福山雅治、3年ぶり月9主演「ラヴソング」<テーマ・キャスト・あらすじ>
2016.04.04 21:22
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歌手で俳優の福山雅治が、4月11日スタートのフジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』に主演。福山が連続ドラマで主演を務めるのは2013年4月期『ガリレオ』以来3年ぶりで、ヒロインには演技初挑戦の新人ミュージシャン・藤原さくらを抜てき。今回は、そんな同作の情報をまとめる。
【第一報/2月1日】
2月のクランクインに向け『ガリレオ』シリーズや『美女か野獣』など人気ドラマを福山とともに作り上げたスタッフが再集結。自身が主演を務めた「ガリレオ」シリーズを手がけた西谷弘監督との再共演にあたり、福山は「待ちに待った西谷監督とのドラマ作りがどんな作品になるのか、その期待に胸が高ぶっています。人が人を思う時、日常の風景が、そして人生が輝き出すような、そんな作品になれば」と展望を告白。
「この春どんな“ラヴソング”を演じることができるのか、皆様に楽しんでいただけるよう、僕自身も楽しみながら精一杯頑張ります」と意気込みを語った。
【追加キャスト発表/2月22日】
サプライズでオーディション合格を発表された際は、驚きのあまり言葉にもならなかった藤原だが、スタッフから「(オーディションを勝ち抜いての)ウィニングソングを」と要求され、ギターを渡されると「緊張する!」と言いながらも、笑顔でその美声を披露。シンデレラガールとなった藤原は、「オーディションに合格したと聞いた時は、全く信じられなくて、つい最近まであれは夢だったのではないかと疑っていたんですが、少しずつ実感が湧いてきました。演技のことはまだ右も左も分かりませんが、今回オーディションの時に演じてみて、純粋にすごく楽しいなと感じたのでその気持ちを忘れずに学んでいきたいと思います!」と初々しくコメントした。
草ヶ谷大輔プロデューサーは「『人を引きつける歌声』『独特な表現力』『チャーミングなキャラクター』。私たちが初めて藤原さくらさんに出会った時、イメージしていたヒロイン像がそこにはありました」と印象を告白。「シンガーソングライターの枠を越えて表現者として走り出した藤原さんに、どのようなヒロインを演じていただけるか今から楽しみです」と期待を寄せている。
【菅田将暉出演決定/2月29日】
菅田が演じる空一は、両親から虐待を受けた揚げ句に捨てられ、児童養護施設に保護されて以来、高校卒業までを施設で過ごした。親の虐待を受けていた影響からか人を信用できず、また自己防衛本能がことさらに強いため、自分を守ろうと必要以上に粗暴に見せてはいるものの、根は優しく、純粋な男。中学・高校時代、幾度となく補導されるなど荒れ放題で、施設内でも問題児扱いされていたが、さくらの姉代わりの真美(夏帆)とさくらには本来の自分を見せることができる。
月9への出演は5年ぶりとなる菅田は「5年前は片思いで終わったので、今回は両思いで終われるよう、念じながら演じていきたいと思います」と意気込み十分。福山との共演については「自分が小さい頃からずっと聴いていた方であり、見ていた方なので、今はただただ一緒にお芝居できるのが楽しみです」と胸を膨らませ、「空一として全力でぶつかっていきたいと思います」と語った。
【制作発表会見/4月4日】
主題歌のほか3曲の劇中歌を制作した福山は「1つの作品で3曲も書いたことがなかったことにオファーを受けたあとに気が付きまして…随分なことを引き受けたな、と(笑)。自分にとっては前代未聞の煮詰まり方をしてしました」とエピソードを告白。
また、演技初挑戦の藤原との共演については「何事にも好奇心を持っていて、何事も吸収していく。手付かずの演技に、刺激を受けています」と良い化学反応が起きているようで、「そういう空気をみなさんに感じていただける作品になっていくと思う」と自信を覗かせた。
台本で読んでいたイメージと菅田が演じる空一の“暴力シーン”が違ったという福山は、「中年なので慣れてない。菅田くんは色んな現場でやってるんだろうな、怖いねあの人って思いました(笑)」と自虐混じりに語り、会場の笑いを誘った。
実際、福山も「何事にも好奇心を持っていて、何事も吸収していく。手付かずの演技に、刺激を受けています」とそのポテンシャルを評価し、夏帆も「犬みたいで可愛い。目に入れても痛くない」とすっかり虜に。
そして、共演シーンの多い菅田は「野性味溢れるお芝居。今日もチラシを『見ないで!』って引っ張るシーンで、グーのパンチが顔に…。ジーンズがなくなる頃には顔もボコボコになってるかも(笑)」とボケつつも、「最初は支える感じになるのかな?と思っていたけど、今は先頭を走っていて追いつくのが大変」とその素質を絶賛していた。
この日は、キャスト全員が役衣装で登場。菅田はオーバーサイズのスウェットにパンツ、あえて整えていないボサボサの黒髪で空一の飾らない人柄を表現。最近では、赤髪、ドレッド風カーリーヘア、マッシュ風…とインパクトのあるヘアスタイルが続いていただけに、シンプルな黒髪が新鮮に映る。
ドラマではさくらのため、福山演じる神代に暴力を振るうシーンも登場。そのシーンも、空一がさくらを一途に思うがゆえ。素直になれない感情を不器用に表現するもどかしい恋模様は、女性視聴者にとってひとつの見所となりそうだ。
【第1話放送/4月11日】
Twitterでは放送中「#ラヴソング」がトレンド入り。「初回から泣いた」「これは泣いてしまう」「自然と涙がこぼれてしまった」「最後のシーン本当に素晴らしかった」「久々にこれはハマってしまうかも」と吃音によって孤独を背負ったさくらが音楽を通して一歩踏み出すという展開にひきこまれたという視聴者の声が多かった。
特に、注目を集めたのはヒロインの藤原。難しい設定の役柄をまるで演じていないようにすら感じさせる自然体な演技と、天性のスモーキーな歌声は見るものの心を打ち、「演技力とてつもない!」「うますぎてこわいくらい」「新人のさくらちゃんが本当に魅力的だった」と絶賛する人が続出。
宣伝の段階では、吃音をあえてテーマとして打ち出していなかったため、「良い意味で期待を裏切られた」というコメントも多く、「このドラマをきっかけに吃音がもっと世の中に知ってもらえたら」と期待する意見も。社会的な意味でも大きく注目を集める作品となりそうだ。
【第2話放送/4月18日】
吃音の症状に苦しむさくらは、まだ何の色もついていない藤原が演じるからこそリアル。上手くしゃべることのできないもどかしさを表現した演技と、スモーキーな歌声とのギャップで視聴者を惹きつけ、「目が離せない存在感」「自然と応援したくなる」と多くの人の心を掴んでいる。
【第3話放送/4月25日】
ステージでさくらは、思い出の曲「500マイル」などを披露。福山のギターと藤原の心に染みる歌声に、視聴者は「感動して泣いてしまった」「何回も聞きたくなる歌声」「神代先生とのセッションがいい!」と絶賛の嵐。
