斎藤工は「ウルトラマンそのもの」長澤まさみ&西島秀俊が絶賛の理由とは?<シン・ウルトラマン>
2022.05.02 18:01
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映画「シン・ウルトラマン」(5月13日公開)の完成報告会が2日、都内で行われ、主演を務めた斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、メガホンをとった樋口真嗣監督が出席。お互いの印象などをトークした。
斎藤工主演映画「シン・ウルトラマン」
映画「シン・ゴジラ」をヒットさせた庵野秀明氏(企画・脚本)と樋口氏(監督)が再びタッグを組み、ウルトラマン55周年記念作品として制作。次々と巨大不明生物が現れる日本を舞台に、誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界を描く。斎藤はウルトラマンになる男・神永新二、長澤は神永の相棒・浅見弘子、西島は防災庁の禍威獣特設対策室専従班(通称:禍特対【カトクタイ】)の班長・田村君男をそれぞれ演じている。
公開延期を経て、いよいよ13日に封切られる「シン・ウルトラマン」。斎藤は「3年前に撮影したこの作品が、去年でも来年でもなく今公開されることにいろんな必然を感じている。プロジェクトが始まり、撮影してから世の中が(コロナで)一変した。公開延期になったが、この期間が必要だったんじゃないかと一映画ファン、関係者として強く思う。今日を迎えられて幸せに感じる」としみじみと語った。
斎藤工は「ウルトラマンそのもの」長澤まさみ&西島秀俊が絶賛
お互いの印象について聞かれたキャスト陣。斎藤は「このプロジェクトは映画的な正しさを持った場所に行けるんだと思った。1人では背負えないものを2人、ほかのメンバー含めて心強さしかない。こんなに頼もしい2人に、撮影入る前も撮影中もありがとうございますという思いしかなかった」と感謝した。長澤は「斎藤さんは穏やかで静かに見守ってくれる。大人っぽく、色っぽく、ウルトラマンのような存在。一緒の現場にいるだけで、こちらも穏やかな気持ちになって現場に集中できました。頼もしい」と告白し、また「西島さんは禍特対の班長でしたが、俳優の中でも班長で私達をまとめあげてくれた。他愛もない話をしながら絆を深めた。素晴らしい先輩です」とほほ笑んだ。
長澤と同じく「斎藤さんはウルトラマンそのものみたいな感じ」と表現した西島。「ここに立っていても裏にいても現場にいても全く変わらない。自分の視点を持って全体を見ているので安心感がある。工くんがいてくれたから安心感がありましたね」とにっこり。長澤については「現場に現れると華やかになる。会う度に“映画女優”というのを感じますね。生まれつき持ったものだろうな」と絶賛していた。
斎藤工&長澤まさみ、作品・役への思い「好奇心も夢も詰まっている」
また、台本を受け取った時、斎藤は「少しだけ出演した『シン・ゴジラ』でもそうですが、その活字の量に僕ごときが理解できるものじゃないと思って一度閉じた。すごく活字がいっぱいで、好奇心も夢も詰まっている。分厚い台本に書かれた因数分解のような複雑かつ壮大な物語は、想像が追いつかない世界観だった」と圧倒されたという。長澤も「斎藤さんと同じことを感じた」といい、「映像になったらどうなるんだろうと想像が追いつかなかった。ただ描かれているキャラクターは筋が通っていて存在していた。なので、自分が担当する持ち場を真っ当しようという思いでした」とコメント。また、今日完成した作品を鑑賞して「こんな風になるんだと思うことがあった。1度見ただけでは理解できないので、何度か映画館に行かないといけない」と話した。
本作で、日本を代表するキャラクター・ウルトラマンを演じる斎藤。そのことについて聞かれると神妙な面持ちで「僕個人がこの役を演じて感じたことを軽々しく言葉にしちゃいけない。純朴に見ていただくことが遠くなる思いがある」と持論を展開。「僕個人では到底背負えない、歴史あるバトンをつなぐキャラクターでもあるので、先輩方や共演の方にお力添えをいただきながら、工夫して向き合ったつもりです」と語った。
さらに、撮影はカメラマンだけではなくキャストが行うこともあったことが明らかに。斎藤は「初めてでした」、長澤は「難しかったですね」と回想した。カメラ台数も多く、全部で17台ものカメラを駆使して撮影が敢行。西島は「すごい人が集結していて、撮りたい画を撮っていた」と異色の現場を振り返った。(modelpress編集部)
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