Fukase、菅田将暉(C)2021映画「キャラクター」製作委員会

菅田将暉主演、セカオワFukaseが“殺人犯”で俳優デビュー 映画「キャラクター」公開決定

2020.12.08 04:00

俳優の菅田将暉が主演を務め、SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが出演する映画『キャラクター』が、2021年6月に公開されることが決定した。

  

菅田将暉&Fukaseが初共演 オリジナル脚本映画「キャラクター」

同作は「20世紀少年」「MASTERキートン」をはじめ、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志、『告白』(10年)『君の名は。』(16年)など実写からアニメーションまで大ヒット映画を企画してきた・川村元気、そして『信長協奏曲』(16年)『約束のネバーランド』(20年12月18日公開)など超話題作を生み続けるプロデューサー・村瀬健、日本エンターテインメント界きってのヒットメーカー3人が10年の歳月をかけて、練りに練り上げた企画が、実写映画としてベールを脱ぐ。

もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら?そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメントとなる。

スケッチに向かった先で、一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾(やましろけいご)を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始めとする各映画賞を総なめし、若手屈指の演技派俳優として活躍が目覚ましい菅田。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じる。

そして山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなるFukase。来年10周年のアニバーサリーを迎えるSEKAI NO OWARI。アーティストとして多くの人を魅了してきた彼が俳優として、全てが謎に包まれる両角を、独特の存在感と美しさで熱演。『世界から猫が消えたなら』(16年)、『帝一の國』(17年)、『恋は雨上がりのように』(18年)など、精緻な人間模様を描くことに定評がある永井聡が監督としてメガホンを取る。

菅田将暉、俳優デビューのFukaseは「少し儚げで美しかった」

主演を務める菅田は、本作出演に際して永井監督とのタッグに心躍る一方で、「悩みながらの現場だった」と振り返る。「オリジナル脚本で【キャラクター】という題材。キャラクターとは“個性”でありその人の“生き様”。今とても重要なテーマだと思い向き合った」と本作撮影に臨んだ気持ちを明かした。一方、本作が俳優としての初芝居となるFukaseも「オファーを頂いた時は正直とても悩みました」と出演に向けての思いを吐露し、狂気に満ちた殺人鬼という難役に1年間以上の長い時間をかけて準備して挑戦した。

俳優としてはもちろん、自ら作詞作曲も手掛け音楽アーティストとしても活躍する菅田は、本作で俳優デビューを飾るFukaseとの共演について、佇まいが俳優部すぎて驚いたという。「物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかった」と話しており、映画と音楽のまさにトップランナーである2人の夢の競演は本作の最大の魅力だ。

そして完全オリジナルストーリーを構築した原案・脚本の長崎は撮影現場で菅田の姿を見かけて「20代の浦沢直樹氏に似ている」と驚いたそう。菅田から漫画家の動作を学んだと聞き、「才能のある役者は乗り移るのだろうか」と、菅田の役作りに圧倒された様子だ。また「天使のような声を持つ少年というイメージ」を持っていたFukaseが殺人犯・両角を演じると聞き、最初は理解できなかったという。「だが、映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている」とFukaseの起用に太鼓判を押している。(modelpress編集部)

ストーリー

漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。

事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始める。山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。山城は売れっ子漫画家の道を歩むのだった。

そんな中、漫画「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生。そして、山城の前に、再びあの男が姿を現す。「両角って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから」。交わってしまった二人。山城を待ち受ける“結末”とは?

菅田将暉コメント

映画「キャラクター」。久々の永井組に心躍りました。が、前回よりも悩みながらの現場でした。オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。そんな中、SEKAI NO OWARIFukaseさんが出演します。現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。

Fukaseコメント

オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。

原案・脚本:長崎尚志コメント

この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。

菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと二十代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『漫勉』を研究したとか。だからなのか? 才能のある役者は乗り移るのだろうか。

両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。

『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感――観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 菅田将暉、木村佳乃・中村倫也・佐々木希・杏は「うちの四天王」

    モデルプレス

  2. 沢田研二&菅田将暉W主演映画「キネマの神様」本編映像初解禁

    モデルプレス

  3. 菅田将暉「MIU404」最終回シーンは米津玄師「感電」の歌詞に着想?Mステでの告白が話題

    モデルプレス

  4. 菅田将暉、“知らないおじさん”Hey! Say! JUMP八乙女光にお年玉もらい困惑「使えない1万円」

    モデルプレス

  5. 菅田将暉「Mステ」で石崎ひゅーい作詞作曲「虹」テレビ初披露 歌唱のこだわり明かす

    モデルプレス

  6. ジャニーズペアコラボ企画決定 菅田将暉・BTSら「2020FNS歌謡祭」第3弾出演者発表

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 3月のカバーモデルは「女神降臨」Koki,

    特集

  2. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  3. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  4. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  5. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  6. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  7. バケーションパッケージを使ったパークでの2日間の様子をご紹介!

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    アマプラ4月新着コンテンツ発表「カラオケ行こ!」「【推しの子】-The Final Act-」「3年C組 指原×翔太」など

    モデルプレス

  2. 02

    広瀬すず、片思いしている相手とは「成長を見届けている」【片思い世界】

    モデルプレス

  3. 03

    原菜乃華主演「見える子ちゃん」“見えてはいけないもの”紛れ込む本ポスター公開 SixTONES京本大我ら登場の予告&メイキング映像も

    モデルプレス

  4. 04

    NOA、映画初出演でキュートな“うさ耳姿”披露「山田くんとLv999の恋をする」場面写真一挙解禁

    モデルプレス

  5. 05

    FANTASTICS堀夏喜ら「女神降臨」新キャスト発表 Koki,・渡邊圭祐・綱啓永“三角関係”加速する後編予告も解禁

    モデルプレス