「ショウタイムセブン」ティザービジュアル2種(C)2025『ショウタイムセブン』製作委員会

阿部寛、3年ぶり映画主演で初キャスター役 韓国原作スリラーを映画化・オリジナル展開も【ショウタイムセブン】

2024.10.09 07:00

俳優の阿部寛が、2025年2月7日公開の映画『ショウタイムセブン』で主演を務めることが決定。併せて、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。

  

阿部寛「ショウタイムセブン」主演に決定

本作は、韓国でヒットを記録したソリッドスリラー『テロ,ライブ』が原作。オリジナル展開をふんだんに盛り込んでいる。主演を務めるのは日本を代表する俳優として常に第一線を走り続ける阿部。『異動辞令は音楽隊!』(2022)以来およそ3年ぶりの映画主演を飾る。

本作で演じるのは、自身初となるテレビ局の元人気キャスター・折本眞之輔。2025年にキャリア40年を迎える阿部は、初めてのキャスター役について「今回、キャスター役を演じるのは初めてで、非常に繊細で難しい役でしたが、監督のご指導とサポートに心から感謝しています」とコメント。作品を引き受けた理由として「脚本を読んだ際、自分を新たな領域へと誘ってくれるような作品だと思い、この役をお受けしました」と語った。

監督・脚本を手掛けたのは、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』、連続テレビ小説『まれ』、ドラマシリーズ『岸辺露伴は動かない』などの演出を担当し、映画デビュー作『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』ではサスペンスフルで高クオリティなエンタテインメント大作を生み出した渡辺一貴氏。

今回阿部と初タッグとなる渡辺監督は、その起用に際して「行動が複雑で時には理解しがたいような決断をする折本のキャラクターを説得力のあるお芝居で表現できるのは阿部さんしか考えられなかったです。ひたむきに貪欲なまでに役に向き合い続ける阿部さんとの撮影はとても刺激的な日々でした」と阿部への尊敬と憧れを熱い気持ちで語った。

阿部寛「生々しい緊張感がありました」

入念なリハーサルを経て撮影に挑んだ阿部は「撮影現場では、緊張感あふれるシーンが連続し、複数のカメラで長回しを行うことが多く、まるで舞台の上に立っているような生々しい緊張感がありました。そのため、台本を完全に自分の中に落とし込み、瞬間瞬間の感情やライブ感を最大限に引き出すことが僕の挑戦でした」と役と作品への熱い思いを明かした。

また渡辺監督も、複数台のカメラが使用され長回しで撮影された本作について「できるだけ芝居を止めずに長回しをした10分以上のテイクも数知れずあります。カメラの揺れなど小さなハプニングが起きてもそれを活かしました。テイクを重ねるごとに阿部寛さんの熱量と迫力に凄みが増していきます。モニターを見ながら私もこの生放送に参加している感覚に陥りました」と興奮混じりに語った。

阿部寛が緊迫した表情「ショウタイムセブン」特報&ティザービジュアル解禁

今回、特報映像とティザービジュアル2種も解禁。特報映像は、看板報道番組「ショウタイム7」のメインキャスターの座を追われた折本のもとにかかってきた爆破テロ予告の電話から始まる。冗談だと思い一蹴した折本だが、その直後に発電所で大規模な爆発が起き、一気に緊張感が走る。犯人から交渉人に指名された折本はこの事件をキャスターに返り咲くチャンスと捉え、オンエア中の「ショウタイム7」に乗り込み、犯人との緊急生中継を始める。「さあ、スタートです」。これは“史上最悪の<生放送ショウタイム>”の始まりに過ぎない。折本の不敵な笑みが意味するものとは。

併せて解禁となるティザービジュアルは爆破テロ事件によって炎が上がる発電所と阿部演じる折本を捉えている。都心に近い発電所で突如起きた爆破テロ事件の犯人と決死の生中継を始めるも、徐々に追い詰められていく折本。一言一句が生死を決める犯人との交渉に緊迫した表情で挑むその瞬間を切り取った。(modelpress編集部)

阿部寛コメント

脚本を読んだ際、自分を新たな領域へと誘ってくれるような作品だと思い、この役をお受けしました。撮影現場では、緊張感あふれるシーンが連続し、複数のカメラで長回しを行うことが多く、まるで舞台の上に立っているような生々しい緊張感がありました。そのため、台本を完全に自分の中に落とし込み、瞬間瞬間の感情やライブ感を最大限に引き出すことが僕の挑戦でした。今回、キャスター役を演じるのは初めてで、非常に繊細で難しい役でしたが、監督のご指導とサポートに心から感謝しています。緻密に練り上げられた演出の中で、息をのむような緊張感とともに物語が展開します。ぜひ劇場で、このスリリングなエンタテインメントを体感していただければ幸いです。

監督:渡辺一貴氏コメント

小学生の時に熱中したドラマ『ムー一族』は生放送あり歌ありバラエティあり、兎に角なんでもありの玉手箱のような番組だった。生放送でドラマが進む緊張感にドキドキし、ハプニングやNGが出る度に「この人怒られないといいな…」と子供ながらに心配した。豊かな時間だった。本作のメイン舞台、報道番組「ショウタイム7」は2時間生放送の設定。放送と事件が同時進行し、登場人物たちが次々に予想外のアクシデントに巻き込まれていく緊迫感を、昔見た生ドラマのように表現できれば、と思った。できるだけ芝居を止めずに長回し。10分以上のテイクも数知れず。カメラの揺れなど小さなハプニングが起きてもそれを活かしながら。テイクを重ねるごとに阿部寛さんの熱量と迫力に凄みが増していく。モニターを見ながら私もこの生放送に参加している感覚に陥る。酷暑の中、撮影は冷房の効いたテレビスタジオ。だが最高に熱い夏だった。

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