土屋太鳳&福原遥、舞台挨拶で感涙「心にぐさっと刺さりました」<アイの歌声を聴かせて>
2021.10.30 10:05
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女優の土屋太鳳と福原遥が29日、都内で開催された映画『アイの歌声を聴かせて』の公開初日舞台あいさつに工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、大原さやか、そしてメガホンをとった吉浦康裕監督とともに登壇した。
映画「アイの歌声を聴かせて」
本作は、「AI」と「人間」の関係を主題に、主人公のAI・シオン(声:土屋)や、クラスメイトのサトミ(声:福原)らが織りなす瑞々しい群像劇を描く。見どころを聞かれた土屋は「最初から最後までおすすめです…というのが注目ポイントです」とにっこり。「取材でよく記者の方に『AIっぽさが出てました』みたいに言っていただくんですけども、それって、周りにいる方々の声のお芝居が、すごく人間らしいパワーであふれているからなんだろうなと思って。ぜひ、サトミたちの生き生きとした生きざま、パワーを見ていただけたら。注目していただけたらと思います」とアピールした。
劇中歌のイチオシを聞かれた福原は「やっぱり『ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~』が一番好きですね。世界が広がっていくっていう、扉が開いたっていう感覚がすごくあって。大好きですね」と、土屋の歌声を絶賛。これに照れ笑いを見せた土屋は、工藤が『Umbrella』を挙げたことを踏まえ「私も実は『Umbrella』がすごく好きで。寄り添ってくれるというか。ふと、そばにいてくれる感じがするので」と印象を明かしていた。
土屋太鳳&福原遥が感涙
この日は、本作に登場する景部市高等学校のモデルとなった学校の学生たちによる、主題歌『ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~』の合唱映像が上映されたほか、学生から土屋と監督に向けての花束贈呈もあった。土屋は涙を流しながら「今のが一番、心にぐさっと刺さりました(笑)。本当に、コロナ禍で、学校に行けないこととかもあったと思うんですけど、ぜひ、シオンちゃんたちと一緒に、ちょっと行けなかった分の高校生活は、映画館で一緒に来てくれると嬉しいです」と学生たちに呼びかけた。イベントの最後に、改めてマイクを握った土屋は「シオンは、すごく元気で、明るいんですけれども、だからこそ時々言う『これは命令ですか?』っていう言葉に、ハッとさせられる切なさがあります。私はそれって、シオンがAIだからではなくて、誰かを大切にしなきゃいけないことは知っているけど、自分も大切にされていいんだっていうことを知らないからだと思うんです。プログラミングされていないので」とコメント。「それって、人間にもあることだと思うんですね。環境の壁の中で、愛情を実感できないまま、実感せず生きている人って、本当にたくさんいると思うんですけれども、AIと人との物語を通じて、人と人が大切に思い合うヒントを、この作品が、末永く届けてくれたらなと願っております。そのためにも、ぜひ感想を聞かせてください。伝えてください」とも語った。
一方の福原は「合唱を見させていただいて、本当に、愛もそうですけど、歌のパワーっていうのも、本当にすごく感じて、すごく感動したので。歌でも伝えるっていうこともそうですけど、シオンがサトミやみんなのために、幸せになってほしいっていう一心で、いろいろな行動をしたり、思いを伝えたりっていう、そのまっすぐさに私も心を打たれたので」と発言。「ぜひ、こういう大変な状況だからこそ、大切な人だったり、大好きな人に思いを伝えることの大切さだったり、そういう思いを皆さんに受け取っていただけたら嬉しいなと思います。そして本当に、私はこの作品が大好きなので、たくさんの方に見ていただきたいなと思うので。ぜひ皆さん、いろいろな方に、この作品を伝えていただけたら嬉しいなと思います」と笑顔を見せていた。(modelpress編集部)
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