今井翼“カミカミ”で苦笑 オファーに「身に余る光栄」<プラド美術館 驚異のコレクション>
2020.03.03 16:38
今井翼が3日、都内でドキュメンタリー映画「プラド美術館 驚異のコレクション」(4月10日公開)の公開アフレコを行った。
今井翼、オファーに「身に余る光栄」
本作は、2019年に開館200周年を迎え、世界最高峰と言われるスペインのプラド美術館の全貌に迫るドキュメンタリー。本国版のナビゲーターはアカデミー俳優のジュレミー・アイアンズが務めるが、今回、制作が決定した日本語吹替え版のナビゲーターを今井が担当することが決定した。多くの報道陣が訪れ、すし詰め状態となったアフレコブースに登場し、台本を手にマイクの前に立った今井は「皆さんに見守られる中だとすごく緊張しますね」と吐露。そして無事に低音ボイスをマイクに吹き込むと「本来収録が(ブースの)中で1人で行うものなんですけど、こうやって皆さんにお集まりいただく中でやるというのはなかなか緊張感がありましたね」と安堵の表情を浮かべた。
また、同オファーを最初に聞いた際の心境を聞かれると「すごくビックリしましたね。僕自身スペインが好きで、フラメンコであったり、スペイン文化特使としてもさまざまな経験をこれまで重ねてきましたけど、僕にとって初めてスペインで訪れたところがマドリードで、そのときはフラメンコの勉強で行ったんですけど、せっかくならば芸術に触れたいなと思って、人生で初めてヨーロッパの美術館に行ったのがプラド美術館だったので、ご縁というか。また僕自身はプラド美術館での経験から1人で旅をするときに、旅先で美術館に行く楽しみもできましたから、身に余る光栄でしたね」と感慨深げに語った。
今井翼“カミカミ”で苦笑
さらに、オリジナルのナビゲーターのジュレミーは演劇的なナレーションをするそうで、その辺も意識して吹替えを行なったのか尋ねられると「普段のお芝居とは違って、これだけ壮大なドキュメント作品ですから、躍動感というものを大きく出すイメージでやりましたけど、ただ僕にとってこれだけ膨大なセリフを喋る吹替えというのは初めてだったので、スタッフの皆さんには申し訳ないくらい時間をかけてしまったんですけど、すごくやりがいのあるお仕事をさせていただきました」と充実した様子。当初は1日で吹替えを行う予定だったが、2日かかってしまったことを明かし「人名であったり、地名とか、ヨーロッパ特有の発音がありますから、カミカミの今井翼でしたね。今はデータの時代ですけど、テープだったら申し訳ないだろうなと思いましたね」と苦笑した。
最後に、本作のアピールを求められると「携わる方々の生きた証言であったり、最先端の映像の美しさ、臨場感のある音楽、そして感動であったり発見というものが溢れた作品になっておりますので、造詣がそこまで深くないという方でも、ぜひともこれを機に映画館でお楽しみいただきたいと思います」とコメントした。(modelpress編集部)
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