関谷純役の本郷奏多(C)2017「氷菓」製作委員会

本郷奏多、最大の“謎”の鍵を握る役で「氷菓」出演決定<コメント到着>

2017.08.08 08:00

俳優の本郷奏多が俳優の山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)と女優の広瀬アリスがW主演を務める映画「氷菓」(11月3日公開)に出演することがわかった。

  

映画「氷菓」とは

人気ミステリー作家・米澤穂信氏のデビュー作である青春学園ミステリー『氷菓』が原作。

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする主人公の高校一年生・折木奉太郎役に山崎、それに反して「わたし、気になります!」となると誰にも止められない好奇心のかたまりのようなヒロイン・千反田える役に広瀬。廃部寸前の古典部で出会った2人が、33年前に発行された古典部文集<氷菓>と、歴史ある学園祭に秘められた真実を解き明かすべく、その謎に挑んでいく。

物語の最大の軸となる関谷純役

本郷は千反田えるの伯父、33年前に起きたある事件の重要人物である関谷純役。千反田えるが折木奉太郎の推理力を見込み、伯父(関谷純)が“やさしい英雄”と呼ばれるきっかけとなったある事件の謎を解き明かしてほしいと依頼したことが、物語の最大の軸となる。

消息不明の伯父と神山高校古典部に纏わる事件の謎の真実を知りたい…という一身上の都合で古典部に入部した千反田える。5歳のえるが、叔父から、彼がかつて神山高校で籍を置いた古典部に関するとある話を聞かされ号泣した記憶、その日を最後に消息不明になった叔父。その真相に迫った奉太郎ら新生古典部は、33年前に発行された古典文集「氷菓」へとたどりつき、神山高校で起こったある事件で関谷純が英雄として学園を去った事実を知る。33年間封印され続けた学園の謎――“やさしい英雄”?、文集「氷菓」に秘められた真実とメッセージとは何なのか?謎が謎を呼ぶ物語の鍵を握るのは、関谷純の過去。そんなミステリアスな魅力をもつキャラクターを本郷が熱演する。

本郷奏多が起用された理由

今回オファー受けた本郷は「アニメを観ていて好きな作品だったので、純粋に嬉しかったです」と喜び、「終始一人での撮影だったのでどなたともご一緒できず寂しかったです」と撮影を振り返った。

また、安里麻里監督は関谷純のキャスティングについて「大いに悩みました」とし、「脚本を執筆している時は、顔すら出さなくてもいいのではないか?とすら考えました。ですが、謎解きをしていく中追いかける先にあるその少年の姿、真実を知ったときに見てしまうその少年の顔、それらがやはり必要だと感じ、本郷奏多さんにお願いしました」と経緯を説明した。(modelpress編集部)

本郷奏多コメント

― 本作のオファーを受けてのご感想

アニメを観ていて好きな作品だったので、純粋に嬉しかったです。

― 原作「氷菓」について

無理なく実写化できる世界観でありながらとても人気のある作品なので、実写化するなら是非みてみたいなと思っていました。

― 役作りについて

安里監督とお会いしてみたかったので、今回ご一緒できて嬉しかったです。仰っていただいたイメージに近づけるようにしたつもりです。

― 現場の雰囲気はいかがでしたか?ご共演者について等含めおきかせください。

終始一人での撮影だったのでどなたともご一緒できず寂しかったです。

― 公開を待つファンの皆さんへメッセージをお願いします。

心地よい世界観の作品になることと思います。是非楽しみにしていてください。

安里監督コメント

― 本郷さんのキャスティング経緯

『氷菓』のタイトルにも関わる最重要人物、関谷純のキャスティングについては大いに悩みました。33年前の高校生で、今はいない。奉太郎たちの想像の中でしか出てこない少年。脚本を執筆している時は、顔すら出さなくてもいいのではないか?とすら考えました。ですが、謎解きをしていく中追いかける先にあるその少年の姿、真実を知ったときに見てしまうその少年の顔、それらがやはり必要だと感じ、本郷奏多さんにお願いしました。撮り終え、その上がりをみた時に、その決断が本当に正しかったと痛感しております。本郷さんの迫力、説得力は私の頭にあったものを超えていました。

― 本郷さんの魅力

天才とはこういう人を言うのかもしれないと感じます。こちらが持っていきたい方向をいつの間にか理解していて、気づいたらこなしてしまっている。聡明で、芝居やアクションの勘が素晴らしく、撮影していて感動する瞬間が何度もありました。本当に魅力的な役者さんです。

ストーリー

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする“省エネ主義”の高校一年生、折木奉太郎(山崎賢人)。神山高校でも安穏とした灰色の高校生活を送るつもりだったが、姉の命で廃部寸前の古典部に入部することに。嫌々部室へと向かった奉太郎は、一身上の都合で古典部に入部してきた少女・千反田える(広瀬アリス)と出会う。一見清楚なお嬢さまといった印象の美少女だが、「わたし、気になります!」となると誰にも止められない、好奇心のかたまりのような少女だった。中学からの旧友、伊原摩耶花(小島藤子)と福部里志(岡山天音)も入部し、新生古典部が発足した。えるの好奇心に巻き込まれるうちに、学園で起こる不思議な謎を次々と解き明かしていく奉太郎。そんな奉太郎の推理力を見込んだえるは、彼にある依頼をする。「10年前に失踪した伯父がえるに残した言葉を思い出させてほしい」―それは33年前に学園で起きたある事件へとつながっていたのだった。彼らは、33年前に発行された古典部文集「氷菓」と歴史ある学園祭に秘められた真実を解き明かすべく、歴史の中に埋没し、伏せられてきた謎に挑んでいく。
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