綾野剛「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」ティザービジュアル(C)2007 福田ますみ/新潮社(C)2025「でっちあげ」製作委員会

綾野剛“史上最悪の殺人教師”と呼ばれた男役で主演 柴咲コウ・亀梨和也らキャストも解禁【でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男】

2025.04.02 06:00

俳優の綾野剛が主演を務める映画「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」が、6月27日に公開決定。このたび、出演キャストとティザービジュアル・特報映像が解禁された。

  

綾野剛、“殺人教師”と呼ばれた男演じる

2003年、小学校教諭・薮下誠一(綾野)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。20年前、日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件。報道をきっかけに、担当教輸は「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ、停職処分になる。児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展。しかし、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるのであった。

第6回新潮ドキュメント賞を受賞した、福田ますみ氏のルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」(新潮文庫刊)を映画化。綾野が主人公の薮下を演じる。「ヤクザと家族 The Family」(2021)、「カラオケ行こ!」(2024)など国内外で高く評価される作品への出演が相次ぎ、2024年にはNetflixシリーズ「地面師たち」で社会現象を巻き起こすなど常に先頭を走り続けている綾野。「エンタメとルポルタージュの共存、共演者と芝居の総当たり戦。毎シーン呼吸を忘れるほどの魂の揺らぎ、各部署のとてつもない胆力。三池崇史監督の祈りを道標に、ただただ魅了された現場でした」と、2009年の「クローズZEROⅡ」以来実に16年ぶりとなる三池組での日々を振り返る。

監督は三池崇史氏。「悪の教典」(2012)、「初恋」(2020)、「怪物の木こり」(2023)など映画での活躍は言わずもがな、2025年にはTVドラマ「新・暴れん坊将軍」でも監督をつとめるなど精力的に活躍の場を拡げ続ける。実話をもとに人間の静かな恐ろしさを描いた本作は三池氏の作品群の中でも異色となっており、自身も「余計な演出をできるだけ排除し、冷静に作り上げたつもりです。ですから、この恐怖は本物です」と自信をのぞかせた。

柴咲コウ・亀梨和也らキャスト解禁

共演は2004年の「着信アリ」や、2014年「喰女 クイメ」に続く三池作品出演となる柴咲。そして「怪物の木こり」で主演を務めた亀梨和也と、いずれも三池監督と再タッグとなる2人が本作でも刺激的な存在感を放っている。さらに、脇を固めるのは木村文乃、大倉孝二、迫田孝也、光石研、北村一輝、小林薫ら、現代日本映画界で欠かすことのできない実力派キャスト陣が、三池監督が語る「冷静な恐怖」を体現すべく【本気の演技合戦】を繰り広げる。物語より奇妙で恐ろしい事件の記録を基に、心臓を締め付けるような緊張感で満たされた時間を作りだした。合わせて原作者の福田氏、企画・プロデュースの和佐野健一氏からのコメントも到着した。

「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」特報&ビジュアル解禁

さらに、本編映像初出しとなった特報映像が解禁。小学校教諭・薮下(綾野)が児童・氷室拓翔(三浦)へ執拗かつ凄惨な虐めを行う描写から始まる。拓翔の母、氷室律子(柴咲)は虐めに気づくと涙ながらに学校へ訴えるが…。一転、人が変わったように体罰の疑惑を否定する薮下。謝罪の場となった保護者懇談会での追求の目と、これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨)から追われる日々。過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、マスコミの標的となった薮下の日常が壊れていく様が、心臓を締め付けるかのような不協和音とともに描かれていく。耐え難い緊張感と底知れぬ絶望感はどこまで続くのか。

あわせて解禁となるティザービジュアルは、綾野演じる薮下の絶望、失意、緊張、混迷、あるいは解脱…?一言では言い表せない様々な感情を含んだ顔が描かれ、特報とともに見る者の想像を刺激するインパクトのあるビジュアルとなっている。今後、各キャストそれぞれのビジュアルも解禁される予定となっている。(modelpress編集部)

薮下誠一役:綾野剛コメント

エンタメとルポルタージュの共存、共演者と芝居の総当たり戦。毎シーン呼吸を忘れるほどの魂の揺らぎ、各部署のとてつもない胆力。三池崇史監督の祈りを道標に、ただただ魅了された現場でした。ぜひ劇場で目撃して頂けたら幸いです。

監督:三池崇史氏コメント

この映画は、現実に起こった事件に基づいている。さらに正確に言うと、ジャーナリスト・福田ますみ氏による渾身のルポルタージュ「でっちあげ」を核にして作り上げたエンターテインメント。「殺人教師」にでっちあげられた男の、怒りと恐怖、そして、哀しみに包まれた人生の記録です。余計な演出をできるだけ排除し、冷静に作り上げたつもりです。ですから、この恐怖は本物です。何よりも恐ろしいのは、人ごとではなく明日、あなたの身に起こるかもしれない人災であるということ。被害者にも、いや加害者にも、あなたはそのどちらにもなり得るのです。

原作者:福田ますみ氏コメント

「よくこんなリアリティゼロの下手な小説を書くな。いくら小説だからって、もう少し現実にありそうなストーリーを考えろよ。えっ、これほんとうにあったこと?マジか!」。ある読者が、拙著を読んで寄せた感想である。そう、これは真実の物語だ。細部にまでこだわった迫力の映像が、学校現場で起きたありえない狂気を、そしてそこから増幅された社会の狂気をリアルに描いている。主人公が、たまりにたまった怒りを爆発させるシーン、綾野剛さんの鬼気迫る演技は鳥肌ものだ。観客にとっては、あっというまの129分だろう。

企画・プロデュース:和佐野健一氏コメント

このルポルタージュに出会った瞬間、これは今すぐ映画にすべきだと確信しました。誰かを糾弾するためでも、「真実とは何か?」という難解なテーマを投げかけるためでもありません。三池監督、綾野さん、そして素晴らしい俳優陣の想いが、この作品をただひたすら純粋に、心の奥深くに突き刺さるエンターテインメントへと昇華させてくれました。

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