一方で、神代の“決意”、その裏にあるそれぞれの忘れられない記憶が交差する切ない展開には、「みんな切なすぎ…」「誰の気持ちになっても泣ける」と違った涙を流しているようだった。
【フジテレビ永島優美アナウンサー出演情報解禁/4月29日】
今回、大型車の整備・販売会社の整備部に勤務するさくらの同僚社員で、神代のカウンセリングを受けに来る、大瀬良役として出演。
「連続ドラマへの出演は初めてで、しかも福山(雅治)さんとのシーンだということでお話をいただいた時から緊張でした」と連ドラデビューが決まった時のことを振り返り「母に電話で月9出演を報告したときに『あの福山雅治さんと共演だなんて、そんな夢のようなことがあるのねー!』と感激しておりまして、その時に、緊張よりも幸せな気持ちに変わりました」と心境の変化を告白。撮影時も緊張していたようだが、福山から演技のアドバイスを受けたことを明かし、「目線や手の動かし方など、細かい所まで優しく教えていただいたおかげで、イメージを膨らませることができました」と感謝していた。
【第4話放送/5月3日】
さらに、さくらと空一のキスシーンも話題に。これまで、さくらに想いを寄せている、という設定は明らかになっていたものの、直接的な言動がなかったため「これは一気に空一いく?」「菅田くんが動いた!」と胸キュン展開に興奮の声も続々と上がっている。
また、福山と“イチャイチャシーン”に挑戦した石川恋、看護師役として登場した武田玲奈にも、それぞれ「セクシー過ぎる」「白衣の天使」と大きな反響が寄せられた。
【大谷亮平出演情報解禁/5月3日】
元々日本でモデル活動を始めたが、2003年に韓国のCM出演をきっかけに韓国でモデルとして活動。俳優としては、シチュエーション・コメディ番組「ソウルメイト」でデビュー。その後数々の映画やドラマに出演し、映画「神弓ーKAMIYUMIー」(2011年公開)「バトル・オーシャン海上決戦」(2014年)で話題を呼んだ。
「韓国ドラマアワード 2014 グローバル俳優賞」を受賞するなど、韓国で高い人気を見せている大谷。日本での活躍にも期待が高まる。
【第5話放送/5月9日】
結婚を控え仕事を退職して帰宅した真美は、複雑な思いを抱え、結婚式でサプライズをしたいがために歌おうとしないさくらを押し切って「私のために今弾け。今がええんよ!」と泣き出してしまう。慌ててさくらが歌い始めたTHE BLUE HEARTSの「終わらない歌」は2人の学生時代の思い出の曲。真美はそれを聴きながら「ヘタクソ」と涙した。
視聴者からは、さくらと真美の友情に「ムネアツ!!」「終わらない歌、泣けた」「さくらちゃんの歌声が素敵すぎる…」「さくらちゃんと真美ちゃんのシーンで大泣きした」など視聴者から多くの声が届いた。
【藤原さくら“素”が見えるYouTubeが100万回再生/5月10日】
今年2月に公開された同ドラマの公式YouTube。およそ100名の中からオーディションを勝ち抜いてヒロインの座を手に入れるまでが収められたもので、再生回数は10日23時現在で95万回、すぐにでも100万回を超える勢いを見せている。
この動画の再生回数は、フジテレビのドラマ動画で史上2位の記録。歴代1位は女優の篠原涼子、俳優の三浦春馬、藤木直人らの出演で話題を集めた『ラスト・シンデレラ』(2013年4月期)で、藤原の動画はこれに次ぐ再生回数となる。
動画にはオーディションで審査員をうならせた「歌唱力」「表現力」「感受性」がかいま見える映像のほか、サプライズで合格を発表された瞬間を収録。合格を告げられた藤原は、驚きのあまり、言葉にもならない様子だったが、スタッフから「(オーディションを勝ち抜いての)ウイニングソングを」と要求され、ギターを渡されると「緊張する!」と言いながらも、笑顔でその美声を披露する…という流れで、ドラマでは見ることのできない素の彼女が楽しめる構成となっている。
また、同シーンはドラマを飛び出して現実世界でも展開。佐野の写真と「広島県出身21歳シンガーの佐野さくらです。プロデビューを目指して日々頑張ってます!まずは私の歌声を聴いてください!!応援していただけると幸いです。マネージャー:天野空一」の手書きコメントで作られたチラシが、放送中にドラマ公式Twitterに投稿されると、10日23時点で再生回数が22万回を超えるなど、反響を呼んでいる。
劇中では神代がさくらに「新しい曲を作る。その曲を佐野さんに歌ってもらいたい」と宣言。その曲が完成していくストーリーとリンクして、藤原の歌声にさらなる注目が集まることは間違いなさそうだ。
【“隠れたヒロイン”宍戸春乃役新山詩織に熱視線/5月16日】
同曲は実際に4月27日より配信がスタート。ドラマ×音楽の融合は、新山がアーティストとして活動しているからこそで、謎の多い役柄や物語を盛り上げる切ない歌声から“隠れたヒロイン”としてネットを中心にじわじわと人気が上昇している。
新山は、1996年2月10日生まれの20歳、埼玉県出身。小学校の頃からピアノを習い、中学1年生からエレキギターを持ってGIRLS BANDを結成。その後アコースティックギターを弾きながら、中学3年生の頃「だからさ」を初めて作詞作曲。2012年6月には「Treasure Hunt 2012」に出場し、グランプリを獲得。2013年4月、シングル「ゆれるユレル」でメジャーデビュー。
【第6話放送/5月16日】
神代とさくら(福山と藤原)の共作「好きよ 好きよ 好きよ」に対し、「すっごいいい曲!神曲!!!!」「可愛いラヴソングにキュンキュンした」と反響が続々と寄せられる中、いきなりの衝撃的な展開には「悲しすぎてストーリーについていけてない…泣ける」「切なさが止まらない!何が起きた!?「良曲きたー!って思ったら、まさかの衝撃的事実…何も知らずに喜ぶさくらちゃんも、全部知ってる夏希さんも切ない」と様々な意見が飛び交っている。
さらに、デビューを目指し真剣に音楽と向き合うさくらに、どこか距離を感じ始めた空一は、調理師専門学校の事務員・渡辺涼子(山口紗弥加)と関係を持つ。
さくらへの想いが忘れられない中、涼子と関係を持ってしまった空一は、どこか悲しそうな表情。上半身があらわになったベッドシーンに「菅田くんかっこいい!」「こっちまで恥ずかしくなるキスだった…ヤバイ!!」と興奮の声が止まらない一方で、やるせない感情を繊細に表現する演技に「空一が切なすぎてこっちが苦しい」「さくらちゃんが好きっていうのが伝わる~」と絶賛の声が次々と届けられている。
【『めちゃ×2イケてるッ!』に『ラヴソング』キャスト出演/5月18日】
まずは、同作に出演中の菅田に挨拶へ行き、「俺にオファーが来たんですよ!いっちょ、やってやるか!やることはしっかりやります!」と意気込むE村P。ところが、『めちゃイケ』のファンである菅田に、「これ、すごく良くないパターンですよね?(SMAPの)中居さんのやつとか見てたので」と言われる始末。
さらには、主演の福山のもとへ顔を出すが「(出演オファーしたことは)聞いてましたが、冗談かと思ってました」と言われ…。
かつてはブルーリボン新人賞を獲得し演技力には定評のある岡村。果たして『ブラザーズ』『婚カツ!』に続いて、3回目の出演となるのか?
