HiHi Jets作間龍斗、“ほぼ素”のシーン告白 人生初の貴重な経験も語る<ひらいて>
2021.11.23 21:07
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HiHi Jets/ジャニーズJr.の作間龍斗が23日、都内で行われた映画「ひらいて」の大ヒット御礼舞台挨拶に、共演の芋生悠、メガホンをとった首藤凜監督とともに登壇した。<※一部内容ネタバレあり>
作間龍斗「ひらいて」周囲からの反響明かす
10月22日の公開から早くも1ヶ月を迎えた本作。主人公の愛の片想い相手・たとえ役を演じた作間は、周りからの反響について「地元の友達や親戚など、たくさんありましたね!ムズムズしたと。普段の作間を知っている方からは、あの感じは想像できないと(笑)。でも映画自体は面白くて、考えさせられたと仰っていただきました」と語り、「今のところ悪い評価は有難いことになくて、いい経験をさせていただいたので、そうやって言っていただくのは嬉しい」と笑顔を見せた。たとえの秘密の恋人・美雪役を演じた芋生は「私は(映画『呪怨』などの)清水崇監督からLINEがきて『泣いちゃった』と。愛ちゃんと美雪の2人の関係が好きだったそうです」と告白。
それを聞いて首藤監督は「同性の方を意識して脚本を書いていたんですけど、結構いわゆる“おじさん”の方たちが『昔はたとえ君だった』とか、色んな感想をいただきます」と周囲の反響を明かした。
また、撮影時を振り返り、芋生が作間について「作間さん、現場ではこんなに明るくないですよね(笑)」と現場の様子を明かすと、作間も「たとえに引っ張られていた感じがあるんですかね。でも100均に行ってマジックキットを買って来てチェーンにリング通せるかとか、みんなに見せたりしてたんですけど(笑)」と当時のエピソードも披露した。
作間龍斗「あの時の僕は、ほぼ素です」撮影裏話語る
さらに、この日は上映を観終わったばかりの会場の観客から「質疑応答」を実施。東京の大学受験に向かうたとえに美雪がバス停でホッカイロを渡す2人のシーンで「美雪が出したカイロの多さにビックリした」という作間のエピソードへの質問が飛ぶと、作間は「あの時の僕は、ほぼ素です(笑)。あの量がバッグから出てくると思わないじゃないですか。10袋くらい詰まっているのが2つくらい出てきて、面白くて笑いましたね」と笑顔。
芋生も「笑っちゃわないようにしていた」といい、首藤監督も「美雪の天然のところが出ているシーンですね(笑)」と数少ない2人のシーンの微笑ましい裏話を明かした。
たとえと美雪を演じるにあたって気をつけたところや緊張したシーンについての質問が飛ぶと、作間は「たとえは、この落ち着きのない感じ、目線の移動、へらっとしている所をなくすようにはしましたね」と落ち着きのない仕草をステージ上で見せ、「動いてないと本当に死んじゃうんですよ。逆にたとえはビクともしないんで(笑)」と素の自分との違いに苦戦した様子。
一方で、芋生は「たとえ君と愛ちゃんとの関係性はずっと意識していた」と明かし、緊張したシーンについては、たとえ・愛・美雪の3人がたとえの実家に乗り込み、たとえの父親(萩原聖人)に東京行きを直訴するシーンと回答。
これには作間も共感し、「かまぼこを切るのに、なんであんな切れ味の悪い包丁を使っているのか(笑)。萩原さんがすごく怖かったので…」と振り返った。
また、萩原の胸ぐらを掴むシーンについて作間自身は、初の「胸ぐら掴みシーン」だったと告白。「初めてで、指がめちゃめちゃ痛かったんですよ!胸ぐら掴むと、こんなに痛くなるんだって(笑)」と貴重な経験をしたことを語った。
作間龍斗&芋生悠「ひらいて」続編に期待も
続いて、ラストにたとえが愛の顔を両手でつかむシーンについて「あのシーンだけは、たとえから愛ちゃんに歩み寄っていて、たとえの心境の変化があったのか?」と質問が飛ぶと、作間は「あそこで初めて愛の顔をちゃんと認識したんです。こういう顔してたんだって。たとえが心を開いたというか、そういたものがそこに詰まっているのではと思います。心から目が合うというシーンで、すごくきれいなシーンですよね。鶴が舞っていて…」と回答。首藤監督も「たとえ君と愛ちゃんの歩み寄りというのは脚本段階でずっと悩んでいたので、たとえ君として顔を認識してくれたのは嬉しいですね。鶴を舞わせるのはすごく大変でしたが、撮れてよかったです」と感慨深げに語った。
さらに、「まだ経済力もないたとえと美雪だが、東京に出てから2人はどうなると思いますか…?」という質問が出ると、芋生は「美雪はこんなにやっておいて、実はずっとたとえと一緒にいる気がしないんですよね」と驚きの発言。
作間も2人の経済力を鑑みて「現実的なことに直面したらね。まぁ難しいですね…」と考え込み、芋生が「続編作りますか(笑)?」と提案すると、首藤監督も「10年後とか結構考えますよね…」と共感。それぞれがその後の3人のイメージを膨らませた。
芋生悠、作間龍斗からの“印象的な言葉”明かす
劇中で、たとえが愛に「貧しい笑顔だね」と言うシーンについて、「首藤監督はもっと突き放す感じで言って欲しかったと仰っていましたが、今その感じで見せていただくことは出来ますか?」とお客さんから作間に無茶ぶりが飛ぶと、作間は「やばいのきたな…(笑)」とこぼしつつ「すごい楽しい『貧しい笑顔だな』になっちゃいますよ(笑)。あのイメージのまま、皆さんお帰りください」と語って会場を笑わせた。また、山田と作間、芋生の3人で1回だけ現場でオフで話した時があったといい、当時について芋生は「たとえ君(作間)が『どんな顔で話していいか分からない』って言っていたのが印象的です」とコメント。
これに対して作間は、「それは作間ですね(笑)。愛と美雪が一緒になっているのも、恐かったです…」と当時の正直な心境を明かした。
舞台挨拶の最後には、芋生が「上映が始まってから沢山の方に観ていただいて、この作品がちゃんと届いているんだなと実感しています。キャストスタッフみんなで一緒に頑張って作った作品なので、今後も皆さんにすすめていただけたら」と呼びかけ。
作間も「いま質問いただいて、僕自身も気づいたことがあったり、観る視点を変えるだけで色々考えられる映画になっていると思います。もっとたくさんの方に観ていただけたらいいなと思っております」と話し、首藤監督も「こういう形で直接質問を聞いて、とても丁寧に感じとっていただけているんだと大変嬉しいです。1カットでも1シーンでも皆さんの記憶に残っていたら嬉しいです」と笑顔で語った。
映画「ひらいて」
本作は女性から圧倒的な支持を得る芥川賞作家・綿矢が、高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった小説「ひらいて」が、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督・首藤凜による脚本・監督にて映画化。学校でも優等生でビジュアルも良く人気者の「愛」。恐れを知らない彼女の熱い恋心は、彼の「恋人」にまで向けられ、物語は三角関係だけにとどまらない方向へと進んでいく…。エキセントリックでありながらも切実な純愛を描き、いかなる恋愛映画も及ばなかった境地に行き着く、青春映画の系譜を飛び越えた作品となっている。(modelpress編集部)
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