西島秀俊・岡田将生ら、村上春樹原作映画「ドライブ・マイ・カー」キャスト発表
2021.01.25 07:00
村上春樹氏原作の映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年夏公開)のメインキャストが発表された。
村上春樹氏の短編小説を映画化
本作は、商業映画デビュー作にしてカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された『寝ても覚めても』を手掛けた濱口竜介監督が村上氏の同名短編小説に惚れ込み、自ら映画化を熱望、脚本も手掛ける意欲作。妻を失い、喪失感のなかで生きる舞台俳優の家福(かふく)と、寡黙な専属ドライバーみさき。愛車サーブを通して出会った孤独な二人が、一筋の希望にたどり着くまでを描く、心揺さぶる物語。
主演を務めるのは西島秀俊、ヒロインみさき役には、多彩な才能で注目を集める女優・三浦透子が決定。物語を大きく動かすキーパーソンの俳優・高槻役は岡田将生、秘密を抱えたままこの世を去る家福の妻・音役を霧島れいかが演じる。
西島秀俊「撮影を重ねる度に新たな発見」
作品はすでにクランクアップしており、「初めてご一緒した濱口監督の演出は新鮮で、撮影を重ねる度に新たな発見がありました」と撮影を振り返った西島。「美しいロケーションのもと、スタッフ、国を超えて集まったキャスト一丸となって挑んだ作品です。是非完成を楽しみにお待ち下さい」とアピールした。
また、「台本を読ませて頂いた時にすぐ参加したいと思いました」と明かした岡田は「濱口監督といつかお仕事したいと願っていたのでお話を頂いた時にとても興奮したのを覚えてます」と念願叶った喜びを明かし、「この役と出会いこの映画に出会えたことは今後の自分にとって財産になりました」と充実感を語った。(modelpress編集部)
西島秀俊(家福悠介役)コメント
村上春樹さんの短編を濱口竜介監督が映画化する。その話を聞いた時、非常に興奮しました。濱口監督による熱のこもった脚本は想像以上に素晴らしく、いまを生きる多くの人の心に寄り添う作品になっていると確信しています。初めてご一緒した濱口監督の演出は新鮮で、撮影を重ねる度に新たな発見がありました。美しいロケーションのもと、スタッフ、国を超えて集まったキャスト一丸となって挑んだ作品で
す。是非完成を楽しみにお待ち下さい。
三浦透子(渡利みさき役)コメント
私が演じたみさきという女性は、自分の足で立って、仕事をして生きていく覚悟のある人です。彼女の姿勢から、私はたくさんのことを学びました。自分の弱さを受け入れ、何かを諦めながらも前向きに生きる勇気をもらいました。きっと私のように、彼女の優しさに救われる方がいると信じています。皆様のもとに作品が届くその日を、心から楽しみにしています。
岡田将生(高槻耕史役)コメント
台本を読ませて頂いた時にすぐ参加したいと思いました。そして、濱口監督といつかお仕事したいと願っていたのでお話を頂いた時にとても興奮したのを覚えてます。僕にとってこの現場は忘れられない、忘れたくない現場になりました。この役と出会いこの映画に出会えたことは今後の自分にとって財産になりました。
芝居とは何か。とても怖く、とても繊細で、生き物だと感じました。完成を楽しみにしております。
霧島れいか(家福音役)コメント
濱口監督の演出はとても不思議で、リハーサルを含め今まで味わったことのない心地良い緊張感と静けさで、「音」という人物に近づけてくれました。本来演者がしなければいけない作業を、監督が毎回綿密な準備をしてくださり、心からその熱意が伝わり、その思いに絶対に応えたい気持ちになりました。
撮影現場の雰囲気もとても良く、監督とスタッフの間に一体感が生まれ、その中に赤いサーブが重なったあの感動的な光景は、今でも忘れられません。
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