柳楽優弥、有村架純(C)モデルプレス

柳楽優弥&有村架純、三浦春馬さんとの思い出・交わした言葉明かす<映画 太陽の子>

2021.08.06 19:25

俳優の柳楽優弥と女優の有村架純が6日、都内で行われた「映画 太陽の子」公開初日舞台挨拶に、メガホンをとった黒崎博監督とともに登壇した。

  
本作は、太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ。監督・脚本を担当した黒崎氏が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽、有村、三浦春馬さんや、ピーター・ストーメアが参加した。

柳楽優弥&有村架純、三浦春馬さんとの思い出明かす

有村架純(C)モデルプレス
ステージに登場した有村は「2年前に撮影をしていて、公開するまではあっという間だなという思いと、今日この日が(76年前に)広島に原爆が落とされた日ということで、そんな日にこの映画が公開できることが、とても意味のある日になったなと改めて思いました」と感慨深げに挨拶した。

柳楽優弥(C)モデルプレス
また、柳楽、有村、三浦さんの3人で共演しての感想を聞かれると、柳楽は「本当にたくさんの思い出があるんですけど、3人でとか、監督たちと食事に行ったりして、撮影していないときも距離感が役柄に似ているような感じで、印象に残っていることはたくさんあります」と答え、「中でも川沿いを僕と(弟役を演じた)春馬くんが一緒に走っているシーンがあるんですけど、あそこで春馬くんの体力がすごくタフで、僕がなかなか追いつけなかったというのが、ギャラクターとリンクして、僕の中ですごく好きなシーンでした」と回顧。

柳楽優弥、有村架純(C)モデルプレス
有村は「現場自体はみなさんとても温かい方たちばかりでしたし、穏やかな雰囲気の中進んでいった印象があって、私は柳楽さんや春馬さんや田中裕子さんとのシーンがたくさんあったんですけど、柳楽さんは一緒に現場で過ごしていて思ったのが、周りを巻き込む力がすごく強い方だなと思って、それは自ら能動的に動いてというよりは、そこにいるだけで周りがどんどん引っ張られていって、柳楽さんの中心にある部分に勝手に吸い込まれていくような感覚があって、空気が変わるってこういうことなんだなって現場で思いました」と柳楽の印象を紹介。

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続けて「春馬さんはそれとは違って、いろんな個性がある空気を調合して、また新しいものを作ってくれる雰囲気を感じて、春馬さんはどこに行ってもみんなが気持ちよく、場が流れていくというか、そういう空気を作れる役者さんなんだなと感じました。2人ともとっても素敵な役者さんだなと思いました」と笑顔を見せた。

三浦春馬さんが紡いだ言葉「自分たちの仕事、役目は想像力を届けること」

黒崎博監督、柳楽優弥、有村架純(C)モデルプレス
さらに、場面写真を見てエピソードトークを行う一幕で、再び戦地に向かう三浦さんが演じる石村裕之を、田中が演じる母の石村フミが見送るという場面写真がスクリーンに投影されると、有村は「現場で段取りから見ていたんですけど、このときの田中さんが演じられたフミさんは一言も発していないんですよ。日頃から私自身もセリフのない部分を丁寧に考えるようにしているんですけど、改めて言葉で表現できない思いというのがあるんだなということを確信しましたし、より自分自身もセリフに囚われず、言葉で発する以外の思いというのを、もっともっと熱量を高めて表現していきたいなと思いました。自分として勉強させていただいたシーンで、そういったことを改めて思う時間でした」としみじみと語り、柳楽は「裕子さんはもちろんなんですけど、春馬くんの雰囲気というのは素晴らしいなと見ていました」と目を輝かせた。

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そして、最後にメッセージを求められると、有村は「この作品においては、たくさんの伝えたいメッセージというものがあって、戦時下の話ではあるんですけども、当時生きた若者たちが未来を作るために懸命に生き抜いていくという青春のお話でもあって、今は正直、先行きが不透明で、(未来を)考えるのにもちょっと疲労してしまうと状況だと思うんですけど、そこで考えることを諦めてしまうのは、私としては心苦しいなと思うので、春馬さんもよくおっしゃっていた『自分たちの仕事、役目は想像力を届けることだ』ということを、改めて自分もみなさんと一緒に考えていけたら1番嬉しいなと思います」と熱弁。

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柳楽は「この映画があるということはすごく大事だなと僕も感じますし、今日、広島で行われた式典で小学生のスピーチがとても印象に残ったんですけど、『別れるというのは、出会えなくなるからではなくて、忘れられるからだと思います』とおっしゃっていて、すごく印象的でした。それは個人に対しても、歴史に対しても、忘れていくということが1番怖いなと今日、感じました」と吐露し、「こういう風に映画を通してみなさんに伝えられているということは、改めて平和への第一歩なのかなと感じました。今日はありがとうございました」と頭を下げた。(modelpress編集部)

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黒崎博監督、柳楽優弥、有村架純(C)モデルプレス
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