綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子(C)2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

綾瀬はるか、6年ぶり吹替声優担当「野生の島のロズ」日本語吹替版キャスト決定

2024.11.28 08:00

アニメーション映画『野生の島のロズ』(2025年2月7日)の日本語吹替版キャストが決定。主人公は、女優の綾瀬はるかが担当する。

  

ドリームワークス・アニメーション最新作「野生の島のロズ」

野生の島のロズ(C)2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
『シュレック』や『ボス・ベイビー』『ヒックとドラゴン』シリーズなど、数々のヒットアニメーションを生み出してきたドリームワークス・アニメーションが贈る最新作『野生の島のロズ』。本作は、野生の島で起動した最新型アシスト・ロボの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語である。

原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる著書『野生のロボット』シリーズ。2016年に出版された『野生のロボット』はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得するなど数多くの文学賞を受賞した傑作童話だ。

監督・脚本は、ディズニーで経験を積み『リロ&スティッチ』(2002)の監督を務め、ドリームワークスで『ヒックとドラゴン』(2010)などを手掛けてきたクリス・サンダース。製作は、ドリームワークス・アニメーションの『ボス・ベイビー:ファミリー・ミッション』『カンフー・パンダ』シリーズのジェフ・ハーマンが務める。

本国の声優キャストには、ロボットのロズ役に『それでも夜は明ける』(2013)で第86回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、その後も『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)や『クワイエット・プレイス:DAY 1』(2024)など話題作への出演が絶えない実力派女優ルピタ・ニョンゴをはじめ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウといった名だたるキャストが声を吹き込んでいる。

綾瀬はるから「野生の島のロズ」日本語吹替版キャスト決定

本作の主人公で、徐々に心が芽生えていく最新型アシスト・ロボットのロズ役は、数々の映画やドラマに出演し、近年ではアクション映画『リボルバー・リリー』(2023)で第47回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど誰もが認める女優として活躍し続けている綾瀬に決定。本作で6年ぶりに吹替声優を担当する綾瀬。ロボット役のオファーに初めは難しそうだと思ったが、「ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で」と演じる中でロズが変化する過程に面白さを感じたことをコメントしている。

お調子者でずる賢く臆病だが、ロズの相談相手として友情を育んでいくキツネのチャッカリ役を演じるのは、現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」に出演するほか、映画やドラマで数々の受賞歴を誇る俳優、柄本佑。オファーに対して嬉しさと同時に緊張もあったというが「チャッカリは、大人っぽいクールなところと子供っぽいところの両極があるのが魅力です。最初は口を合わせるのも難しかったのですが、監督の立体的で奥行のある演出のおかげでただただ楽しくやらせていただきました」とアフレコでの様子を振り返っている。

ロズに育てられ立派に成長していく雁(ガン)のキラリ役を、子役としてデビューし、その後ドラマや情報番組のパーソナリティなど多方面で活躍、キラリ同様国民がその成長を見守ってきた俳優の鈴木福。「僕自身も割とポジティブなので、そこはキラリと似てるんじゃないかと思います」とキラリとの共通点を明かす鈴木は、悩みながらも様々な経験を経て成長していく姿を魅力的に演じる。

そして、たくさんの子供たちを逞しく育て、ロズをサポートするオポッサムの母親、ピンクシッポ役は、タレントや女優として活躍しながら、ロボットの研究活動をしているいとうまい子が務めることに決定した。いとうは「ピンクシッポは子だくさんで肝が据わっているお母さんなのですが、難しかったところは、普通芝居をするときよりも5倍~10倍くらいテンション高くやらなければいけないことでした」とアフレコでの苦労と面白さを振り返っている。

さらに、渡り鳥のリーダーであるクビナガ役を千葉繁(「ONE PIECE」バギー役など)、ロズを回収するために島へやってくるロボットのヴォントラ役を種﨑敦美(「SPY×FAMILY」アーニャ・フォージャー役など)、不機嫌で引っ込み思案なビーバーのパドラー役を山本高広(「逃げ上手の若君」市河助房役など)、島の野生動物界の頂点に君臨するクマのソーン役に田中美央(「怪獣8号」乃木坂十蔵役など)といった声優陣が脇を固めている。

本予告映像&本ポスタービジュアル一挙解禁

そして、吹替キャストたちの声が吹き込まれた本予告映像も到着。物語は、人間の生活をより快適にするために開発された最新型アシスト・ロボットのロズが、台風の影響で行方不明となり無人島に漂着するところから始まる。“ご用件”を求めて島を歩きまわっていたロズは、ある日、偶然見つけた雁の卵が孵化する瞬間に立ち会う。子育てがプログラムされていないロズは、ひな鳥を“キラリ”と名付け、子だくさんママであるオポッサムのピンクシッポやキツネのチャッカリの協力を得ながら子育てに奮闘する。「翼のちいさなあの子は厳しい自然では生き残れない」というチャッカリに、ロズは「立派に育ててみせます」とキラリの成長を決して諦めずに見守り続ける。

