左から:松村沙友理、桜井玲香、西野七瀬、白石麻衣(C)モデルプレス

乃木坂46西野七瀬・白石麻衣らブラックドレスで美貌際立つ<映画「あさひなぐ」完成披露上映会/トーク内容をほぼ網羅>

2017.08.28 20:22

映画『あさひなぐ』(9月22日公開)の完成披露上映会が28日、都内で行われ、主演を務める乃木坂46西野七瀬白石麻衣らが出席した。

  
この日は西野、白石のほか、桜井玲香松村沙友理伊藤万理華富田望生生田絵梨花ら映画『あさひなぐ』メンバーが、薙刀の道着姿ではなくドレッシーな姿で大集結。メガホンを執った英勉監督と共に、撮影秘話などのトークや、映画大ヒットを祈願して鏡開きを行った。

乃木坂46西野七瀬・白石麻衣らブラックドレスで美貌際立つ(C)モデルプレス
映画『あさひなぐ』は薙刀に全てをかける女子高生の青春をみずみずしく描いた感動作。主人公の東島旭役に西野、旭が憧れる先輩・宮路真春役に白石、二人の最強のライバル・一堂寧々役を生田絵梨花が演じ、乃木坂46メンバーが“美の武道”薙刀に初挑戦した。主題歌は乃木坂46の19thシングル『いつかできるから今日できる』(10月11日発売)。

左から:英勉監督、松村沙友理、桜井玲香、西野七瀬、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花(C)モデルプレス

映画「あさひなぐ」完成披露上映会/トーク内容をほぼ網羅

― いよいよ映画が完成しました。今日初めてお客様が楽しまれるという日ですけれど、今のお気持ちをお聞かせください。

西野:ここにいる皆さんが初めて見るお客さんということで。なんか、なんやろ。見終わった後にどんな感想が浮かぶのかな、とても楽しみです。薙刀をみんなですごく頑張った。カッコ良いなってきっと思ってもらえると思うので、ぜひ楽しんでいってもらいたいなって思います。

― 薙刀の稽古はやっぱり大変でしたか?

西野:大変でした。今年の年明けくらいから稽古を始めて、撮影期間中も並行してやっていました。薙刀自体も重くて扱うのが大変やったし、足の裏の皮がめくれそうにもなったり、腕も筋肉痛やったりとかいろいろ苦労したけど、日本らしい薙刀というか、私自身、薙刀をそれまで知らなかったので、それを知ることができて、身を持って教わることができてすごく良い経験になったなと思います。

― 改めて映像で見ても薙刀って大きいなって思いました?

西野:想像以上に大きいし重いし難しかったです。

― 監督!作品を撮る側としても薙刀を作品の中に収めるのっていろいろ大変だったんじゃないですか?

英監督:はい、大変でした。それに綺麗な人たちが並んでいるのに面を被ってるっていうね(笑)。なんで面越しでこの人たちを撮るんだろうって根源的な問題は常に思っていました。あとは撮影が大変っていうより、とりあえず皆さんが覚えたりね、練習したりするのが…。だいたい泣いてる(笑)。

一同:(笑)

英監督:うっすら泣いてます(笑)。

松村:うっすら。途中心が折れそうになって。あ~って(笑)。

英監督:頭真っ白になって。

松村:真っ白になって。

― まさに劇中と同じような、心が折れそうになることが松村さんにも起こっていたと?

松村:ありました(笑)。

― 桜井さんが演じた八十村将子はちょっと突っ張ったところがあったりとか、私たちが思っている桜井さんとはかなり離れた役ということでしたが、役をもらった時の感想とそれを実際に演じてみていかがでしたか?

桜井:役をもらった時は皆さんにキャラと違うって言われていたんですけど、私自身はそんなに違和感を感じていなくて。むしろ作り込みやすいかもなっていう印象で。実際に将子ちゃんの髪が明るいので人生で初めて金髪にして髪もけっこう切りました。けっこう形から入っていて、将子ちゃんは剣道の経験者だったので、試合のシーンも剣道の要素を入れたら将子ちゃんらしさが出るかもと思って入れてみたんですけど、それがすごく難しかったですね(笑)。とても苦戦しました。

― あとは普段言わないような荒っぽい言葉もバンバン言っていますね。どうでしたか?

桜井:どうなんですかね?でも意外と舌打ちって難しいんだなって思いました(笑)。

― 舌打ち。もう上手になりましたか?(※桜井が舌打ちをする雰囲気に)

桜井:ちっ。

一同:(笑)。

桜井:(笑)。あと監督が試合中にもっと暴言を吐いてくれ吐いてくれってすごく言うんですよ。もっと相手を罵ってくれって言うんですけど、それがちょっとどっちに集中したらいいかわからなくなっちゃって大変でしたね。

― 松村さんは紺野さくら役ということで。こちらは逆に役のイメージと我々が思っている松村さんのイメージが意外にぴったりなんじゃないかと思ったんですが、どうでしたか?この役で演じた青春とご自身の青春で重なる部分や違う部分についても教えてください。

松村:私の青春はさくらちゃんと実は一緒でバレーボール部やったんですよ。でも正直そんなに真面目にやってへんかった。その学生時代は置いといて、でもこの撮影の時はみんなで一から一緒に薙刀を始めたっていうのがほんまに入学したような気持ちやった。メンバーも頑張ったし、スタッフさんも監督さんも毎回練習に付き合ってくれはったし。もう本当になんかみんなで作ってるっていう感じ、夜遅くまで一緒に練習したりもしたんで、すごく青春でした。

― ちなみにどの辺で心が折れそうになったんですか?