【藤原さくらが“路上ライブ”/5月20日】
ドラマの収録も兼ねており、マネージャーの天野空一(菅田将暉)がアレンジした舞台で“路上ライブ”を敢行。観客にも写真撮影、動画撮影が許可されていたため、スマートフォンを片手にライブを観賞する姿も多数見受けられた。
藤原が演じるのは、児童養護施設で育ち吃音に悩むヒロイン。役に徹した藤原は、「空一(菅田将暉)のチラシを見て来てくれたのかな?」と盛り上げるなど、ヒロイン“佐野さくら”として3曲を歌いきった。
【第7話放送/5月23日】
レコーディングも無事終わり、レコード会社で働く弦巻竜介(大谷亮平)を交え、デビューへの道を順調に進む神代とさくら。その裏で、春乃の妹・夏希と神代の間には、わだかまりが生まれていた。
そんなある日、『S』に集まった面々。そこでさくらは、「好きよ 好きよ 好きよ」に隠された真実を夏希から聞くことになる。ショックを隠しきれず、飛び出した彼女を追う神代。「春乃が死んで、音楽を続けちゃいけない人間だと思った。そんな俺が、佐野さんに出会って、もう一度音楽を続けてみようって思えたんだよ」と想いをぶつけ、「だから、あの曲を佐野さんに歌って欲しいと思った」と正直に全部話す。
泣きながら神代の胸に顔を埋めるさくらは、「私は先生が好きで好きで…もう大好きなんです。私のこと、どう思ってるんですか?」と告白。神代は「一緒に音楽をやりたいと思ってる」とだけ返した。
一方で、過去を乗り越えようと気持ちを明かした神代にも「特別な存在なんだろうな。大人が過去を乗り越えるって本当に大変なことだよね」「忘れられない切なさに、自分を重ね合わせてしまった…」と共感の声が続々と届いている。
【Leola出演決定/5月30日】
Leolaが演じるのは、カリスマ的な人気を誇るシンガー・シェリル。さくらと出会い、再び音楽の道へと進み始めた神代に、楽曲提供を依頼するという役どころ。これまでは、ジャケット写真で登場し、SNS上で「あれってLeolaちゃん?」「シェリルがLeolaに激似なんだけど…」とファンの間で密かに話題を集めていたが、今回ついに本人登場となる。
【第8話放送/5月30日】
初の単独ライブを成功させたさくらに、「お前まじすげぇ。やっぱ俺、お前のこと好きだわ」と空一。続けて「美人じゃねぇし、性格悪いし、家事できねぇし、文句ばっか言うし、乱暴で。でも、お前のこと好きだ。お前が側にいない人生とか考えらんねぇもん」と愛情たっぷりに想いをぶつけると、さくらは「これからもずっと一緒にいるじゃん」と答える。そして、2人はお互いの気持ちを確かめ合うようにキスをした。
空一の不器用な告白とキスには「可愛い!さくらちゃんとお似合いだよ~」「あの告白…破壊力抜群!!!好き好きって感じが伝わってきた!」「空一カッコ良かったよ!優しいし、本当にいい男だな」と興奮気味のコメントや絶賛の声が続々と届き、神代との三角関係にも「このままさくら×空一がいい!」「やっぱり最後は神代先生と一緒に歌ってるさくらちゃんがみたい」と視聴者の間でも様々な意見が飛び交った。
【藤原さくら・新山詩織・Leolaがライブ開催/6月5日】
宍戸春乃役の新山は、福山作詞・作曲の劇中歌「恋の中」のレコーディングを振り返り「福山さんが書いてくれた詩の世界観や言葉一つ一つにアドバイスをもらって完成した曲。私自身刺激を受けた時間でした。大切な一曲になりました」と心境を吐露。福山演じる神代広平の元恋人役を務めたが、「今でもこのドラマに関われていることが不思議で幸せ。私にとって貴重な経験になりました」と笑みをこぼした。
そして人気歌手・シェリル役を務めるLeolaも「本当に嫌な感じの役だけれど、普段やらないメイクや衣装など、自分の新しい一面に出会えた。初めての演技でドラマ撮影の流れもわかっていなかったけれど、見える景色の全てが新鮮でした」と声を弾ませた。
【第9話放送/6月6日】
「泣ける月9」として第1話から、「涙が止まらない」と話題となっていた同作の中でも「今日はあったかい気持ちになって泣けた」と評判で、次週最終回に向けては「みんなの気持ちがまとまった感じ。全員でさくらちゃんを応援してるのがいい」「さくらのスピーチ聞きたいし、手術も成功してほしい!!!」「とにかく全員幸せになって~」と、手術を控えるさくらへのエールが殺到するなど、視聴者も感情移入しているようだった。
(modelpress編集部)
一方、佐野さくら(藤原さくら)は、大型車販売店の整備工場で整備補助として働いている。愛想は良いのだが、まともな返事が出来ない、仲間たちとあまり会話をしないさくらは、上司の滝川文雄(木下ほうか)にいつも注意されていた。さくらへの注意を終えた滝川が、先生と呼んで挨拶したのが神代。神代は企業カウンセラーとしてこの会社に週2日で勤務していた。
仕事を終え、ライヴハウス「S」へ足を運んだ神代。オーナーの笹裕司(宇崎竜童)には、神代が女性と別れただろうと即座に見抜かれてしまった。神代は当面の宿を笹に頼むが、ダメだと断られてしまう。笹はまた宍戸夏希(水野美紀)に頼めば良いと神代に促すのだが、気がひける様子の神代はマンガ喫茶に一夜の宿を求める。しかし、居心地も悪く、結局夏希の家に向かう。
そんなある日、さくらは職場でミスをしてしまう。仕事仲間とのコミュニケーション不足の彼女は、神代に診てもらうことになり…?