やがて渡り鳥として巣立つ日が訪れ、ロズはキラリとの別れに直面する。その瞬間、初めて寂しげな表情を浮かべ、「頭で処理しきれないほど、胸にこみ上げてくるこのあたたかい気持ちは、何て言うんですか?」と自分の中に芽生えた“心の存在“を告白する。そして、はじめは怪物としてロズを拒絶していた動物たちも、次第に彼女の優しさに触れ、島の“家族”として受け入れるようになっていく。動物たちと共に厳しい冬を超えた頃、突如としてロズを回収するためのロボットが無人島に襲来。今や自分の居場所となった島で生きるために、ロズは自分のプログラムを超えて立ち向かっていくことを決意する。動物たちと力を合わせ、島の未来を駆けた運命の戦いが始まる。

さらに、ロズと動物たちが共に生きようとする姿を美しく描き出した本ポスタービジュアルも解禁。美しい光に照らされて空を舞う雁の群れとともに、肩にキラリを乗せたロズが両手を広げて駆け出していく。そのまわりには、チャッカリやピンクシッポをはじめとする島の動物たちが、生き生きとした表情で彼女の後を追う姿が描かれている。

本作では、人間をアシストするロボットとして開発されたロズが、大自然の中で出会った“小さな命”を守るため、プログラムされていなかった「子育て」に挑戦。動物たちと助け合いながら成長するロズが、その過程で愛情や喪失感を学び、仲間を大切にする“心”を育む姿が描かれている。(modelpress編集部)

綾瀬はるか(ロズ役)コメント

最初にオファーをいただいた時、「ロボット役は難しそうだな…」と思ったので、収録の前に海外で見かけたAIロボットを撮影して見直してみたり、スマートフォンのアシスタントアプリに話しかけてみたりしていました。ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で。難しいと思っていたその過程が、最後は面白く感じて不思議でした。ロズの素敵なところは、島の動物たちを助けて、それが自分の喜びになっていくところです。ロズだけではなく、全てのキャラクターも愛おしく魅力的で、全ての皆さんに必ず共感できるところがあると思います。

柄本佑(チャッカリ役)コメント

オファーをいただいた時、アニメが好きなので嬉しい!という気持ちと同時に頑張らなきゃ…と緊張しました。この『野生の島のロズ』を見ながら、僕自身も恥ずかしながら泣いてしまったのですが、本当に素敵な世界観なので、キツネのチャッカリというキャラクターのイメージを崩さないように準備して吹き替えました。チャッカリは、大人っぽいクールなところと子供っぽいところの両極があるのが魅力です。最初は口を合わせるのも難しかったのですが、監督の立体的で奥行のある演出のおかげでただただ楽しくやらせていただきました。とても気持ちの良い、誰でも楽しめる作品になっていますので、大人も子供も、家族で見に来ていただけたらと思います。

鈴木福 (キラリ役)コメント

最初にこの作品を観た時、キラリの役をやらせてもらう喜びと、ロズとキラリ、そして周りの動物たちとの絆にジーンときたのですが、隣で見ていたマネージャーさんたちの方がもっと感動して涙していて(笑)。僕の演じたキラリは、ロボットに育てられた雁なので、他の鳥たちと違うところをあまりネガティブにとらえすぎず、ポジティブに進んでいく勇敢な子だと感じました。僕自身も割とポジティブなので、そこはキラリと似てるんじゃないかと思います。鳥なのに、ロボットっぽい動きを真似て、自分で「ウー、ガチャ―」と言いながら歩いたり、「変換器をオーバーヒートさせて補助冷却装置が消滅」などのロボット専門用語的な台詞があるのが難しくもあり、面白かったです。

いとうまい子 (ピンクシッポ役)コメント

最初に映画を見た時、感動してすごく泣いてしまいました。ロズが愛を知っていくのが感じられて。ピンクシッポは子だくさんで肝が据わっているお母さんなのですが、難しかったところは、普通芝居をするときよりも5倍~10倍くらいテンション高くやらなければいけないことでした。自分では感情をのせているつもりでも、いざ聞いてみると思っていたのとは全然違うところがあったりして。「いや、まだまだいけるんじゃないか」という面白さもありました。私は44歳で入った大学のゼミでロボット工学を専攻しました。ロズは、私たちが研究している現在のロボットよりかなり進んでいると思いますが、いずれはこう進化していくんじゃないかと感じさせてくれますね。

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