二階堂ふみ(C)モデルプレス

二階堂ふみ、劇中でディスってしまった埼玉&滋賀両県知事に謝罪「うまく言葉が出てこない」<翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜>

2023.10.19 19:55

女優の二階堂ふみが19日、都内で行われた映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』(11月23日公開)両県知事へ“謝罪”表敬会見に、共演の加藤諒、メガホンをとった武内英樹監督、埼玉県知事の大野元裕氏、滋賀県知事の三日月大造氏とともに出席。大野知事と三日月知事に謝罪した。

  

映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」

(左から)キャッフィー、三日月大造氏、加藤諒、二階堂ふみ、武内英樹監督、大野元裕氏、コバトン(C)モデルプレス
2019年に魔夜峰央の原作『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』を実写映画化しヒットを記録した映画『翔んで埼玉』の続編となる今作では、まさかの埼玉を飛び出し日本全土を巻き込む天下分け目の東西ディスり対決が開幕。同会見では、前作に続き今作でも相変わらずディスられている“埼玉”と、今作でまさかの飛び火ディスを食らってしまっている“滋賀”の描かれ方について両知事に謝罪するとともに、両県が温かく今作を見守り、県を挙げて盛り上げてくれていることに対し改めて感謝するために開かれた。

二階堂ふみ、劇中でディスってしまった埼玉&滋賀両県知事に謝罪

二階堂ふみ(C)モデルプレス
ステージに登壇早々、武内監督の音頭で両知事に頭を下げて謝罪した二階堂は「本当にこの度は、この作品でパート2ということで申し訳ないと言いますか、うまく言葉が出てこないんですけど…(笑)、大野知事、三日月知事、お忙しい中こんな茶番に付き合っていただいてありがとうございます。そして申し訳ございません」とコメントして会場の笑いを誘い、「みなさまもこの謝罪会見を取材してくださって、『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』を多くの方に広めていただきますようお願いいたします」と報道陣にお願いした。

(左から)加藤諒、二階堂ふみ、武内英樹監督、大野元裕氏(C)モデルプレス
(左から)三日月大造氏、加藤諒、二階堂ふみ、武内英樹監督(C)モデルプレス
また、両県の印象を聞かれた二階堂は「埼玉はこの作品を作る前から撮影とかでお世話になることが多かったので、いつもお世話になっている埼玉の方々に申し訳ないなという気持ちもあったんですけど、パート1はすごくご好評いただきまして、まさかの埼玉県ではタイタニック超えだったということで、道を歩いていたら『私、埼玉出身なんです』と言っていただけるようになったりして、私はもう埼玉代表なんだなという気持ちになっておりました」と笑顔で語り、「友だちが滋賀出身の子が多かったりして、よくお話も聞いておりましたし、ただ飛び火してしまって本当に大丈夫なのだろうかと監督にもお聞きしたんですけど、『作ることが使命なんだ』とおっしゃっていたので、ついていこうという気持ちでした」と語った。

二階堂ふみ(C)モデルプレス
そんな今作を見た感想を求められた大野知事は「1度作品でディスられて、しかも今日は(加藤が)顔に泥を塗って埼玉ファッションということで、ちょっといい加減にしてほしいなと思う限りではあるんですが」と怒りつつ、「見ているとクスクスと笑ってしまうんですよね。しっかりと埼玉愛を感じられる映画に仕上げていただいて、そこは感謝しています。ただ監督、1度謝罪に来て文句を言われて、また2作目を作る勇気についてはひたすら感謝したいと思います」とにっこり。

(左から)キャッフィー、三日月大造氏、加藤諒、二階堂ふみ、武内英樹監督、大野元裕氏、コバトン(C)モデルプレス
三日月知事は「埼玉はいいけどなんで滋賀県まで巻き込むねん!というのが最初の印象だったんですけど、見ると琵琶湖に対する愛とか、人の優しさとか、飛び出しとびたくんの活躍とか、いろんなところに愛が溢れていましたので、僕もこの映画を通じて誇りとか、滋賀県に対する愛情がまた湧けばいいなって応援していきたいと思います」と協力を誓いつつ、「ただ埼玉化計画にはくみせず頑張っていきたいと思います」と語った。

二階堂ふみ、埼玉&滋賀の好きなものを語る

二階堂ふみ(C)モデルプレス
さらに、両県の行きたい場所や美味しいものを尋ねられた二階堂は「埼玉は“山田うどん”さんが大好きになってしまいまして、見つけたら必ず立ち寄るようになりました。滋賀は、私は『探偵!ナイトスクープ』が好きなんですけど、『探偵!ナイトスクープ』でよくやっていた“南郷水産センター”と“美富士食堂”にずっと行きたいなと思っていまして、今回のキャンペーンで行けないかなと思っています」と期待に胸を躍らせた。

加藤諒(C)モデルプレス
最後に二階堂は「パート1もたくさんの方に見ていただいて、“馬鹿馬鹿しい”とか“壮大なおふざけだ”というご感想をいただきつつ、この映画は分断とか人と人との対立を引いて見ると、こんなに馬鹿馬鹿しいものなんだという、それぞれがルーツに関する思いであったり、人と人とが交じりあっていく大切さとか、平和への願いを込めた作品でもあるので、コロナもあって世界的にもいろいろ大変なことがありますが、この映画を見に来ていただいて、多くの方に楽しく笑顔になっていただけたらと思います」とアピールした。

(左から)キャッフィー、三日月大造氏、加藤諒、二階堂ふみ、武内英樹監督、大野元裕氏、コバトン(C)モデルプレス
同イベントには埼玉県のマスコットキャラクターであるコバトンと滋賀県のマスコットキャラクターであるキャッフィーも出席した。(modelpress編集部)
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