宮沢氷魚&小西桜子「はざまに生きる、春」公開日決定 恋が始まる瞬間表現のポスター&本予告一挙解禁
2023.02.17 08:00
views
俳優の宮沢氷魚が主演を、女優の小西桜子がヒロインを務める映画『はざまに生きる、春』の公開日が、5月26日に決定。併せて、ポスターと本予告が一挙解禁された。
宮沢氷魚&小西桜子「はざまに生きる、春」
本作は現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督による初のオリジナル長編作品。発達障害を持つ画家・屋内透(おくない・とおる)と、出版社に勤務する女性・小向春(こむかい・はる)の恋模様を描いている。葛監督はこれまでに自主映画を制作し2016年に公開された短編映画『テラリウムロッカー』(脚本・監督・編集)ではカナザワ映画祭2019にて新人監督部門に入選したほか、TAMA NEW WAVE ある視点、知多半島映画祭に入選されるなど、その才能に注目が集まっている若手監督だ。
宮沢氷魚&小西桜子、作品公開に喜び
透を演じたのは第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞や第45回報知映画賞新人賞、第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞と、数々の映画祭でその実力を認めら、2023年は映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』、映画『エゴイスト』など出演作品が続く宮沢。宮沢は「初めて脚本を読んだ時から引き込まれた」と作品への熱意を語っており、撮影前には天才的な画の感性を持つ発達障害の主人公と向き合うため、監督と共に発達障害の人々への取材を重ね、医療監修者たちのアドバイスも受けながら、入念な役作りに挑んだ。そして、主人公・屋内に恋する春を演じたのは、カンヌ映画祭に選出された映画『初恋』でオーディションの末、ヒロイン役を射止め数々のドラマ・映画で活躍する小西。春は優柔不断で自己評価の低いヒロインだが、屋内との運命的な出会いで恋に落ち変わっていく様を小西が瑞々しく演じきった。
宮沢は「2年前に撮影をしたこの作品を、ようやく皆さんにお届けできることをとても嬉しく思っております」と作品が公開できる喜びをコメント。小西は「はじめにお話をいただいた時に、脚本の持つ力に引き込まれ、強く心を揺さぶられたのを覚えています。葛監督がこの作品に委ねた想いをひとつも溢さないように、そして願わくば同じ感情を皆さんにもお届けできるようにと、全力でこの作品に臨みました」と本作に込めた思いを明かした。
宮沢氷魚&小西桜子「はざまに生きる、春」本予告&ポスター公開
さらに、今回、恋に落ちる瞬間が描かれた予告編が公開。雑誌編集者として働く春は仕事も恋もうまくいかない日々を送っていたが、ある日、取材で“青だけを描く画家”の屋内に出会う。屋内の描く絵に惹かれる春だが、ストレートな言葉や嘘がつけない行動に最初は戸惑ってしまう。だが、次第に空気ばかり読んで生きてきた自分とは違う屋内のまっすぐな姿が新鮮に映り、いつしか彼のことを知りたいと思う気持ちは恋心になっていく。時間を重ねていくうちに屋内との距離が近づいていると思っていた春だったが、屋内は「人の気持ちを汲み取る」ことが難しく思い悩んでしまう。葛監督は本作について「同じ景色を見ていても、隣にいる人が同じ気持ちとは限らないことに、興味深さを感じます。人と人は、分かり合うことができるのか。この答えを見つけたくて、映画を作りたいと思いました」と本作に込めたメッセージを明かしている。
そして、ポスターは春らしい満開の桜の前に佇む2人の恋が始まる瞬間が切り取られている。恋のすれ違いの切なさ・もどかしさ、好きな人と分かり合いたいとただ願う気持ち。誰もが経験する決して特殊ではない感情に心が動き、“人を好きになる”ことへの希望が溢れる新しい恋愛映画が誕生した。(modelpress編集部)
宮沢氷魚コメント
2年前に撮影をしたこの作品を、ようやく皆さんにお届けできることをとても嬉しく思っております。葛里華監督の素晴らしい脚本と演出に加え、小西桜子さんや素敵な役者の皆さんと共に作り上げた大好きな作品が完成しました。発達障害を持つ画家の透と、その透に魅了されていく春ちゃんの物語を是非楽しみに待っていてください。小西桜子コメント
はじめにお話をいただいた時に、脚本の持つ力に引き込まれ、強く心を揺さぶられたのを覚えています。葛監督がこの作品に委ねた想いをひとつも溢さないように、そして願わくば同じ感情を皆さんにもお届けできるようにと、全力でこの作品に臨みました。春を演じるうえで沢山悩みましたが、葛監督が丁寧に話し合いを重ね、情熱的に向き合ってくださったおかげで、春として、嘘がないと思える瞬間を紡ぐことができました。宮沢さん演じる屋内さんは、人としての清らかさがそのまま表れているようで、春として心を交わすうちに、沢山の知らなかった感情をもらい、何度も救っていただきました。
撮影からは月日が経ちましたが、今もずっとあの春の思い出が自分の中に生き続けています。長い時間をかけて皆さんで紡いできたこの作品をようやくお届けできること、とても嬉しいです。『はざまに生きる、春』が多くの方に届くよう心から願ってます。
葛里華監督コメント
同じ景色を見ていても、隣にいる人が同じ気持ちとは限らないことに、興味深さを感じます。人と人は、分かり合うことができるのか。この答えを見つけたくて、映画を作りたいと思いました。澄み渡る演技で主人公・屋内透を形作ってくれた宮沢氷魚さん。真っ直ぐな眼差しで透への想いを表現してくれた春役・小西桜子さん。そして、素晴らしいキャスト・スタッフに恵まれ支えられて、映画を完成させることができました。観てくださった方の心に、あたたかな春が訪れたら、私は何より幸せです。
「はざまに生きる、春」ストーリー
出版社で雑誌編集者として働く小向春(小西桜子)は、仕事も恋もうまくいかない日々を送っていた。ある日、春は取材で、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、戸惑いながらも惹かれていく春。屋内が持つその純粋さは「発達障害」の特性でもあった。ただ、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた春にとって、そんな屋内の姿がとても新鮮で魅力的に映るのであった。
周囲が心配する中、恋人に怪しまれながらも、屋内にどんどん気持ちが傾いていく春だったが「誰かの気持ちを汲み取る」ということができない屋内にふりまわされ、思い悩む。さまざまな“はざま”で揺れる春は、初めて自分の心に正直に決断するー。
【Not Sponsored 記事】