佐野さくら(藤原)は天野空一(菅田)のアパートへ。以前、空一に売りつけたギターを取り戻すためだ。返す、返さないと揉めた挙句、ギターを手にしたさくらは楽しそうに帰って行く。
翌日の昼休み、同期と食事していたさくらは神代に声をかけられた。医務室へ行ったさくらに、神代は夏希が来て欲しいと言っていたと伝える。返答しないさくらだが、神代が自分も一緒に行くと言うと目を輝かせた。
神代と2人でのお出掛けに、さくらは“デートっぽいやつに行く”と中村真美(夏帆)にメール。その時、真美は空一に手伝ってもらい、結婚準備のため洋服などの整理をしていた。
夏希に会う前に、神代とさくらは食事。神代はさっさと注文を済ませるが、さくらは中々出来ない。後ろの客に急かされ焦るさくらは、神代と同じものを注文。すると神代はさくらに、本当は何を食べたかったのかと尋ねる。答えるさくらに、神代は注文にかかるのは7秒だと言う。7秒に自信を持てる勇気が出ればと、神代は続け…。
中村真美(夏帆)は、野村健太(駿河太郎)と一緒にいる時、偶然、楽しそうに男と歩くさくらを発見。その時、真美はその男が神代だと野村に教えられた。
夜、アパートに帰ったさくらは、真美に神代との関係をからかわれる。神代への想いを否定しきれないさくらは、誤魔化すようにライブで歌うためだと真美に告げる。遊びに来ていた天野空一(菅田)は興味なさそうにしているが…。
一方、神代は宍戸夏希(水野美紀)に、さくらとライブに出ることを教えていなかったことを咎められる。さくらは夏希のクリニックで治療を再開することになっていた。また、夏希には頑なにステージを避けてきた神代の変化も気になる様子。夏希はクライアントとの距離感を考えた方が良いと、神代をからかうように忠告する。
次の日、さくらは同僚から神代が独身だと聞いて嬉しくなる。その気持ちで、夏希のクリニックに行ったさくらは…。
4人が飲んでいると、夏希が神代の忘れ物を届けに来た。神代と夏希の関係を詮索する空一だが、2人はいわゆる恋愛関係などは否定。納得できない空一に、笹裕司(宇崎)は大人には男女の垣根を越えた関係もあると告げた。そんな話をしていると、店に1人の女性が入ってきて神代に名刺を差し出す。その女性、水原亜矢(りょう)の肩書きは、レコード会社のものだった。
その頃、アパートにいた佐野さくら(藤原)は、中村真美(夏帆)の傍でギターの練習をしていた。さくらが真美から神代への想いをからかわれていると、空一が飛び込んで来る。そして、空一は水原がさくらをスカウトしに来たことを伝えた。無理だと拒否しようとするさくら。だが、空一の話から神代が夏希とは何でもなかったと聞いて…。
『ビッグモービル』の屋上で、神代とさくらはスカウトの件を話し合う。怪しい会社ではと疑うさくらに、神代は大きなレコード会社だから大丈夫だと請け負った。さらに、プロになれる可能性もあると言われたさくらは、レコード会社の人物と会うことに。そして、神代とさくらは、そろって待ち合わせの場所へと向かった。
『ビッグモービル』の医務室にいた神代は、滝川文雄(木下ほうか)から社員のアンケート書類を渡された。その時、神代はさくらが社内広報誌の取材を受けることを知らされる。
神代はさくらを医務室に呼んだ。滝川の情報をきっかけに話を始めた神代は、さくらに笹裕司(宇崎竜童)が作ってくれた『S』でのライヴCDを渡す。そして、チャンスはまだあると、さくらに一緒に練習を再開しようと提案。さくらは嬉しそうに受け入れた。
開店前の『S』で神代とさくらは練習を始める。空一もやって来た。教則本ではなく、曲を練習したいと言うさくらだが、演奏したい曲が見つからない。そんな様子を見ていた空一が、あることを思いつく。
空一は、さくらと中村真美(夏帆)のアパートに神代も連れて行く。そこで、さくらの弾き語りを録画して、ネットに公開しようというのだ。その日、真美は野村健太(駿河太郎)と結婚式の準備で留守。神代と空一が去った後に戻って来た真美の様子がおかしいことに、さくらは気づくが…。
さくらは空一と会う。気まずい雰囲気が漂う中、空一は友達のままでいようと話す。また、空一はさくらの夢にこれからも協力させて欲しいと頼んだ。そんな空一に、さくらは練習再開を報告する。
一方、中村真美(夏帆)は、佐野さくら(藤原)と天野空一(菅田)を仲直りさせようと、野村健太(駿河太郎)も呼んで、アパートで食事会。だが、すでに2人の関係は修復済み。それどころか、さくらは別のレコード会社から声をかけられていることを、真美は空一に知らされた。しかし、真美は空一がさくらに、まだ想いを寄せていることを知っている。さくらは、空一ではなく神代を想っていることも…。
神代は、曲の打ち合わせをしようとさくらを呼び出す。カフェで会うと、さくらは神代の女性関係に興味深々。そして、神代は過去に一人だけ真面目に惚れた女性がいるとポツリとこぼす。ドキッとするさくらだが、神代には話を変えられてしまった。
神代は、自分のマンションにさくらを連れて行く。この日は、作曲用の機材セッティングの手伝いに増村泰造(田中哲司)も来ていた。増村がさくらを助手にセッティングを始めると、キーボードを前にした神代はすぐに作曲に没頭し始め、2人の存在も忘れたかの様子。その後、増村が帰ったことにも、神代は気づかない。一段落した神代は、さくらに詞を書いてみるよう宿題を出して、家に帰した。
間もなく、ブルームーン。神代の作曲、さくらが歌詞を担当するラブソング作りがスタートした。
さくらのレコーディングは順調に進み、『S』で新曲のお披露目会が開かれた。弦巻竜介(大谷)は20年近く音楽から離れていたのに良い曲が作れたと、神代は天才だとたたえる。さくらも同意するのだが、夏希は複雑な心境。すると、弦巻は自社のトップアーティストが神代の曲に興味を持っていると伝えた。
傍で、天野空一(菅田)は笹裕司(宇崎)にギターを教えて欲しいとねだる。快く承知する笹は、さくらのデビューに一役買った褒美と、空一にウイスキーのボトルを店のキープ用に一本プレゼントした。
さくらは、中村真美(夏帆)と話していた。真美の婚約者、野村健太(駿河太郎)は仕事の都合で現れていない。すると、真美の携帯に野村からの電話が着信。真美が野村と揉め始めたので、トイレに向かったさくらは増村泰造(田中)とすれ違う。その時、増村はさくらに声の不調を尋ねる。頷くさくらに、耳鼻咽喉科医の増村は病院へ診察に来るよう促した。
アパートに帰ると、真美はさくらの詞は神代への気持ちを綴ったものだろうと話す。否定はしないさくらだが、神代に思いは伝わっていないと答えた。すると真美は、神代へ積極的にアプローチするようアドバイスするが…。
中村真美(夏帆)は、天野空一(菅田)に手伝ってもらい引っ越しのための荷造り。真美は空一に、最近さくらの様子がおかしいのではないかと聞く。すると、さくらは真美に頼らないようにがんばっているのではと空一。それでも心配する真美に、空一はさくらには自分がいるから大丈夫と請け負う。
増村と『S』で飲む神代は、さくらの喉に悪性の肉腫が発見されたことを知らされる。転移はないが手術が必要で、病状によっては声帯を切除しなければならない。増村は、検査結果をさくらに伝える際、神代に立ち会うよう求める。だが、神代はさくらとは話が出来る状態ではないと断った。
