永野芽郁、戸田恵梨香、廣木隆一監督(C)2022映画「母性」製作委員会

永野芽郁、スイッチが入った戸田恵梨香は「怪物というか…」過酷な撮影も振り返る<母性>

2022.10.27 16:53

女優の永野芽郁が27日、東京ミッドタウン日比谷で行われた映画「母性」(11月23日公開)の完成報告会に共演の戸田恵梨香とメガホンをとった廣木隆一監督とともに出席。過酷だった撮影を振り返り、戸田の様子を明かす場面があった。

  

戸田恵梨香&永野芽郁「母性」

累計発行部数360万部を超え、2010年に映画興行収入38.5億円を記録したヒット作『告白』から12年。数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家・湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数120万部を突破した『母性』(新潮文庫刊)が映画化。

ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田と永野。人気実力トップクラスの2人の女優が、繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開く。さらに、物語に登場するひと際キャラの濃い母娘たちを、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオが熱演。監督を務めるのは人間ドラマの名手、廣木。主題歌は、日本を代表するトップシンガーJUJUが鮮やかに歌い上げる新曲「花」。

本作は第35回東京国際映画祭(10/24~11/2)で特別招待上映作品(ガラ・セレクション部門)に出品された。

戸田恵梨香&永野芽郁、報告会でも息ぴったり

永野芽郁、戸田恵梨香(C)2022映画「母性」製作委員会
用意された座席数を大きく超える取材申請を受けていた同報告会。会場いっぱいに詰めかけた取材陣の前に、ブラック基調のエレガントな装いで戸田、永野、廣木監督が登場すると大きな拍手に包まれた。

戸田と永野は、この作品の撮影が初めての共演。母と娘の視点が交錯して描かれ、一つのシーンでも180度違った演技を要するという難役を演じきった2人は、劇中ではそれぞれの愛情がゆがんでスレ違ってしまう関係性ながら、戸田が「親子ほどの歳が離れているのか調べたくらい、永野芽郁さんの母なんて演じられるのか?と最初は心配もありましたが、私が演じた母・ルミ子が“(理想の)母になれなかった”人であるものの、現場では芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私もなんとか成立させられたなと思っています」とさっそく感謝を伝えた。

続けて「永野さんはとにかく涙がポロポロ流れてくるので、どうやって泣いているんですか?と初めて役者さんに訊ねました。すると永野さんからは、“悲しいと思ってお芝居しています”と返ってきました(笑)」と明かすと、永野も「普通のことを言ってますね(笑)」と笑い合い、さっそく息ぴったりの様子を見せる。

永野芽郁(C)2022映画「母性」製作委員会
永野も「戸田恵梨香さんが主演だと最初に聞いていたので、脚本も開く前に、戸田さんだったらやります!と決めたくらい、いつかご一緒したかったので純粋に嬉しかったです。スイッチが入った時の戸田さんは、“怪物”というか(笑)、おそろしいぐらいに誰も言葉がかけられないような感じでグワっと(役に)入っていくので、間近でそれを見させて頂けたのはすごく貴重な経験になりました」と出演の決め手と本作の現場で体感した戸田の集中力について、笑いも交えながら尊敬のまなざしで振り返っていた。

戸田恵梨香&永野芽郁、過酷な撮影振り返る

戸田恵梨香(C)2022映画「母性」製作委員会
改めて大変だった撮影を振り返り、戸田は「火事のシーンは大変でした。私の目線と、娘の目線、そしてそこにある事実の3つの視点があって、自分の中でしっかり理解しながらその時々のお芝居をしなくてはいけないし、火事の演出も加わる。スタッフの皆さんとももちろん、大地真央さんや(子ども時代の)娘役の役者さんとも意思疎通を取ることをすごく大事にしました。ここだけは視点が3つあるので作品全体を通してみても面白いと思います」と予告でも印象的に映し出されるシーンについて言及。

永野が「落ち葉の上に倒れるシーンが、本当に虫がすごくて…動いちゃいけないのに耳のあたりで音がすると勝手に体が動いてしまう…(笑)。動きたいけど動けない葛藤が大変でけっこうドキドキしました」と切実なエピソードを明かすと、戸田が「顔の近くをちらちら飛んでるのを払ってました(笑)」とシビアなシーンに隠された和やかな裏話を披露して会場を盛り上げた。(modelpress編集部)

廣木隆一監督(C)2022映画「母性」製作委員会
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