木村文乃、バイト時代を回顧「事務所に拾われていなかったら…」<羊の木>
2018.02.03 13:33
女優の木村文乃が3日、都内で行われた映画『羊の木』初日舞台あいさつに、主演の錦戸亮をはじめ、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに出席した。
木村文乃、バイト時代を振り返る
作品にちなみ、キャスト陣は「誰も自分のことを知らない町で新生活を始めるとしたら、どんな職業につくか」をテーマにトークを繰り広げた。木村は「22、3歳で今の事務所に入ったんですが、それまでウェディングのアルバイトをしていまして。会場の設営とか全部やっていたんですけど、それがすごく楽しかったんです」とバイト時代を回顧。
「今の事務所に拾われてなかったら、いまだに続けていただろうなと思うくらい」と充実した仕事だったようで、「人の幸せを作って送りだすというのは素敵な仕事だなと思えた仕事。いつかそういった役をいただけたら、違う思いでできたりするのかなとも思います」と語った。
錦戸亮主演 映画「羊の木」
今作は、「がきデカ」の山上たつひこ氏、「ぼのぼの」のいがらしみきお氏がタッグを組み、殺人などの凶悪犯罪に手を染めた6人の元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件、住民と元受刑者の不協和音を描いた同名コミックを実写化。原作のセンセーショナルなテーマはそのままに、強烈な個性を持つオールキャストを配し、誰も想像し得ない衝撃と希望の結末を創り上げるヒューマン・サスペンス。錦戸は彼らの受け入れを担当することになった市役所職員・月末一を演じる。ワールドプレミアとなった第22回釜山国際映画祭で見事、キム・ジソク賞を受賞、第53回シカゴ国際映画祭、第37回ハワイ国際映画祭にも公式出品するなど、日本での公開を前に早くも高い評価を得ている。
錦戸は「僕が見たときに思ったのは、朝からすき焼き食ってる感覚みたいだなと。きっと消化しにくいかもしれないんですけど、ふとした瞬間に思い出して、消化して、消化したらまた観てもらって。きっと観た人の数だけ答えがある映画だと思うので、全国の多くの人に観てもらいたいです」と本作への思いを伝えた。(modelpress編集部)
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