松村:えっと、私の試合シーンを撮る前日に監督さんがちょっと変えたいって言って、試合の内容が変わった時に心が折れそうになりました。

英監督:(笑)

松村:試合のシーンって重要じゃないですか。だからもう1ヶ月前からずっと試合のシーンの薙刀のやり方を練習してたんですけど。なのに1ヶ月くらい練習したやつが前日に監督さんに全部変えられて。さすがにちょっとこれは明日撮影できないかもと思って、一瞬涙が出ました(笑)。でもそれを笑いながら見てはったから、監督さんが(笑)。

― もう負けられるかと思って頑張って撮影した?

松村:う~ん、そうですね。でも負けられるかっていうよりは本当に、なんだろう?なんかもう本当に、でもスタッフさんが優しくて。なんか大丈夫だよみたいな。頑張ろうね、みたいな感じの雰囲気で。自分自身がちゃんとやりたいって思っている気持ちを皆さんが汲んでくださったというか。本当に温かい現場だったなと思います。

― 白石さんの役は7歳からずっと薙刀をやっていて、めちゃくちゃ強い。二ツ坂のエースという設定なので薙刀のシーンは特に大変だったのでは。

白石:そうですね。真春はとにかく薙刀が強くなきゃいけないということで、稽古を始めた初日に薙刀を教えてくださる指導の先生から、真春ちゃんだけ特別に厳しくビシバシいくからねって言われて。あ、やばいなって思って、正直。私はちょっとそこで心が折れそうになったんですけど(笑)。でもその薙刀をやっていくとやっぱり楽しいんですよね。すごく楽しいし、できてくるとそれがすごく嬉しくて。だから全然苦ではなかったですね。逆に楽しさの方が強かったです。

― 撮影がない時でもずっと練習していたそうですね。

白石:そうですね。試合数がとにかく多いんですよ。10個くらいあって。なんか1つ試合が終わってもまた次にどんどん増えてくるので、その日の撮影が終わった後とかも体育館でまた新しい試合の手数を覚えたりして。送られてくる動画の数が半端ないんですよね。だからもうひたすらに覚えなきゃと思って。それは大変だったけど、でもすごく楽しかったです。

― 伊藤さん。3年生が卒業した後、新部長になる野上えりですけれども。物語を進めていくというか、ストーリーを形作っていく重要なセリフも多かったと思うんですが、演じてみていかがでしたか?

伊藤:そうですね。本読みの時点で、前半戦は物語を進めていく中心みたいな存在と言われて。乃木坂46でのポジションは知っている方もいる通り、私、全然そういうポジションにいないし、むしろやらないタイプなので、私が部長役をやるってなった時にまずそこにびっくりしました。とにかくセリフ量とえりちゃんのテンポの良い営業っぽいところにすごく苦戦しましたね。

― 実際、乃木坂46のキャプテンである桜井さんから見て、伊藤さんの部長っぷりはいかがでしたか?

桜井:はい、ちゃんと部長でした。一番感情移入しましたね。

伊藤:あ、嬉しい。

桜井:えりちゃんの悩みがあまりにもわかりすぎちゃって、もう苦しいんです。たぶんそれだけ部長っぽかったんだと思います。

伊藤:けっこう相談に乗ってもらっていました。

桜井:まあちょっと、ね(笑)。

― リアルなキャプテンに相談していたと?

伊藤:そうですね。その気持ちが一番わかるのはキャプテンかなと思ったので。

― どんなアドバイスをもらいましたか?

伊藤:どんなんだっけ?

桜井:なんだっけ?いやなんかもうなにとか1つとかじゃないんですよ。その一緒にね、田んぼの横を歩きながら(笑)。

― 富田さん。映画の出演オファーがあった時の感想、やっぱり主要キャストが皆さん乃木坂46ということで、どう思いましたか?乃木坂46の皆さんはすでに完璧なチームワークができているわけで、そこにポンと入っていく気持ちも教えてください。

富田:そうですね、最初にお話いただいた時は素直に嬉しかったです。原作にもいる大倉文乃というでっかい人物が必要となるってなった時に、そこの設定を変えて誰か可愛い子を入れるというよりも、これは富田に任せようと思ってもらえたので。でもやっぱり不安というものは練習に入るまではあったんですけれども…ものすっごく皆さんが優しいんですよ。ものすっごく優しいんです。

観客:(笑)

― 2回言いましたね。

富田:もうおわかりだと思うんですけども、ほんっとうにもう、おいでっていう感じで。一緒に薙刀の練習をした初日に、不安というものは溶けました。お互いに薙刀ができないっていうところから入り、段々と打つのが怖いな、アザができたらどうしようって心配していたのが、スパンと打てるようになって。最初スローモーションのように私に打ってきた皆さんが、防具をつけていても重みを感じるくらい思いっきり打ってくれたりとかしてきたので、薙刀を通してすごくこう距離が近くなっていったなっていうのは感じます。

― 西野さん、富田さんと一緒に演じてみていかがでしたか?

