教師・踊場京香を演じる。故郷で死と引き替えに「喜び」以外の感情を失った高校生・沖晴と出会うことにより、2人は死を抱える者同士として、自身の限りある人生に「生きる」をもたらしていき、次第に心を通わせていく。本作について広瀬は「“生きる”という事に直面した京香と沖晴くんの人間物語だと思っています。京香を演じていくと、自然と自分の弱いところも愛そう。そんな優しい気持ちになれました。」とコメントを寄せている。監督は、人間の感情の揺らぎや孤独、性や生と死の関わりを、絵画を思わせる詩的な映像と緻密な音響設計で繊細に描き、数々のヒット作を生み出している矢崎仁司氏。1980年、日本大学芸術学部映画学科在学中に発表した『風たちの午後』で監督デビュー。ヨコハマ映画祭自主製作映画賞を受賞し、海外映画祭でも注目された。1992年に発表した『三月のライオン』ではベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待され、ベルギー王室主催「ルイス・ブニュエル『黄金時代』賞」を受賞するなど国際的な注目も集める。文化庁芸術家海外研修員としてロンドンに留学中、ロンドン、パリ、東京を舞台に『花を摘む少女 虫を殺す少女』(2000年)を制作。『ストロベリーショートケイクス』(2006年・魚喃キリコ原作)、『スイートリトルライズ』(2010年・江國香織原作)、『太陽の坐る場所』(2014年・辻村深月原作)、『無伴奏』(2016年・小池真理子原作)、『さくら』(2020年・西加奈子原作)、『早乙女カナコの場合は』(2025年・柚木麻子原作)など、人気小説やコミックの実写化、豪華キャストを迎えた商業映画においてもその卓越した作家性を発揮し、映画の可能性に挑み続ける作風が国内外で高い評価を受けている監督だ。
広瀬アリス主演「沖晴くんの涙を殺して」
末期の乳がんを患い余命1年を宣告され、治療しないことを選択し故郷の瀬戸内海の島に戻ってきた音楽教師の踊場京香(広瀬)。祖母の営むカフェを手伝いながら、母校の合唱部の指導をすることになり、そこでいつも笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴と出会う。ある時京香は彼が津波で家族を亡くしたことを知るが、笑いながらそのことを話す沖晴に京香はなぜ笑うのか聞くと、彼は津波に流されたときに喜び以外の感情「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」を失い、何も感じないのだと答える。ところが、ある事件をきっかけに失われた感情の1つがうっすらと顔を出し始め、余命わずかな京香と、感情を失った沖晴の、感情を取り戻す不思議な日常が始まる。(modelpress編集部)
広瀬アリスコメント
生きていると笑ったり泣いたり怒ったり、沢山の感情になります。この作品はそんな多くの感情に触れながら、“生きる”という事に直面した京香と沖晴くんの人間物語だと思っています。綺麗事だけでは生きていけない世の中で、それぞれの悩みや葛藤と向かい合いながら、心と心を通じ合わせて生きていく2人を描いています。お芝居を通して、自分と向き合えた時間でもありました。京香を演じていくと、自然と自分の弱いところも愛そう。そんな優しい気持ちになれました。こんなにも日常が、そして感情が素晴らしく愛おしいものなのかと、そう思える映画になっています。原作者:額賀澪氏コメント
自分がこれまで書いてきた作品の中でも、『沖晴くんの涙を殺して』は特に思い入れの強い作品です。刊行直後に映画化の打診をいただき、長い時間をかけて完成したことをとても嬉しく思います。スタッフ・キャストの皆様をはじめ、多くの方が全力で作品に寄り添ってくださいました。 「ネガティブな感情などなければどれほど楽に生きられるだろう」と思うことも多い日々の中で、怒りや悲しみや不安を感じるからこそ噛み締められる幸せがある。映画の中の京香や沖晴が、原作者である私にも改めて教えてくれました。
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