さくらが喉の事情を話せないまま、真美はアパートから引っ越す。一人で増村から検査結果を聞くさくらは、声帯切除の可能性に驚く。スピーチを頼まれている真美の結婚式まで手術を待ってほしいと頼むさくら。だが、増村は転移の可能性が高まるので早い方が良いと答えた。
さくらが診察室を出ると、神代がいた。上手い言葉が言えない神代に、さくらは喉のことは1人で何とかすると強がる。そして、神代の夢が叶うことを応援していると言って、さくらは去ってしまった。
打ち合わせを終えた神代は急いで『S』に行くが、すでにさくらのライブは終わっていた。宍戸夏希(水野)や増村泰造(田中)にあきれられる神代。しかし、神代はシェリルを動かすことで、さくらとレコード会社との契約を成功させたいと告げる。そんな神代に、増村はさくらの声が手術後に残る可能性が極めて低いことを伝えた。
そこに、忘れ物をしたさくらが、天野空一(菅田)と戻ってくる。神代が来てくれただけでも嬉しいと喜ぶさくら。神代は、さくらに語り掛ける言葉が出なかった。
次の日、神代は職場でさくらが探していた忘れ物を渡す。さくらは、神代に曲の作り方を聞く。中村真美(夏帆)の結婚式でオリジナルソングを歌いたいと言うのだ。手術後に曲作りを始めると続けるさくらは、まだ声を失ってしまうかもしれないことを知らなかった。
神代は、増村に早くさくらに事実を報せて欲しいと頼む。増村は次の診察日にさくらに告知した。さくらから話を聞いた空一は、今のうちにやりたいことをやろうと提案。思い浮かぶことを連ねるさくらの本当にやりたいことは…。
さくらの手術を知った中村真美(夏帆)は野村健太(駿河太郎)との結婚式を前倒し。披露宴で、さくらに頼んでいたスピーチをしてもらうためだ。万が一、手術でさくらが声を失ってしまったら、その願いは叶わなくなる。そのスピーチ前に、さくらは神代に今まで言えなかったことを伝えようとした。しかし、天野空一(菅田)がスピーチの時間だと迎えに来てしまう。
手術が翌日と迫った時、神代は増村泰造(田中哲司)から相談される。さくらが手術の同意書へのサインを拒絶しているのだ。神代は、さくらの病室へ。さくらはまだサインしておらず、真美や空一、神代の言葉にも反応しない状態だ。神代は、みんなにさくらと2人きりにして欲しいと頼む。出て行きかけた空一は、神代を廊下に呼んで、さくらの心が落ち着くまで手術を延期できないかと問う。だが、神代は延ばせば延ばすほど、さくらが声を失ってしまう可能性が高くなると指摘した。
病室に戻った神代は、さくらが持って来ていたギターを奏で始める。初めて、さくらの歌を聴いた時の曲だ。ギターとともに歌う神代。すると、さくらに表情が戻って来る。ついには、もう一度歌いたいと泣きじゃくるさくら。神代は、歌うためにも手術をしようとさくらに伝えた。
さくらは手術を受けることに。果たして、さくらの声は…。再び神代と歌うことが出来るのだろうか?
脚本:倉光泰子(第26回ヤングシナリオ大賞『隣のレジの梅木さん』)
プロデュース:鈴木吉弘(『ガリレオ』シリーズ、『HERO』シリーズ 他)、草ヶ谷大輔(『探偵の探偵』、『独身貴族』 他)
演出:西谷弘(『昼顔』、『ガリレオ』シリーズ 他)、平野眞(『5→9~私に恋したお坊さん~』、『ショムニ』 他)
制作:フジテレビドラマ制作センター
福山雅治、3年ぶり月9主演
オリジナル作品である同作は、唯一のヒット曲はあるものの、その後レコード会社との契約を打ち切られてしまう“元プロミュージシャン”神代広平(福山)が主人公。神代がある孤独を背負った佐野さくら(藤原)と出会い、音楽を通して心を通わせ、失いかけた人生を取り戻すヒューマン&ラブストーリーとなっている。2月のクランクインに向け『ガリレオ』シリーズや『美女か野獣』など人気ドラマを福山とともに作り上げたスタッフが再集結。自身が主演を務めた「ガリレオ」シリーズを手がけた西谷弘監督との再共演にあたり、福山は「待ちに待った西谷監督とのドラマ作りがどんな作品になるのか、その期待に胸が高ぶっています。人が人を思う時、日常の風景が、そして人生が輝き出すような、そんな作品になれば」と展望を告白。
「この春どんな“ラヴソング”を演じることができるのか、皆様に楽しんでいただけるよう、僕自身も楽しみながら精一杯頑張ります」と意気込みを語った。
【追加キャスト発表/2月22日】
藤原さくら/ヒロイン・佐野さくら
ヒロインが、ミュージシャンの藤原さくらに決定。およそ100名の中から「歌唱力」「表現力」「感受性」といった選考基準をクリアした彼女は、演技経験が一切ないなかで月9ヒロインに抜てきされた。サプライズでオーディション合格を発表された際は、驚きのあまり言葉にもならなかった藤原だが、スタッフから「(オーディションを勝ち抜いての)ウィニングソングを」と要求され、ギターを渡されると「緊張する!」と言いながらも、笑顔でその美声を披露。シンデレラガールとなった藤原は、「オーディションに合格したと聞いた時は、全く信じられなくて、つい最近まであれは夢だったのではないかと疑っていたんですが、少しずつ実感が湧いてきました。演技のことはまだ右も左も分かりませんが、今回オーディションの時に演じてみて、純粋にすごく楽しいなと感じたのでその気持ちを忘れずに学んでいきたいと思います!」と初々しくコメントした。
草ヶ谷大輔プロデューサーは「『人を引きつける歌声』『独特な表現力』『チャーミングなキャラクター』。私たちが初めて藤原さくらさんに出会った時、イメージしていたヒロイン像がそこにはありました」と印象を告白。「シンガーソングライターの枠を越えて表現者として走り出した藤原さんに、どのようなヒロインを演じていただけるか今から楽しみです」と期待を寄せている。
豪華追加キャスト発表
さらに、福山・藤原の脇を固める豪華キャストも発表。さくらが広島の児童養護施設で育った時から姉代わりとも言うべき存在であり、上京も共に暮らしてきたが、自身の結婚を機にさくらに自立してほしいと願っている中村真美役を夏帆、神代が大学時代に組んでいたバンドのメンバーでベースを担当しており、現在は総合病院の耳鼻科で外科医として働いている増村泰造役を田中哲司、劇中で神代と音楽との唯一の接点でもあるライブハウス「S」を経営する笹裕司役を宇崎竜童、笹とともに神代を陰から支え続けひそかに想いを寄せている、昔のバンド仲間の宍戸夏希役を水野美紀がそれぞれ演じる。【菅田将暉出演決定/2月29日】
菅田将暉/天野空一
菅田将暉の出演が決定。物語のヒロイン・さくら(藤原)の児童養護施設時代からの幼なじみで、彼女に思いを寄せる天野空一役を演じる。菅田が演じる空一は、両親から虐待を受けた揚げ句に捨てられ、児童養護施設に保護されて以来、高校卒業までを施設で過ごした。親の虐待を受けていた影響からか人を信用できず、また自己防衛本能がことさらに強いため、自分を守ろうと必要以上に粗暴に見せてはいるものの、根は優しく、純粋な男。中学・高校時代、幾度となく補導されるなど荒れ放題で、施設内でも問題児扱いされていたが、さくらの姉代わりの真美(夏帆)とさくらには本来の自分を見せることができる。
