山崎賢人「わざと冷たくして距離をとっていた」大沢たかおからの言葉に涙あふれる<キングダム 運命の炎>
2023.08.09 20:37
views
俳優の山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が9日、都内で開催された映画『キングダム 運命の炎』天下の大ヒット御礼舞台挨拶に出席。ともに登壇した大沢たかおの言葉に感涙する場面があった。
山崎賢人は「なんていう主演なんだろう」大沢たかおが第一印象語る
本作は、人気漫画「キングダム」の映画化第3弾。紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)や、その仲間たちの活躍を壮大なスケールで活写する。大沢は、山崎について「最初に会ったのが中国で会ったんですけども、初めて会ったときに彼はパスポートを忘れて飛行機に乗り遅れて。いろいろ予定が全体変わりましてですね、なんていう主演なんだろうというのが第一印象」と笑顔で述懐。食事制限などの役作りに触れながら「勝負をかけている俳優さんなんだなっていうのは、会ったときにすごく感じたのが最初の印象ですね」とも語った。
さらに大沢は「もうそこから5年くらい経っているんですけど、会うたびに信になっているというよりも、男っぽく戦士みたいになっていて。顔も変わって目つきも鋭くなったし、体も筋肉質になって。どんどんどんどん成長してくる姿を見せてもらっていて。最初の頃はまだドキドキしていたのが、今やみんなをリードできる主役になって。本当に素晴らしい成長を遂げたなと思って。偉そうですけど、横で見ていてすごくいいものを見せてもらったっていうのは、王騎と一緒に自分自身も。山崎くんが言うように、同じように感じさせてもらったなと思います」と話していた。
山崎賢人、大沢たかおの言葉に感涙
大沢が大御所俳優が集結した現場で主演を務めたことや、信のキャラクターに対して公開当時に寄せられていた声などを振り返りながら、山崎の努力と成長によってシリーズが躍動し始めたとしたうえで「『運命の炎』になって。今度は人を守るとか人を助けるみたいな別の側面の信っていうのがいて。それも山崎くん自身がいろんなことで経験した傷とか痛みを自分なりに耐えて乗り越えてきて、自分で勝ち取った信だと思うし『キングダム』だと思います。本当に彼の力だと思うし、すごく辛かったろうなって思うし、乗り越えて本当に良かったなっていうのは思う」と称賛。大沢が食事の誘いも敢えて断っていたことに触れると、山崎の目には涙があふれた。続けて、大沢は「最初はわざと冷たくして距離をとっていたので、今はそれをすごく反省もしているけど。でもそのおかげで彼はこれほど大きくなって、これほど素晴らしい俳優になって。僕は彼といる時間は『キングダム』ではもうそろそろ終わりに近づいているので、本当に火矢のごとくね、これからもいろんな困難を乗り越えて『キングダム』とかを引っ張っていってほしいなと思うし、俳優としても大きくなっていってほしいなって思います」とエールを送ると、山崎は感涙しながら「ありがとうございます」と返していた。
山崎賢人、大沢たかおとの関係性
大沢の存在について山崎は「王騎として現場にいらっしゃって、いてくださって。その存在っていうのは間違いなくこの『キングダム』にとってものすごくでかいことだと思っていて。大沢さんが王騎として作り上げてきたものだったり、発しているものを見ると『めっちゃ頑張ろう!』って思うし。リアルに、信としてもそうですし役者・俳優としてもそうですし。いち人間としても大沢さんに対する『思うもの』って重なるものがたくさんあって。リアルにいろんなものが関係性として自分の中では出せているなと思って、すごく嬉しいです」と感謝を語った。また、山崎はシリーズで共演を重ねてきた大沢に「1作目の時は、幼少期に王騎将軍を遠くから見ていたりするのはあったと思うんですけど、実際に自分が演じる信でお会いするのは、ラストのシーンの自分の名を名乗って覚えてもらうというか、啖呵を切るというか、王騎将軍に喋りかけるところだけだったんです」と回想。
原作で信が王騎の存在感の大きさに衝撃を受けるシーンがあったことに触れ「あれと全く同じ気持ちで大沢さんを見ていました。本当に計り知れない存在感と魅力と。でも気さくに話しかけてくださるので。その話しかけてくださる感じも、柔らかすぎて逆に怖いみたいな(笑)。当時は本当に未知数の。王騎の姿での大沢さんにしかお会いしなかったので、本当に『すっげえ!』ってなっていました。信と同じでした」と明かした。
「その後2・3と共演させてもらって。今作と前作では結構お話しさせてもらって。それもリアルに信が王騎将軍の下で修業してとか、ちょっと関係性が近づいていく感じだったり。そこも自分の中ではリアルに重ねていけたなと思いますね。お芝居だったり作品をする上での話っていうのは、王騎を演じている大沢さんからは何も言葉はなくとも全部受け取っていたつもりだったので。普段のなんてことない世間話みたいなのとか都市伝説を聞いたりとか、そういうのも話せて嬉しかったです」と笑顔で明かした。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】