映画「曇天に笑う」で主演を務める福士蒼汰

福士蒼汰、厳選されたイケメン達と人気コミック実写映画化「お兄ちゃんとして頑張りたい」<コメント到着>

2016.07.04 08:00

俳優の福士蒼汰が、累計120万部を誇るコミックシリーズを実写映画化した「曇天に笑う」(2017年公開)で主演を務めることが分かった。本作では、定評のある身体能力を駆使してアクションシーンにも挑戦。『踊る大捜査線』シリーズなどを手がけた本広克行監督と初めてタッグを組むにあたり、「本広監督作品はとてもキャラクター達が格好良く描かれていて、かつ、リアリティに溢れていると思います。今回も『曇天に笑う』の各キャラクターをクールに、そして温かく作って頂けると信じているので、僕も監督の力をお借りして、精一杯演じていきたいです」と意気込みを語った。


「曇天に笑う」を実写映画化

コミックから、アニメ・舞台とカタチを変えても高い人気を誇った同シリーズは、明治維新後の滋賀県・大津が舞台。300年に1度蘇り、人に災いをもたらすという巨大な力を持つ大蛇を封印すべく立ちあがった曇天火・空丸・宙太郎の“曇天三兄弟”と、明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲、そして、その力を手に入れ明治政府を転覆させるため動き出した忍者集団・風魔一族が、三つ巴の戦いを繰り広げる。

原作を読み、「それぞれのキャラクターが魅力的だと思いました。実写化するにあたっても、原作のキャラクター達の魅力を取り入れられたらと思います」と語る福士。自身が演じる“曇天三兄弟”の長男・曇天火については、「すごく頼りがいがある“ザ・兄貴”という男なので、自分もそういう存在になれるように、お兄ちゃんとして頑張りたいと思います」と熱意を露わにした。

福士蒼汰が演じる曇天火(C)唐々煙/マッグガーデン
福士蒼汰が演じる曇天火(C)唐々煙/マッグガーデン
本広克行監督
本広克行監督

福士蒼汰「ド派手に盛り上げていきたい」

福士は、6月下旬にクランクインしており、「比較的自由にやらせていただいていて、自分が『天火ってこういう動きするのかな』とトライしてみると、監督も『いいね』といってくださって、やりがいのある現場だと思います」と既に充実している様子。

「ただアクションをするのではなく、アクションの細かい所作の中で天火のキャラクターを見せていきたい」と自身が見据えているイメージを明かし、「日本のスペシャルエンタテイメントとして、ド派手に盛り上げていきたいです。日本国内に限らず世界中の人にも見て欲しいです」と呼びかけた。

福士蒼汰、曇天火(C)唐々煙/マッグガーデン
福士蒼汰、曇天火(C)唐々煙/マッグガーデン

選びぬかれたイケメンが集結

天火役に福士を起用した理由について、本広監督は「まるで太陽のような存在のど真ん中のヒーローであり、同時に責任感の強い三兄弟の長男として宿命に抗うために戦う哀しみや葛藤を抱える複雑で魅力的なキャラクター。誰もが認める天性の“スター”である福士さんの魅力と見事に共鳴しています」と説明。「天火役に欠かせないのが鉄扇を使った華麗なアクション。福士さんはアクションへの熱意が非常に強く、稽古段階でもすでにその動きは見惚れてしまうほど」と太鼓判を押した。

また、マンガ原作の実写映画化が相次ぐ中で、なぜ「曇天に笑う」のメガホンを自分に託されたか考えたという本広監督。その結果、自身が携わったヒット作は、ほとんど全て「オトコたちの物語」だったといい、「映画『曇天に笑う』は、自分の関わった作品を全て超える勢いで作って行きたいと思ってます!打倒『踊る大捜査線』、打倒『PSYCHO-PASS サイコパス』!原作の持つ素晴らしい世界観とドラマ性を大切にしつつ、笑って泣けてハラハラできる、ど真ん中の“ニッポンのエンターテインメント”を作りたい。とにかく、全力を尽くします!」と並々ならぬ気負いをあらわにした。

そして、残る曇兄弟や政府直属の秘密部隊“犲”、忍者一族“風魔”など総勢16名の主要キャストも順次発表していくとのこと。長い時間をかけて選び抜いたには「今後の日本映画を担っていくであろう精鋭中の精鋭(イケメン尽くし!)たち」といい、「いま気になる若手の役者たちと仕事ができるのは本当に楽しみです」と期待をよせた。

原作者も期待

一方、原作の唐々煙氏は、実写映画化が決まり、「数ある作品の中から選んで頂き、大きな展開になるのは嬉しく思います」と喜びをコメント。「どんな世界になるのか、単純に作品を愛し、映像が好きな身として、ただただ楽しみにお待ちしております」と語った。(modelpress編集部)

福士蒼汰コメント

Q:本広監督との初タッグについて
本広監督作品はとてもキャラクター達が格好良く描かれていて、かつ、リアリティに溢れていると思います。今回も『曇天に笑う』の各キャラクターをクールに、そして温かく作って頂けると信じているので、僕も監督の力をお借りして、曇天火を精一杯演じていきたいです。