月9への出演は5年ぶりとなる菅田は「5年前は片思いで終わったので、今回は両思いで終われるよう、念じながら演じていきたいと思います」と意気込み十分。福山との共演については「自分が小さい頃からずっと聴いていた方であり、見ていた方なので、今はただただ一緒にお芝居できるのが楽しみです」と胸を膨らませ、「空一として全力でぶつかっていきたいと思います」と語った。
【制作発表会見/4月4日】
福山雅治、3年ぶり月9で「前代未聞」の出来事 ヒロイン・藤原さくらとの生セッションも披露
制作発表会見が行われ、主演の福山、ヒロインの藤原、共演の菅田、夏帆、宇崎、水野が出席。会見では、福山が作詞作曲し、藤原が歌う主題歌も初お披露目。さらに、藤原がヒロインオーディションの際に歌ったオリジナル楽曲でウィニングソングでもある「1995」を福山と生セッションした。主題歌のほか3曲の劇中歌を制作した福山は「1つの作品で3曲も書いたことがなかったことにオファーを受けたあとに気が付きまして…随分なことを引き受けたな、と(笑)。自分にとっては前代未聞の煮詰まり方をしてしました」とエピソードを告白。
また、演技初挑戦の藤原との共演については「何事にも好奇心を持っていて、何事も吸収していく。手付かずの演技に、刺激を受けています」と良い化学反応が起きているようで、「そういう空気をみなさんに感じていただける作品になっていくと思う」と自信を覗かせた。
福山雅治、“恋敵”菅田将暉は「想像以上の迫力」
恋敵を演じる菅田の演技を、福山が「想像以上の迫力で暴力を振るってきた。怖い、怖いって。若いエネルギーで恋をすると、こんなになっちゃうんだって思いました」と興奮気味に振り返る場面も。菅田が「恋敵ですから」と恐縮した様子で答えると、水野も「本当に怖かった」と熱演ぶりを絶賛していた。台本で読んでいたイメージと菅田が演じる空一の“暴力シーン”が違ったという福山は、「中年なので慣れてない。菅田くんは色んな現場でやってるんだろうな、怖いねあの人って思いました(笑)」と自虐混じりに語り、会場の笑いを誘った。
新月9ヒロイン・藤原さくらに大物の風格 福山雅治・菅田将暉・夏帆…共演者絶賛の“素質”
藤原は、記者会見に出席するのは今回が初。「歌唱力」「表現力」「感受性」といった選考基準をクリアし、およそ100人のオーディションを勝ち抜いた逸材は、オチをつけてしっかり笑わせるトーク術で早くも大物の風格を漂わせていた。実際、福山も「何事にも好奇心を持っていて、何事も吸収していく。手付かずの演技に、刺激を受けています」とそのポテンシャルを評価し、夏帆も「犬みたいで可愛い。目に入れても痛くない」とすっかり虜に。
そして、共演シーンの多い菅田は「野性味溢れるお芝居。今日もチラシを『見ないで!』って引っ張るシーンで、グーのパンチが顔に…。ジーンズがなくなる頃には顔もボコボコになってるかも(笑)」とボケつつも、「最初は支える感じになるのかな?と思っていたけど、今は先頭を走っていて追いつくのが大変」とその素質を絶賛していた。
菅田将暉、ボサボサ黒髪が新鮮 5年ぶり月9は“不器用な片想い”が見所「恋が実るように」
作品ごとに変化するビジュアルにも注目が集まる菅田は、5年ぶりの月9出演に「高校生のときに月9に出演させていただいて、そのときは恋が実らない役だったので、今回は実るように頑張りたいなと思います」と意気込み。この日は、キャスト全員が役衣装で登場。菅田はオーバーサイズのスウェットにパンツ、あえて整えていないボサボサの黒髪で空一の飾らない人柄を表現。最近では、赤髪、ドレッド風カーリーヘア、マッシュ風…とインパクトのあるヘアスタイルが続いていただけに、シンプルな黒髪が新鮮に映る。
ドラマではさくらのため、福山演じる神代に暴力を振るうシーンも登場。そのシーンも、空一がさくらを一途に思うがゆえ。素直になれない感情を不器用に表現するもどかしい恋模様は、女性視聴者にとってひとつの見所となりそうだ。
【第1話放送/4月11日】
ヒロイン・さくらの設定が明らかに
第1話では、さくらに「吃音」の症状があることが明らかに。神代と彼の元バンドメンバーで言語聴覚士の宍戸夏希(水野)に診てもらうことになり、そこでさくらは音楽療法と出会う…というストーリーが描かれ、放送後、視聴者からは感動の声が殺到した。Twitterでは放送中「#ラヴソング」がトレンド入り。「初回から泣いた」「これは泣いてしまう」「自然と涙がこぼれてしまった」「最後のシーン本当に素晴らしかった」「久々にこれはハマってしまうかも」と吃音によって孤独を背負ったさくらが音楽を通して一歩踏み出すという展開にひきこまれたという視聴者の声が多かった。
特に、注目を集めたのはヒロインの藤原。難しい設定の役柄をまるで演じていないようにすら感じさせる自然体な演技と、天性のスモーキーな歌声は見るものの心を打ち、「演技力とてつもない!」「うますぎてこわいくらい」「新人のさくらちゃんが本当に魅力的だった」と絶賛する人が続出。
宣伝の段階では、吃音をあえてテーマとして打ち出していなかったため、「良い意味で期待を裏切られた」というコメントも多く、「このドラマをきっかけに吃音がもっと世の中に知ってもらえたら」と期待する意見も。社会的な意味でも大きく注目を集める作品となりそうだ。
【第2話放送/4月18日】
“7秒の勇気”に大きな反響
第2話では、神代からもらった“7秒の勇気”という言葉を胸に、さくらが大きな一歩を踏み出す姿が描かれた。そして、神代もさくらに影響され、再びステージに立つことを決意。作品の持つテーマがより明確になった。放送後には、「泣ける」という声が続出した第1話に続き、今回も藤原の体当たりの演技に「感動した」という意見が続々と届いている。吃音の症状に苦しむさくらは、まだ何の色もついていない藤原が演じるからこそリアル。上手くしゃべることのできないもどかしさを表現した演技と、スモーキーな歌声とのギャップで視聴者を惹きつけ、「目が離せない存在感」「自然と応援したくなる」と多くの人の心を掴んでいる。
【第3話放送/4月25日】
福山雅治×藤原さくらのセッションに感動の声
第3話では、神代とさくらがステージに。2人のセッションに観客は大きな拍手を送るなど、大成功。しかし、アンコールで「歌いたい」と願ったさくらを一人残し、神代はステージを後にした。その裏には、10年前、まだミュージシャンとして活躍していた頃のある想いが隠されていた…というストーリーが描かれた。ステージでさくらは、思い出の曲「500マイル」などを披露。福山のギターと藤原の心に染みる歌声に、視聴者は「感動して泣いてしまった」「何回も聞きたくなる歌声」「神代先生とのセッションがいい!」と絶賛の嵐。
一方で、神代の“決意”、その裏にあるそれぞれの忘れられない記憶が交差する切ない展開には、「みんな切なすぎ…」「誰の気持ちになっても泣ける」と違った涙を流しているようだった。
【フジテレビ永島優美アナウンサー出演情報解禁/4月29日】
フジ永島優美アナ連ドラデビュー
フジテレビの永島優美アナウンサーが、同局にて放送中のドラマ「ラヴソング」(毎週よる9時~)の第4話(5月2日放送)に出演することが発表。永島アナが連続ドラマに出演するのは今作が初めてとなる。今回、大型車の整備・販売会社の整備部に勤務するさくらの同僚社員で、神代のカウンセリングを受けに来る、大瀬良役として出演。
