長澤まさみ、コロナ自粛明け久々公の場に歓喜<MOTHER マザー>
2020.06.15 21:35
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女優の長澤まさみが15日、都内で行われた映画「MOTHER マザー」(7月3日公開)の完成披露舞台挨拶イベントに、俳優の阿部サダヲ、奥平大兼、メガホンをとった大森立嗣監督とともに登壇した。
今作は、河村光庸プロデューサーが、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て、大森監督とタッグを組んで描いた衝撃作。長澤は社会の闇へ堕ちていく母親・秋子、阿部は秋子と内縁の夫になるホスト・遼、奥平は息子・周平を演じる。
長澤まさみ「とても嬉しい気持ち」
久しぶりの公の場に「とても嬉しい気持ちです」と笑顔を見せた長澤は、新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間が明け、マスコミの前に立った心境を尋ねられると「映画が公開できると聞いて本当に嬉しかったです」と喜び。「もしかしたら今年公開できないんじゃないかなって思っていて、しかもこの映画はたくさんの方に待っていてもらっているという実感をしていた作品だったので、こんな時期ですけど、映画館も開いてきましたし、自分の体調と相談しながらぜひ映画館のほうで観てもらえたらいいなと思っています」と思いを口にした。また、“STAY HOME”期間中の過ごし方については「映画やドラマを観たり、料理もしました。割と皆さんがやっていたことと変わらないのかなと思います」と紹介。極めたものはあるか問われると「極めるまではいけていないんですけど、料理はいつもよりは丁寧に作るみたいなことはしていました。時間をかけて料理をしたりしていました」と明かした。
長澤まさみ、阿部サダヲから絶賛される
さらに、今作に出演しようと思った理由については「私自身も母から受けた影響ってとても大きいなと感じるところがありまして、そこで親が子を作るということをすごく考えさせられたし、大人にはそういう責任があると考えて、台本を読んだ時に人ごとに感じないというか、そういった想いが生まれて、この役を演じてみたいなと、私は思いました」と回顧。「本当にひどい人なので、“こんな人いたら嫌だなあ”って思いました」とつぶやいた。長澤と初共演だった阿部は「やっぱりすごいですね、長澤さんって方は。最後の長澤さんのアップの顔がすごく怖くて印象に残っていますね。あの顔をできる方はなかなかいないんじゃないかな。すごいですね」と絶賛。
一方の長澤も「私は本当に阿部さんといつか共演したいと思っていた1人なので、今回、夢が叶ったという感じでとても嬉しかったです。私にとって阿部さんはなんでもできるスーパーマンって感じです」と阿部を称賛。しかし、それを聞いて笑った奥平が「(フジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』の影響で)正直、いいお父さんってイメージがあるので、スーパーマンって言われると、ちょっと違うかなって(笑)」とぶっちゃけると、長澤は「すいません…(笑)」と苦笑した。
長澤まさみ「映画を観て気分を変えてもらえれば」
最後に長澤は「久しぶりの映画館での映画鑑賞が、この『MOTHER マザー』という作品だといいなと思っております。私自身も映画館に足を運びたいなと思っていますので、ぜひ皆さん、無理ない程度に映画館のほうに行って、映画を観て気分を変えてもらえればいいなと思います」とアピール。「なかなかハードな作品だと思いますが、きっと観たあとに感じ取ってもらえるメッセージがあるような作品に仕上がったのかなと思います。ぜひ映画館に足を運んでください」と呼びかけた。なお、同完成披露試写会、舞台挨拶は一般客を入れずマスコミ向けに実施。東京都看護協会危機管理室新型コロナウイルス対策プロジェクトアドバイザーの堀成美氏の感染管理指導のもと行われた。(modelpress編集部)
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