小栗旬「嫌いにならないで」スキャンダラスな男役に自信<人間失格 太宰治と3人の女たち>
2019.07.25 21:49
俳優の小栗旬が25日、都内にて行われた映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)ジャパンプレミアに沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、蜷川実花監督とともに出席した。
映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」とは
天才作家・太宰治が死の直前に完成させた「人間失格」は、累計1200万部以上を売り上げ歴代ベストセラーのトップを争う“世界で最も売れている日本の小説”。同映画は、その小説よりも遥かにドラマチックだった“誕生秘話”を太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化された。小栗は天才作家・太宰治を演じ、正妻・美知子を宮沢りえ、作家志望の愛人・静子を沢尻、太宰の最後の愛人・富栄を二階堂が演じる。
小栗旬、撮影を振り返る
「エキセントリックでセンセーショナルな映画になっております」と紹介した小栗が演じる太宰は天才作家だが、酒と恋に溺れるダメ男で、女を惹きつけてやまない魅力を放っている。蜷川監督から太宰役は「小栗くんしかいないって思ったら、小栗くんしか思いつかなくてオファーしました」と言われると、小栗は「嬉しかったです、でいいのかな」と苦笑した。そんな小栗は、撮影を振り返り「楽しい半分、しんどい半分でした」という。「沢尻さんとはとても素敵なラブストーリーをやらせていただきましたし、ふみちゃんとはちょっといろいろドロドロしたことがありましたし、佐倉くん(成田)にはだいたい文句を言っている。それぞれのみんなと素敵な時間を過ごせたので、楽しくやらせてもらいつつ、後半に向けて太宰が追い詰められていきます」と明かし、「太宰はいろんな人を裏切り、それが積み重なると精神的にはしんどくて。家族と一緒にいるシーンは、2人の子供がとても可愛いのに、その子たちの前で『お父さん出掛けてくるね』って出ていくのは心が痛くなりました」と精神的に大変だったシーンも紹介した。
最後に「僕にとって自信を持ってみなさんに見てもらえる映画になっています」と胸を張った小栗。しかし、「嫌いにならないでください。よろしくお願いします」と頭を下げ、会場を笑わせた。(modelpress編集部)
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