神木隆之介、セカオワに聞きたいこととは?共同生活での日常を明かす
2017.07.05 17:30
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女優の杉咲花と、俳優の神木隆之介、4人組ロックバンド・SEKAI NO OWARI(通称:セカオワ)が5日、都内で行われたアニメーション映画『メアリと魔女の花』(7月8日公開)のトークイベントに、佐藤二朗、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーとともに出席した。
神木隆之介、セカオワに質問
セカオワが同映画のために書き下ろした主題歌『RAIN』の同日発売を記念し行われた今回のイベント。神木は以前からセカオワファンだといい、「何であんなに美しい声なんですか?声が毎回素敵」と絶賛。キャスト陣とセカオワメンバーがお互い質問をし合う場面では、神木は「最近感動したことは?(この現実の世界をどう見てるの?)」と質問。楽曲の素晴らしさを踏まえた上で、「どういう目線や感性でどういうことで感動したりするのかなって」と補足し疑問を投げかけた。
ボーカルのFukaseは「4人で一緒に遊ぶことがすごく多くて、週末も4人ででかけたりするし、今月末もキャンプに行こうかって話してる」と共同生活を送っている日常を紹介。「4人での思い出が増えていくっていうのが振り返ると感動したこと」としみじみと語った。
Saoriも最近インタビュー取材に応じた際、Fukaseが「メンバーが解散したり仲が悪くなったりしてまで作りたい楽曲はありません」と発言したことに感動したと回顧。メンバーは「『仲良しか!』って感じですね」と照れ、セカオワならではのエピソードに神木は「素敵ですね」と聞き入っていた。
Fukaseが歌詞を思い浮かぶのは「怒ってるとき」
杉咲は「歌詞が浮かぶのはどんなときですか?」と質問。Fukaseは「僕は怒ってるときが多い」といい、「幸せだなってときは何も思ってないので怒ってるときに優しい言葉が出てきたりとか、乗り越えようとか自分の怒りが静まっているときに出てくることが多い」と回答。今回の『RAIN』は、昨年12月頃にオファーを受け、4人で映画制作過程のスタジオに行き、絵コンテを見てからイメージを膨らませて制作。Saoriは最初にスタジオに行った帰りの車内で、「どんな歌詞にする?」とFukaseに聞いたところ、「大丈夫、俺もう考えてるから」と制止されたというエピソードを披露。Fukaseは「そのときは怒ってたわけじゃないですけど(笑)」と焦っていた。今回はSaoriがかなり歌い方にこだわりを持っていたそうで、楽曲の歌い出しのレコーディングに苦労したことを告白。3日間ほどのレコーディングの末、7時間ぶっ通しで録っていた最終日には、「俺無理だと思う、キー変えたほうがいいんじゃない?」などFukaseが弱音を吐いていたため、Saoriは「君なら出来るよ!」と励まし続けていたという。Fukaseは「ここ最近の中で一番辛い7時間」と思い返していた。
DJ LOVE、映画内に極秘出演
ちなみに曲はDJ LOVE以外の3人で制作したが、メンバーはDJ LOVEの存在について、「私たちがピリピリってした楽屋の中で横でハンドスピナーをやっていたりけん玉をやっていたり」(Saori)、「いないとすぐ解散になってしまう」(Fukase)と、癒やしとして重要な役割を果たしているとコメント。また、セカオワの楽曲提供が決まったときにテンションが上がった監督が絵コンテに思わずDJ LOVEを書き込んだため、映画内に出演していることが発覚。当の本人は「出てるみたいですね」と気付いていないが、Nakajinだけ気付いているそう。監督が「なかなか見つけにくいんですけど、1回見つけるとそこにしか目が行かない」と明かすと、Nakajinも「LOVEさん見つけちゃったからそこにしか目が行かない」と笑っていた。
「メアリと魔女の花」
同作は「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)でその年の邦画興行収入No.1を記録し、次作「思い出のマーニー」(2014年)では米アカデミー賞にノミネートされるなど、快進撃を続けてきた米林監督が、2014年末にジブリを退社してから新たに挑む作品。明朗快活で天真爛漫、だけど不器用で毎日に不満を抱えているメアリ(杉咲)が、7年に1度しか咲かない禁断の“魔女の花”(夜間飛行)との出会いをきっかけに、奇想天外な大冒険に巻き込まれていく。
メアリと一緒に冒険を繰り広げることになったピーターを神木が演じるほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶといった豪華俳優陣が集結する。(modelpress編集部)
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