福山雅治・柴咲コウ・北村一輝、道頓堀で船に乗って登場 全長8m“巨大湯川先生”に「実に面白い」<沈黙のパレード>
2022.09.21 20:59
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俳優の福山雅治、柴咲コウ、北村一輝が21日、大阪・道頓堀にて開催された映画『沈黙のパレード』(公開中)公開記念イベントIN大阪・舞台挨拶に登場。同作への想いなどを語った。
福山雅治・柴咲コウ・北村一輝、道頓堀で船に乗って登場
今回は、福山、柴咲、北村が公開を祝して来阪。大阪のシンボルでもある“道頓堀”のグリコ前に、コロナ禍での入場制限がある中で最大収容人数3000人もの観客が待ち構える中、道頓堀川上を乗船して登場した。たくさんの観客に見守られながら、戒橋前に停泊すると福山は「会いたかったですよ大阪!」とコメント。会場は興奮と熱気が入り混じった拍手の嵐となった。そして、この日のために作られた製作期間3ヵ月、全長8mの巨大バルーンの湯川先生がお出迎え。バルーンを見て福山は、「ちょっと太ってるよね」と笑いながらも「今日初めて対面したけどずばり言ってもいいですか。この巨大湯川先生“実に面白い”」と、湯川学お馴染みの台詞を福山自身がリアルに使う「ガリレオ」感溢れるコメント。「今日だけでなく、27日まで設置されてるようなので是非愛でてやってください」とアピールした。
大阪の印象を聞かれると福山は、「デビュー当時から大阪のファンの方にすごくお世話になっていて、ファンクラブの最初の頃のファンの方の比率は関東よりも関西が多かったんですよ。なので大阪に育てていただいたと言っていいとも思います」と感謝の言葉を並べた。
福山雅治&柴咲コウ“KOH+”初の音楽チャート1位に喜び
そして、MCより「KOH+音楽チャート1位おめでとうございます」とふられると、福山は「KOH+として音楽を発表して15年なんですけど、初めての1位を頂戴することができました。みなさんのおかげです。我々から届けたものがお1人お1人の心に宿って、そこがこの楽曲の最終的な住所になっていくことが幸せな着地です」と喜びを伝え、柴咲は「『沈黙のパレード』の全体の終わりに流れる曲なので、物語を反芻するように聞いていただきたいのもあるし、またそれとは別にそれぞれのご自身の人生というものに落とし込んで育てていってほしいというどっちの想いもあります」と語った。14日の発売日にすぐCDを買ったという北村も「本当に映画を見てからこの歌の歌詞じっくり聞いて、また映画見ると無茶苦茶面白いです」と絶賛した。
福山雅治、作品へ特別な想い語る「皆さんに育てていただいた」
この映画の見どころを聞かれると福山は、「“なみきや”が1つの舞台で、そこの愛に溢れた日々の中で愛ゆえに道を間違えてしまいそうになるけど司法ではさばけない、その失われたものを取り戻せないけど自分たちの愛のために何ができるのかもがき苦しむ人間ドラマ、そしてその複雑で重層的なミステリーですよね。かつずっと物語で流れてる草薙と湯川の友情もすごく重要なテーマになってます。それを見守りながらずっと包み込んでくれるような存在の薫の3人のトライアングルがこの作品を包んでいます。見どころ満載なので、一度のみならず二度三度ぜひご覧になっていただきたいと思います」とコメント。そして、この作品へ特別な想いがあるのではないかとの問いに福山は、「東野先生が発明されたこの“ガリレオ”という作品の持つ力もあるんですが、それを続けてこれるのはお集まりになってくださったお1人お1人の方が観たいという気持ちの積み重ねがあってこその15年なので、これは皆さんに育てていただいた作品です。育てていただいた途中だと思ってますので、引き続き応援よろしくお願いします」と熱く語った。
最後は、全長8mの超巨大湯川先生のバルーンと黄色の「キクノン風船」を持った観客と共に本編さながらの豪華なパレードのような演出でフォトセッションを行った。そして、福山から「この映画実に面白い」という掛け声と共に紙吹雪キャノン砲が発射され、華々しく乗船イベントは幕を閉じた。
柴咲コウ&北村一輝、絶大な信頼を置くチームワーク語る
そして、その後はTOHOシネマズ梅田にて上映前の舞台挨拶を敢行。15年ぶりに再集結したこの3人でのチームでの仕事は充実の日々だったかとの問いに北村は「すごい楽しかったですし、安心もありますし、信頼関係があるというか。宣伝活動で2ヶ月間ほぼ一緒にいたりするんですけど、だんだん終わりに近づいてきて実はすごく寂しく思ってたりします。ちょっとだけ(笑)」と胸の内を明かした。柴咲は「久しぶりに集まってもよそよそしさは全然ないですね。そもそも小説の湯川先生と草薙さんが大ファンなんですが、そこにTVドラマシリーズから内海薫が登場してきてトライアングルができたんですけど、劇中の3人というのも時を重ねて今私がいる3人というのが1番よくて、薫としても色々経験を重ねて再登場というのがすごくしっくりきたし、現場でプライベートトークしてる3人というのもいいトライアングルだなと勝手に思っています。一緒にいる方次第では心を閉じたりすることもあるんですけど、この2人に関しては全幅の信頼を寄せているし、心が温かい方なのですごくリラックスして撮影に臨めました」と絶大な信頼を置くチームワークについて語った。
最後に「登場人物の1人1人が本当に悲しみや苦しみを背負って物語を紡いでいくのですが、最後に『ヒトツボシ』という曲を書くときに切ない曲だなと自分でも思いながらも、切なさというのはその反対にある愛し愛された記憶や家族の温かさや友人との強い絆を知ってるからこそ、それが思い出されて泣けて苦しくなってしまうものだと思います。ぜひ1人1人の今までの愛し愛された記憶等を観終わった後に感じて思い出してもらう作品になってると思います。『ヒトツボシ』も含めて最後までご覧になってください。じっくりじっくりこの映画楽しんでください。本日は、ありがとうございました!」と、福山のコメントでイベントを締めくくった。
福山雅治主演「沈黙のパレード」
フジテレビ月9枠で放送された連続ドラマ『ガリレオ』は、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で鮮やかに解決していく痛快ミステリーが反響を呼び、平均視聴率21.9%という高視聴率を獲得。5年後には第2シーズンとなるドラマが放送され、初回から4週連続20%超えの数字を叩き出し、人気シリーズ作品となった。さらに、ドラマ版から一変して重厚感ある人間ドラマの模様を描く映画版では、2008年公開『容疑者Xの献身』が49.2億円のヒットを記録。続いて2013年公開・映画2作目となる『真夏の方程式』もヒットを重ね、ドラマから映画まで多くの人に愛される作品となった。
映画最新作となった本作は、ベストセラー作家・東野圭吾の累計1500万部を超えるガリレオシリーズ第9弾『沈黙のパレード』を原作に、すべての登場人物に暖かな眼差しを向けながら、絡み合う群像劇と二転三転する展開に一気に引き込まれる極上ミステリー。9年ぶりの再集結が大きく話題となった福山、柴咲、北村の3人の変わらない掛け合いと共に温かな人間ドラマを描く『ガリレオ』シリーズ最高傑作と呼び声の高い作品となった。(modelpress編集部)
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