「連続ドラマへの出演は初めてで、しかも福山(雅治)さんとのシーンだということでお話をいただいた時から緊張でした」と連ドラデビューが決まった時のことを振り返り「母に電話で月9出演を報告したときに『あの福山雅治さんと共演だなんて、そんな夢のようなことがあるのねー!』と感激しておりまして、その時に、緊張よりも幸せな気持ちに変わりました」と心境の変化を告白。撮影時も緊張していたようだが、福山から演技のアドバイスを受けたことを明かし、「目線や手の動かし方など、細かい所まで優しく教えていただいたおかげで、イメージを膨らませることができました」と感謝していた。
【第4話放送/5月3日】
藤原さくら×菅田将暉のキス
第4話では、レコード会社からスカウトされたさくらが、暴力事件に巻き込まれ、デビューの話が白紙になる…というストーリーが描かれた。さらに、さくらと空一のキスシーンも話題に。これまで、さくらに想いを寄せている、という設定は明らかになっていたものの、直接的な言動がなかったため「これは一気に空一いく?」「菅田くんが動いた!」と胸キュン展開に興奮の声も続々と上がっている。
また、福山と“イチャイチャシーン”に挑戦した石川恋、看護師役として登場した武田玲奈にも、それぞれ「セクシー過ぎる」「白衣の天使」と大きな反響が寄せられた。
【大谷亮平出演情報解禁/5月3日】
韓国で人気“逆輸入俳優”大谷亮平出演決定
韓国で映画やドラマ、バラエティ番組など幅広く活躍する俳優でモデルの大谷亮平が、フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」(毎週月曜よる9時)の第5話(5月9日放送)に出演することが決定。大谷は日本でのドラマ出演は、同作が初となる。大谷はレコード会社で働く弦巻竜介を演じ、神代とさくらの運命をにぎる重要な役どころとして物語に大きく関わっていく。元々日本でモデル活動を始めたが、2003年に韓国のCM出演をきっかけに韓国でモデルとして活動。俳優としては、シチュエーション・コメディ番組「ソウルメイト」でデビュー。その後数々の映画やドラマに出演し、映画「神弓ーKAMIYUMIー」(2011年公開)「バトル・オーシャン海上決戦」(2014年)で話題を呼んだ。
「韓国ドラマアワード 2014 グローバル俳優賞」を受賞するなど、韓国で高い人気を見せている大谷。日本での活躍にも期待が高まる。
【第5話放送/5月9日】
藤原さくらのブルーハーツが染みる 夏帆との“友情の絆”に視聴者感涙
第5話では、さくらと真美との友情シーンに多くの反響が寄せられた。結婚を控え仕事を退職して帰宅した真美は、複雑な思いを抱え、結婚式でサプライズをしたいがために歌おうとしないさくらを押し切って「私のために今弾け。今がええんよ!」と泣き出してしまう。慌ててさくらが歌い始めたTHE BLUE HEARTSの「終わらない歌」は2人の学生時代の思い出の曲。真美はそれを聴きながら「ヘタクソ」と涙した。
視聴者からは、さくらと真美の友情に「ムネアツ!!」「終わらない歌、泣けた」「さくらちゃんの歌声が素敵すぎる…」「さくらちゃんと真美ちゃんのシーンで大泣きした」など視聴者から多くの声が届いた。
【藤原さくら“素”が見えるYouTubeが100万回再生/5月10日】
100万回再生
この動画の再生回数は、フジテレビのドラマ動画で史上2位の記録。歴代1位は女優の篠原涼子、俳優の三浦春馬、藤木直人らの出演で話題を集めた『ラスト・シンデレラ』(2013年4月期)で、藤原の動画はこれに次ぐ再生回数となる。
動画にはオーディションで審査員をうならせた「歌唱力」「表現力」「感受性」がかいま見える映像のほか、サプライズで合格を発表された瞬間を収録。合格を告げられた藤原は、驚きのあまり、言葉にもならない様子だったが、スタッフから「(オーディションを勝ち抜いての)ウイニングソングを」と要求され、ギターを渡されると「緊張する!」と言いながらも、笑顔でその美声を披露する…という流れで、ドラマでは見ることのできない素の彼女が楽しめる構成となっている。
劇中では神代がさくらに「新しい曲を作る。その曲を佐野さんに歌ってもらいたい」と宣言。その曲が完成していくストーリーとリンクして、藤原の歌声にさらなる注目が集まることは間違いなさそうだ。
【“隠れたヒロイン”宍戸春乃役新山詩織に熱視線/5月16日】
注目の美女シンガー
神代が20年前に事故で亡くしたかつての恋人、宍戸春乃役のシンガーソングライター・新山詩織にも密かに注目が集まっている。春乃は、ユニット「Haruno」として神代と活動していたプロの歌手という設定。当時2人がリリースした楽曲「恋の中」は、劇中歌としても使用されており、作詞作曲は福山で歌っているのは新山本人。同曲は実際に4月27日より配信がスタート。ドラマ×音楽の融合は、新山がアーティストとして活動しているからこそで、謎の多い役柄や物語を盛り上げる切ない歌声から“隠れたヒロイン”としてネットを中心にじわじわと人気が上昇している。
新山は、1996年2月10日生まれの20歳、埼玉県出身。小学校の頃からピアノを習い、中学1年生からエレキギターを持ってGIRLS BANDを結成。その後アコースティックギターを弾きながら、中学3年生の頃「だからさ」を初めて作詞作曲。2012年6月には「Treasure Hunt 2012」に出場し、グランプリを獲得。2013年4月、シングル「ゆれるユレル」でメジャーデビュー。
【第6話放送/5月16日】
神代、さくら、空一…切ない衝撃展開に反響
第6話では、神代がさくらのためにラブソングを制作することになり、「好きよ 好きよ 好きよ」が完成。喜ぶさくらだったが、この曲は神代がかつての恋人、宍戸春乃(新山詩織)に用意した曲をアレンジしたものだった…という衝撃の展開が描かれた。神代とさくら(福山と藤原)の共作「好きよ 好きよ 好きよ」に対し、「すっごいいい曲!神曲!!!!」「可愛いラヴソングにキュンキュンした」と反響が続々と寄せられる中、いきなりの衝撃的な展開には「悲しすぎてストーリーについていけてない…泣ける」「切なさが止まらない!何が起きた!?「良曲きたー!って思ったら、まさかの衝撃的事実…何も知らずに喜ぶさくらちゃんも、全部知ってる夏希さんも切ない」と様々な意見が飛び交っている。
さらに、デビューを目指し真剣に音楽と向き合うさくらに、どこか距離を感じ始めた空一は、調理師専門学校の事務員・渡辺涼子(山口紗弥加)と関係を持つ。
さくらへの想いが忘れられない中、涼子と関係を持ってしまった空一は、どこか悲しそうな表情。上半身があらわになったベッドシーンに「菅田くんかっこいい!」「こっちまで恥ずかしくなるキスだった…ヤバイ!!」と興奮の声が止まらない一方で、やるせない感情を繊細に表現する演技に「空一が切なすぎてこっちが苦しい」「さくらちゃんが好きっていうのが伝わる~」と絶賛の声が次々と届けられている。
【『めちゃ×2イケてるッ!』に『ラヴソング』キャスト出演/5月18日】
福山雅治「冗談かと…」岡村隆史に月9出演オファー?
