木村拓哉、伊藤英明の“迷い”をすかさずフォロー 抜群のコンビネーション見せる<レジェンド&バタフライ>
2023.02.05 22:59
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俳優の木村拓哉が5日、都内で行われた映画「レジェンド&バタフライ」大ヒット御礼舞台挨拶に、共演の伊藤英明、中谷美紀、メガホンをとった大友啓史監督とともに登壇。作品についてのトークの中で、息の合ったやり取りを見せた。
木村拓哉「レジェンド&バタフライ」周囲の反響は?
東映70周年記念を冠し、日本映画史上最高峰のキャスト・スタッフが集結して製作された本作。総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長(木村)と、謎に包まれたその正室・濃姫(綾瀬はるか/別名:帰蝶)の知られざる物語を描く感動大作となっている。公開9日間で興行収入10億円を突破した本作。大歓声で迎えられた木村は「本日は皆さんの人生の中の2時間48分を分けてくださり本当にありがとうございます。皆さんの直接の声を聞けることが非常に嬉しく思います」と挨拶。
トークが迷走することで有名な伊藤が挨拶を始めると、木村は「また着地点がわからなくなってるぞ。でも、今日は皆さん声が出せるので、英(伊藤)が迷っても、みんながちゃんと笑ってくれる」と話す一方、「それを聞いて安心して(トークができる)」と笑う伊藤に、「羽を伸ばすな」と釘も差して会場の笑いを誘った。
また、反響について木村は「今、ドラマの撮影をしていますが、昨日もキャストの方が『拝見させていただきました』とおっしゃってくださったり、アーティストの方は『新しいインスピレーションをありがとうございます』と言ってくださったりしています」と紹介。
伊藤も「息子の友達が観に行って『信長のファンになった』『木村さんって格好いいよね』(と言っていた)」と伝えるが、話が二転三転するため、中谷は時計を確認。ようやく終わると、木村は「ナイスランディングだったけど、ライターの方たちが途中からパソコンのキーボードを叩くのを止めていました」とチクリ。そんな中でも、伊藤は「喋るときこっちを向いちゃったので、あっちのカメラマンさんが撮れなかったので今どうぞ」とポーズを決めて木村を笑わせるなど、抜群のコンビネーションを見せた。
劇場別興行収入では、岐阜県にある映画館が全国ベスト10に入る快挙を見せており、木村は「順位として表記するのはどうかな?と思う」と言いながらも、映画公式サイトにある都道府県別の感想投稿数によって日本地図の色が変わる「天下布武」を挙げ、「1日に、2~3度、日本地図を眺めるのが日課になっているんですけど、赤く染まった地区を拝見すると嬉しくなります」と吐露した。
伊藤英明&中谷美紀、木村拓哉へ伝えたいこととは?
さらに、“改めて木村に伝えたいこと”を尋ねられた伊藤は、「公開前に木村さんと岐阜城に上ったとき、木村さんが岐阜の町を眼下に見ながら目頭を熱くされて、『彼(信長)らにはもっと生きてもらいたかったな』とおっしゃって、そのときは僕も泣きそうになって木村さんの顔が見られなかった」と知られざるエピソードを披露。25年前に濃姫役で信長役の木村と共演したことのある中谷は、「天下統一のため、大義のために多くの人命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、木村拓哉さんというこれからの日本には出てこない大スターであることの孤独が重なって見えました」と語り、「それは25年を経て、より強く感じられます。きっと25年前はヒマラヤに登っていたんですよ。今回はエベレストの冬季南西壁単独無酸素登頂。もうアルピニストなんですよ」とコメント。
「命を賭して木村拓哉というスターを演じてらっしゃる。その孤独はわたしたち普通の人間には理解できない孤独なんですよね。きっとご自分との闘い。他人との比較ではなく、厳しい険しい道を進んでいらっしゃる」と思いやると、「ちょっと泣きそう」と目を潤ませた。そこへ「ありがとう」と割って入る伊藤。
中谷から「あなたには言ってませんけど!」とクレームを入れられるも、伊藤は「違うんです!いつも話が長すぎて自分の思いが伝わってないと思っていて、ありがとうというのは僕も木村さんについて言いたかったことを代弁してくれたから」と打ち明けた。
その後、中谷は綾瀬についても「本当に可愛くて、あれだけのアクション…。笑顔の裏でものすごい努力を重ねているんです。我が姫も殿と同じように単独無酸素登頂」と称賛。本作の撮影中は別作品のため水泳のトレーニングもしていたことも明かし、「皆さんには決してそんな努力は見せませんし、常に朗らかで現場を明るくしてくださいましたけど、お客様にお仕えするために身を削って努力をして濃姫を演じてくださいました」とねぎらった。(modelpress編集部)
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