(上)菅田将暉主演『帝一の國』(下)野村周平主演『ライチ☆光クラブ』 (C)モデルプレス

菅田将暉主演映画「帝一の國」が話題、“あわせて見たい”「ライチ☆光クラブ」

2017.05.02 19:22

古屋兎丸氏の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した映画『帝一の國』(永井聡監督)が公開され、最旬のキャストやキャラクターの再現度が大きな話題となる中、“あわせて見たい”映画が同じ兎丸作品で昨年2月に公開された『ライチ☆光クラブ』(内藤瑛亮監督)である。

  

ストーリーをおさらい

映画『帝一の國』 (C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝(C)古屋兎丸/集英社
『帝一の國』は日本一の名門・海帝高校を舞台に「総理大臣になって、自分の国を作る」という野望を抱く赤場帝一らが命がけの生徒会選挙を繰り広げる異色の学園コメディ。原作の古屋氏が“ギャグ”と明言する通り、選挙を制するためなら上級生の犬になるし、靴も舐めるという帝一のバカみたいな熱さがシュールな笑いとなって押し寄せてきて、そこにこれでもかと濃ゆいキャラクターの生徒たちが続々登場。映画でも帝一役の菅田をはじめとするイケメンたちが原作に忠実に“ふんどし太鼓”など体を張った演技を披露しており、原作を知らない俳優ファンも単純に笑えて楽しめる内容となっている。

映画『ライチ☆光クラブ』 (C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
一方『ライチ☆光クラブ』は東京グランギニョルの演劇(1985・1986)を元に描かれたダークファンタジー。廃工場の秘密基地で「光クラブ」を結成した14歳の美しい少年たちの裏切りと愛憎、少女と機械(=ロボット)の儚い恋が耽美に、時にユーモアを交えながら描かれる。映画でも原作に忠実に少年同士の愛や自慰行為、残酷な殺傷表現を含むためR-15指定。昨年8月にBlu-ray&DVDがリリースされている。

注目の若手集結、“かぶりキャスト”の振り幅は…

『帝一』は菅田をはじめ野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大の6人が海帝高校の生徒役のメインキャストで出演。その中で野村、間宮の2人は『ライチ』にも出演。光クラブのメンバーには2人のほか古川雄輝、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音ら注目の若手キャストが揃う。

右:タミヤ(野村周平)(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
東郷菊馬(野村周平)(C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝(C)古屋兎丸/集英社
『ライチ』で主演をつとめ、光クラブの支配者・ゼラ(古川)に反旗を翻すタミヤを演じていた野村は、『帝一』では人を欺き、足を引っ張ることを常に企んでいる姑息な男・東郷菊馬役。メイン6人の中でも特にぶっ飛んだキャラクターとも言え、菅田演じる帝一にとびきりウザく絡んでいくさまは今作の爆笑ポイントに。

右:ジャイボ(間宮祥太朗)(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
氷室ローランド(間宮祥太朗)(C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝(C)古屋兎丸/集英社
そして『ライチ』で原作人気No.1の謎めいた少年・ジャイボを演じ、古川演じるゼラとの濃厚な絡みが話題となっていた間宮は今回、金色の長髪をたなびかせたド派手なビジュアルの氷室ローランド役に抜てきされている。少女性を持ったジャイボに対し、男らしさを前面に打ち出し学園を掌握していく“超・肉体派”なローランド。野村と間宮、2人の両作品における役の振り幅は見比べてみると面白い。

また『ライチ』ヤコブ役の岡山は佐々木洋介役で本編に、カネダ役の藤原はスピンオフドラマに出演。さらに舞台版『ライチ』でゼラ役、舞台版『帝一』で帝一役だった木村了が生徒会長・堂山圭吾役で映画に出演するというつながりもファンを歓喜させていた。

“紅一点”ヒロインは…

中条あやみ (C)モデルプレス
ともに“紅一点”のヒロインにも注目。『ライチ』は雑誌「Seventeen」モデル出身で日本テレビ系「another sky-アナザースカイ-」(金曜23時)のMCをつとめるなど幅広くブレイク中の中条あやみ。光クラブの希望“少女一号”として玉座にまつられ、機械との愛情を育む絶世の美少女・カノンがハマリ役。

永野芽郁 (C)モデルプレス
『帝一』のヒロイン・白鳥美美子役には、こちらも抜群の透明感でブレイク中の永野芽郁。幼馴染で恋人同士である帝一と美美子が“糸でんわ”で逢瀬を重ねるシーンは今作の見どころのひとつ。帝一の部屋のドアを蹴り飛ばすなど、“かわいいだけじゃない”美美子の魅力をいきいきと演じている。

男子なのに“かわいい”ポジは…

志尊淳 (C)モデルプレス
松田凌 (C)モデルプレス
このほか、『ライチ』ではオネエキャラの雷蔵を演じた松田が男子だらけの現場で可愛がられていたというエピソードがあったが、『帝一』では榊原光明役の志尊が全く同じポジションに。

男性キャスト陣から「かわいい、かわいい」とちやほやされていたにも関わらず、“本当のヒロイン”(=『ライチ』では中条、『帝一』では永野)が現場に現れた瞬間そっぽを向かれたという“オチ”まで共通している。

“原作リスペクト”に支持

いずれの作品も原作へのリスペクトを持った実写化で好評を得ており、この機会に改めて見直してみると新たな視点で楽しめそうだ。(modelpress編集部)

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