Q:原作を読んでの感想は?
それぞれのキャラクターが魅力的だと思いました。どのキャラクターにも過去があり、読者それぞれ好きなキャラクターができる作品なので、実写化するにあたっても、原作のキャラクター達の魅力を取り入れられたらと思います。

Q:クランクインし、監督の演出はいかがですか?
比較的自由にやらせていただいていて、自分が“天火ってこういう動きするのかな”とトライしてみると、監督も“いいね”といってくださって、やりがいのある現場だと思います。

Q:クランクインしての感想は?
クランクイン初日は曇家と金城白子とのシーンでしたが、監督もここで各キャラクターを掴んでほしいとのことで、何回も段取りを繰り返し、いい空気感だったと思います。

Q:撮影現場の雰囲気は?
撮影が始まって数日なので、まだ探り探り演じています。本広組はすごく明るくて、笑いの多い現場でいい雰囲気ですが、締めるところは締めてやっている現場だなと思います。

Q:「曇天火」という役柄への意気込みは?
天火という役は、すごく頼りがいがある“ザ・兄貴”という男なので、自分もそういう存在になれるように、お兄ちゃんとして頑張りたいと思います。

Q:アクション・エンタメ感満載の本作に主演するにあたって意気込みは?
日本のスペシャルエンタテイメントとして、ド派手に盛り上げていきたいです。日本国内に限らず世界中の人にも見て欲しいです。

Q:アクションへの気概は?
今回特に感じていることは、ただアクションをするのではなく、アクションの細かい所作の中で天火のキャラクターを見せていきたいと思っています。

Q:天火の武器は鉄扇という珍しいもので、舞の要素も求められますが実際使ってみていかがですか?
まず、鉄扇を武器として戦うことが初めてで、32cmと短くて相手との間合いの近さに苦戦することもありますが、一番は扇を開いた状態でのアクションが難しいです。空気抵抗を受ける中で、舞うような戦い方になるので美しく動けるように研究したいと思います。鉄扇という武器自体がすごく新しくて、人を殺めない天火らしいと思います。

Q:歴史ファンタジーとして注目される本作、衣装、メイクなどの印象は?どんな作品世界を作りたいですか?
和と洋の混ざり合った文明開化の時代、僕が好きな時代の一つです。髷をゆっている者がいる中でスーツを着た者、和洋折衷な服を着ている人々、とても素敵だなと思います。タイトルの通り、『笑う』ということをテーマに曇天ワールドを作っていきたいと思います。

本広克行監督コメント

『曇天に笑う』は明治初期、神秘的で格好良いオトコたちが、近江につたわる伝説の“オロチ”復活を巡って戦いを繰り広げるアクション満載の王道娯楽映画。唐々煙さんが壮大なストーリーで描いた原作は、熱狂的な支持を得ている傑作マンガです。
 
主演の曇天火(くもう・てんか)役には福士蒼汰さん。まるで太陽のような存在のど真ん中のヒーローであり、同時に責任感の強い三兄弟の長男として宿命に抗うために戦う哀しみや葛藤を抱える複雑で魅力的なキャラクター。誰もが認める天性の“スター”である福士さんの魅力と見事に共鳴しています。天火役に欠かせないのが鉄扇を使った華麗なアクション。福士さんはアクションへの熱意が非常に強く(『カリ』という格闘技も個人的に習っていたとか)、稽古段階でもすでにその動きは見惚れてしまうほど。
 
また、残る曇兄弟や政府直属の秘密部隊“犲(ヤマイヌ)”、滅んだはずの忍者一族“風魔”など総勢16名の主要キャストも順次発表していきます。長い時間を掛けて選び抜いた、今後の日本映画を担っていくであろう精鋭中の精鋭(イケメン尽くし!)たちです!いま気になる若手の役者たちと仕事ができるのは本当に楽しみです。
 
昨今、マンガ原作の実写映画化が相次ぐ中、なぜこの作品のメガホンが私に託されたのか改めて深く考えてみますと、これまで私が関わってきたヒット作品はほとんど全て「オトコたちの物語」であったことに気がつきました。ならば映画『曇天に笑う』は、自分の関わった作品を全て超える勢いで作って行きたいと思ってます!打倒『踊る大捜査線』!打倒『PSYCHO-PASS サイコパス』!原作の持つ素晴らしい世界観とドラマ性を大切にしつつ、笑って泣けてハラハラできる、ど真ん中の“ニッポンのエンターテインメント”を作りたい。とにかく、全力を尽くします!!

原作・唐々煙氏コメント

数ある作品の中から選んで頂き、大きな展開になるのは嬉しく思います。福士さんはいつもテレビで観ていたし、何よりあの本広監督が「曇天に笑う」を作ってくれると言うことに未だに驚いています。監督が面白いと思うことを見たいです。どんな世界になるのか、単純に作品を愛し、映像が好きな身として、ただただ楽しみにお待ちしております。
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