西野:でも望生ちゃんがいてくれるだけでなんか和む。空気が楽しく、いつでも明るいので。ちょっと朝早くてしんどいなっていう時でも、なんか元気にいる姿を見ると、こっちも元気になっていた。本当に感謝でした。

富田:いや~、とんでもないです。

一同:(笑)

― 二ツ坂はこんなに良い雰囲気ですが生田さん。ライバルの國陵で。しかも性格もちょっときつい感じの役どころ。そして薙刀もめちゃくちゃ上手い。演じてみていかがでした?

生田:そうですね。なぜそんなに寧々ちゃんが気を強くやってるのかっていうその背景が、原作だと描かれているんですけど、映画だとほとんどそういう描写がなかったので、やっぱり怖いとか強いとかそういうイメージだけになってしまうともったいないよねっていうのは監督と何度も話し合いをさせていただきました。で、ちょっと子どもらしい、素直さからくる、ふてぶてしさだったりとか、あの拗ねてる感じだったりとか。そういう寧々ちゃんの可愛らしさは映画ならではで、たくさんシーンに入れ込めたんじゃないかなと思っています。

― 薙刀は大変でしたか?

生田:はい、大変でした。手数がすごく多かったので、まずはその型を覚えるっていう。だから体に移す前にまずは頭で暗記して、それから行動に移す。本当にずっと勉強しているような気分でした。

― 監督、薙刀のシーンってやっぱり大変なわけですから、吹き替えの方も準備されていたんじゃないかと思うんですけど、でもほぼ皆さんがやったんですよね?

英監督:そうですね。練習をやっていくうちに、それぞれ役柄の薙刀が身についていったんです。旭ちゃんなら旭ちゃんの薙刀だし、真春なら真春だし、さくらちゃんはさくらちゃんのやり方があって。それは吹き替えだと真似できないんですよね。立ち方とか打ち方とか逃げ方とか姿勢とか。全部ちゃんとキャラクターに乗っかったことをやってくれているので、もうこれは顔は見えんが見えまいがやってもらおうかな~って感じでした。

― 西野さんも決意を持って監督にやらせてください!って言いに行ったと聞いたんですが。

西野:あ、そうなんですよ。練習しているうちに、あ、これは吹き替えかもしれないけど、ちょっと自分でやりたいと思って。意を決して監督のもとに自分で言いに行ったんです。監督、明日自分でやりたいですって。そうしたら、そのつもりですってすぐに返されて(笑)。あ、あ~みたいな。あ、よかったですってなって(笑)。

― 代表して西野さん、スクリーンで見てほしいポイントを教えてください。

西野:う~ん、自分のシーンになっちゃうんですけど(笑)。旭が憧れの先輩である真春を呼び出して。ちょっとこう、食って掛かるようなシーンがあるんですよ。そのシーンがお気に入りというか好きで。これから皆さんは見られるので、あまり言えないんですけど、そこの旭の表情、なにかを決意した感じはちょっと頑張ったので見てほしいです。

― 白石さん、あのシーンは確かに良いシーンでしたね。

白石:そうですね。私もそれを撮っている裏で監督と隣でモニターを見させてもらってたんですけど、めちゃくちゃカッコ良かったです。旭、決まっているなと思って。

西野:嬉しい。

白石:良かったです。見てほしいですね。

(modelpress編集部)


映画『あさひなぐ』ストーリー

春、元美術部で運動音痴の主人公・東島旭は、二ツ坂高校へ入学する。旭はひとつ先輩の宮路真春と出会い、その強さに憧れ“なぎなた部”入部を決意!同級生の八十村将子、紺野さくら、2年生の野上えり、大倉史乃と共に部活動をスタートしたが、“練習は楽で運動神経がなくても大丈夫”―そんな誘い文句とは真逆で稽古は過酷そのもの!やがて3年生にとって最後となるインターハイ予選を迎える。順調に勝ち進んだ二ツ坂だったが、決勝でダークホースの國陵高校に敗れてしまう。なかでも國陵の1年生エース・一堂寧々の強さは圧倒的だった。野上新部長のもと再スタートを切った二ツ坂は、山奥の尼寺で僧侶・寿慶(江口のりこ)の厳しいしごきによる、地獄の夏合宿を経てひと回り大きく成長し、挑んだ秋の大会。再び二ツ坂の前に宿敵國陵高校と一堂寧々が立ちふさがる。そこで、二ツ坂にとってまさかの出来事が―。真春は部活動に姿を見せなくなり、精神的支柱を失った二ツ坂はバラバラになってしまう。そのとき、旭は…。物語はクライマックスへ向けて大きく動き出す―。
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