佐藤健、神木隆之介の声を絶賛「宗次郎が喋った瞬間、空気が変わる」<るろうに剣心>
2021.06.12 16:00
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俳優の佐藤健と神木隆之介が12日、都内で開催された映画『るろうに剣心 最終章 The Final』大ヒット舞台挨拶に出席した。
本作は、仲間とともに平穏な生活を送っていた緋村剣心(佐藤)と仲間の命に危険が及び、剣心の十字傷の謎に繋がっていく物語。神木は瀬田宗次郎として重要なシーンで登場している。この日は大友啓史監督もリモートで参加した。
佐藤への花束を持って登壇した神木は「おめでとうございます」とニッコリ。「10年ということで、『るろうに剣心』。こうやってお祝いさせていただきたいなと思い、花束を渡しに来たんです」と言い「本当に健さん、お疲れ様でした。10年。本当に、大きいものを背負って」とも。
続けて「僕は『京都大火(編)』と『伝説の最期(編)』に出させていただいて、一緒に戦って、ライバルになったんですけど。映画を見て、普通にお客さんとして、すごく大きいものを一人で背負って、本当に全員と戦っているなって、すごいなと思いながら、尊敬の目でずっと見ていたので、今日来れてよかったです」と主演を務め続けてきた佐藤を労った。
佐藤健「宗次郎が喋った瞬間、空気が変わる」神木隆之介を絶賛
そんな神木に佐藤は「粋なことをしますね、神木さん」と白い歯を見せ、神木は「金髪のままでごめんなさい」とぺこり。佐藤は「いえいえ、それが寧ろ良いです。お疲れ様でした、ドラマ」と笑顔で応じた。神木は、最初にキャスティングされる前から宗次郎を演じたかったそうで「実写化されるなんて知らなかったときなんですけど、事務所に、瀬田宗次郎の表紙の漫画を持っていって。『これ、なんか似てません?』とかって、ずっと言ってたんですよ(笑)」と回想。
スタッフから、佐藤が撮影していることを聞いたと言い「『勝手に練習してますね。役作りしてますね』って言って。縮地を練習していたんですよ。ずっと。木刀を買って、一生懸命練習していたんですよ」と、続編でのキャスティングを見据えて、宗次郎が用いる「縮地」を練習していたことにも言及。「瀬田宗次郎というキャラに、僕自身、一目ぼれをしていて。で、まさかの出させてもらうことになって。本当に幸せでしたね」と述懐した。
そんな神木は、佐藤の前でも縮地を披露したそうで「『見て見て』って言って。『縮地』って言ったら、『ふふっ』て言われて。まあ、そうなるよなあと思いながら。でも、その練習していた甲斐があったなと。すっごい嬉しかったです」と満足げ。その当時、佐藤は続編で宗次郎が登場することまで知っていたそうで「そのあと、ちゃんと正式に隆にオファーが行って、俺はすごく胸をほっとなでおろした」と振り返っていた。
シリーズでは7年ぶりとなった神木との共演について、佐藤は「決して、出演時間が長いわけではないんですけども。撮影日数で言うと、数日だよね?三日とかの撮影日数なんですけど、三日とは思えない貢献を、この映画にしてくれたなという。本当に感謝ですね」とコメント。また「宗次郎が喋った瞬間、空気が変わるんですよね。シーンの空気が変わるんですよ。『あ、素晴らしいな』とそこで思いました」と神木の声を絶賛した。
神木隆之介「健くんに認めてもらえるような宗次郎を」
一方の神木は「健くんの剣心の姿を見ると、すごく気合が入るというか。前作もそうだったんですけど。普段は、健くんっていう感じなんですけど、あの格好をして、本番に向けて準備していて、本番ってなったときに、やっぱりエリアがあるんですよ。間合いが、入れなくなったり」と回顧。「すごく神経を張っているような。見えてないところの死角まで、見えているんだろうなっていう緊張感と間合いがちゃんとあるなって、すごく思っていたので、こっちもやっぱりすごく気合が入りますし、『ついていこう』って。頑張って、健くんに認めてもらえるような宗次郎を、まずは目の前で演じなきゃいけないなっていうのは、すごくありましたね。でもそれが、すごくプレッシャーでもなく、すごく楽しみながらやらせていただきました」と共演を楽しんだ様子だった。
佐藤健「『るろうに剣心』が代表作ということは生涯変わらない」
イベントの最後に、改めてマイクを持った佐藤は「『るろうに剣心』が代表作ということは、生涯変わらないんだろうなとか思います。その作品が映画館で今見れるこの時期っていうのは、やっぱり何か特別で。ちょっとそわそわしながらも、幸せな期間なんです」と発言。そんな期間が長く濃く続いてほしいと言い「今後もこの映画を盛り上げていけば、もしかしたらまた、こうやって宣伝で、何か皆様とお会いする機会ができるかなと思いますし、そんなことを願ったりもしています。今日は本当にありがとうございました」と話していた。(modelpress編集部)
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