土屋太鳳(C)モデルプレス

土屋太鳳、有村架純の“手紙”に救われた過去 自らオファーで初共演実現<アクターズ・ショート・フィルム3>

2023.02.07 20:20

女優の土屋太鳳が7日、都内で行われたWOWOWのプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム3』(11日よる8時~WOWOWで放送・配信)完成報告会に、同じくショートフィルムの監督に挑戦した高良健吾、玉木宏、中川大志、野村萬斎とともに出席。土屋は初監督作『Prelude~プレリュード~』で初共演となった女優の有村架純について語った。

  


土屋太鳳、有村架純の“手紙”に救われた過去

土屋太鳳(C)モデルプレス
土屋と有村は同世代で、同じ作品に出演したことはあるが、本格的に共演するのは今回が初。有村との共演について「やっと夢が叶ったという感じです。『いつか一緒にやりたいね』と言っていたら、多分一生来ないと思ったので、今がチャンスだと思ってご一緒させていただきました」とオファーを待つのではなく、自らキャスティングすることで共演を実現させたことを明かした土屋。

土屋太鳳(C)モデルプレス
有村との出会いは20歳の頃、ヘアメイクが一緒だったことからヘアメイク伝いで有村から手紙をもらったといい「『ちゃんと笑ってる?つらかったら無理しないでね』ってお手紙が来て、そこに連絡先がのっていて、そこからつらい時に電話したりとか、お話しを聞いてくれたりとか」と有村の言葉で救われた過去を告白。今回の役も「すごく架純ちゃんにピッタリだなと。ちゃんと相手の変化に気付くことができるってすごく素敵なこと。今回本当にご一緒できて幸せでした」としみじみ明かした。

土屋太鳳(C)モデルプレス
また、土屋は1月1日にGENERATIOS from EXILE TRIBEの片寄涼太と結婚、そして妊娠を発表してから初の公の場に。イベント終了間際にステージがら降壇する際、記者から「土屋さん、ご結婚おめでとうございます!」と祝福の声があがると、笑顔で応え丁寧にお辞儀をしてその場を去った。

土屋太鳳(C)モデルプレス

「アクターズ・ショート・フィルム3」

(左から)高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎(C)モデルプレス
WOWOWが開局30周年を記念して2021年に開始したプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム』。予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。世界から6,000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカスアワードを目指すというもの。

(左から)高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎(C)モデルプレス
第3弾の実施となる今回は、高良、玉木、土屋、中川、野村(※五十音順)と錚々たる豪華俳優陣5人が監督を務め、ほか各作品のキャストは、高良監督作『CRANK-クランク-』に中島歩、染谷将太。玉木監督作『COUNT 100』には林遣都。中川監督作『いつまで』は主演を井之脇海が務め、板垣瑞生、林裕太が共演。そして野村監督作『虎の洞窟』では窪田正孝と、多彩な俳優陣が集結した。(modelpress編集部)

(左から)高良健吾、玉木宏、フォトセッション時にぶつかってしまった土屋太鳳と中川大志、野村萬斎(C)モデルプレス
フォトセッション時にぶつかってしまい笑う土屋太鳳、中川大志(C)モデルプレス

各作品あらすじ

(左から)高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎(C)モデルプレス
・『CRANK-クランク-』 監督:高良健吾/出演:中島歩、染谷将太

メッセンジャーの丸(中島歩)は、オフィスに届け物をしたり、忙しく東京中を走り回っている。仕事帰りに立ち寄った街中華で、メッセンジャー仲間のヒデ(染谷将太)と偶然出くわすのだが、ヒデは、田舎へ行こうと思っていると語り出す。自分の未来も不安になった丸は夜の道を駆ける。

・『COUNT 100』 監督:玉木宏/出演:林遣都

プロボクサーの光輝(林遣都)は、一度はチャンピオンの座にあったものの、手酷い負けを喫して、故郷からともにでてきた彼女からも見放されそうになっている。そんなある日、不思議なチラシをわたされる。そこには、あなたの未来を変えてあげる、と書かれていて、思わず暗いその場所を尋ねていく。

・『Prelude~プレリュード~』 監督:土屋太鳳/出演:土屋太鳳、有村架純

戦争の苦い記憶を抱えた祖父(S-KEN)、バレリーナの道を志したものの挫折感を抱えた歩架(土屋太鳳)、悲しみのなかに沈む母(岩瀬顕子)、家族を優しく見つめる親友の桃子(有村架純)もまた、苦しい記憶を抱えて生きている。平穏な日常生活のなかで、大切な記憶を引き継いでいく家族と仲間の物語。

・『いつまで』 監督:中川大志/出演:井之脇海、板垣瑞生、林裕太

親友の結婚式の後、終電を逃して田舎の小さな駅に降ろされた洸(井之脇海)と礼司(板垣瑞生)と泰正(林裕太)の3人は、駅員の勧めに従って、夜の神社へトボトボと歩き出す。そこにいけば、願いが叶うという。教師、サラリーマン、画家の卵、漠然とした不安を抱える3人は、暗い夜道を歩きながら、それぞれの想いを吐き出していく。

・『虎の洞窟』 監督:野村萬斎/出演:窪田正孝

シェイクスピアの「ハムレット」と中島敦「山月記」をモチーフに、現代の孤独な青年の心象風景を抉るように描き出す。周囲から「社会のゴミ」「邪魔」「迷惑」と罵られ、社会の中に居場所を見出せない男(窪田正孝)は、ある日不思議な声に誘われて、外に駆け出し、力がみなぎり虎になっている自分に気がつくのだが…。

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