5月21日よる7時57分から放送される『めちゃ×2イケてるッ!』に福山雅治、藤原さくら、菅田将暉らが出演。ナインティナインの岡村隆史扮する『めちゃイケ』E村Pに、ドラマの出演オファー。E村Pに出演オファーが来たのは、神代とさくらが作詞作曲をした劇中歌「好きよ 好きよ 好きよ」を披露する重要なシーン。ライブハウスに訪れた業界人という役どころだ。まずは、同作に出演中の菅田に挨拶へ行き、「俺にオファーが来たんですよ!いっちょ、やってやるか!やることはしっかりやります!」と意気込むE村P。ところが、『めちゃイケ』のファンである菅田に、「これ、すごく良くないパターンですよね?(SMAPの)中居さんのやつとか見てたので」と言われる始末。
さらには、主演の福山のもとへ顔を出すが「(出演オファーしたことは)聞いてましたが、冗談かと思ってました」と言われ…。
かつてはブルーリボン新人賞を獲得し演技力には定評のある岡村。果たして『ブラザーズ』『婚カツ!』に続いて、3回目の出演となるのか?
【藤原さくらが“路上ライブ”/5月20日】
ファン2000人集まる
藤原さくらが、池袋サンシャインシティ・噴水広場でライブイベントを実施。番組公式TwitterとLINEのみの告知で集まった約2000人のファンを前に、ドラマで演じる“佐野さくら”として劇中歌「好きよ 好きよ 好きよ」と「やさしさに包まれたなら」「500マイル」の3曲を披露した。ドラマの収録も兼ねており、マネージャーの天野空一(菅田将暉)がアレンジした舞台で“路上ライブ”を敢行。観客にも写真撮影、動画撮影が許可されていたため、スマートフォンを片手にライブを観賞する姿も多数見受けられた。
藤原が演じるのは、児童養護施設で育ち吃音に悩むヒロイン。役に徹した藤原は、「空一(菅田将暉)のチラシを見て来てくれたのかな?」と盛り上げるなど、ヒロイン“佐野さくら”として3曲を歌いきった。
【第7話放送/5月23日】
“涙の告白”が切なさ誘う
第7話では、ついにさくらが神代に告白。溢れ出る想いと涙に、視聴者からは続々と反響が寄せられた。レコーディングも無事終わり、レコード会社で働く弦巻竜介(大谷亮平)を交え、デビューへの道を順調に進む神代とさくら。その裏で、春乃の妹・夏希と神代の間には、わだかまりが生まれていた。
そんなある日、『S』に集まった面々。そこでさくらは、「好きよ 好きよ 好きよ」に隠された真実を夏希から聞くことになる。ショックを隠しきれず、飛び出した彼女を追う神代。「春乃が死んで、音楽を続けちゃいけない人間だと思った。そんな俺が、佐野さんに出会って、もう一度音楽を続けてみようって思えたんだよ」と想いをぶつけ、「だから、あの曲を佐野さんに歌って欲しいと思った」と正直に全部話す。
泣きながら神代の胸に顔を埋めるさくらは、「私は先生が好きで好きで…もう大好きなんです。私のこと、どう思ってるんですか?」と告白。神代は「一緒に音楽をやりたいと思ってる」とだけ返した。
衝撃展開続く
さらに、第8話予告では、神代の「声を失うってことか?」という台詞が放送。第7話ラストからの流れに、視聴者は「さくらちゃん歌えなくなるの!??またまた衝撃展開!??」「自分の気持ちがあっち行ったり、こっち行ったり大変だ…胸が苦しい…」「まさかのラストで涙止まらないよ~」と困惑気味。一方で、過去を乗り越えようと気持ちを明かした神代にも「特別な存在なんだろうな。大人が過去を乗り越えるって本当に大変なことだよね」「忘れられない切なさに、自分を重ね合わせてしまった…」と共感の声が続々と届いている。
【Leola出演決定/5月30日】
デビュー1ヶ月…Leolaがカリスマシンガー役抜てき
LDH所属の新人ソロシンガー・Leola(レオラ)が、30日放送のフジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』(毎週月曜よる9時)第8話で本格的な演技に挑戦。4月27日、シングル「Rainbow」にて歌手デビューを果たしたばかりの彼女は、そこから約1ヶ月で、女優デビューを果たすことになる。Leolaが演じるのは、カリスマ的な人気を誇るシンガー・シェリル。さくらと出会い、再び音楽の道へと進み始めた神代に、楽曲提供を依頼するという役どころ。これまでは、ジャケット写真で登場し、SNS上で「あれってLeolaちゃん?」「シェリルがLeolaに激似なんだけど…」とファンの間で密かに話題を集めていたが、今回ついに本人登場となる。
【第8話放送/5月30日】
菅田将暉“不器用な告白”からの“キス”が「破壊力抜群!」
第8話から物語は、第3章に突入。今回の放送では、さくらに想いを寄せる空一が、ついに告白した。初の単独ライブを成功させたさくらに、「お前まじすげぇ。やっぱ俺、お前のこと好きだわ」と空一。続けて「美人じゃねぇし、性格悪いし、家事できねぇし、文句ばっか言うし、乱暴で。でも、お前のこと好きだ。お前が側にいない人生とか考えらんねぇもん」と愛情たっぷりに想いをぶつけると、さくらは「これからもずっと一緒にいるじゃん」と答える。そして、2人はお互いの気持ちを確かめ合うようにキスをした。
空一の不器用な告白とキスには「可愛い!さくらちゃんとお似合いだよ~」「あの告白…破壊力抜群!!!好き好きって感じが伝わってきた!」「空一カッコ良かったよ!優しいし、本当にいい男だな」と興奮気味のコメントや絶賛の声が続々と届き、神代との三角関係にも「このままさくら×空一がいい!」「やっぱり最後は神代先生と一緒に歌ってるさくらちゃんがみたい」と視聴者の間でも様々な意見が飛び交った。
【藤原さくら・新山詩織・Leolaがライブ開催/6月5日】
3人の歌姫が集結
藤原さくら、新山詩織、Leolaが5日、都内で行われたスペシャルライブに登場。今作でヒロインを務める藤原は、福山作詞・作曲の「好きよ好きよ好きよ」「Soup」を熱唱し「こんな人生を歩むとは思っていなかった。(『ガリレオ』での福山の相手役)柴咲コウさんに引き続き……。墓場まで自慢していこうと思う」と大役抜擢に改めて思いを語った。宍戸春乃役の新山は、福山作詞・作曲の劇中歌「恋の中」のレコーディングを振り返り「福山さんが書いてくれた詩の世界観や言葉一つ一つにアドバイスをもらって完成した曲。私自身刺激を受けた時間でした。大切な一曲になりました」と心境を吐露。福山演じる神代広平の元恋人役を務めたが、「今でもこのドラマに関われていることが不思議で幸せ。私にとって貴重な経験になりました」と笑みをこぼした。
そして人気歌手・シェリル役を務めるLeolaも「本当に嫌な感じの役だけれど、普段やらないメイクや衣装など、自分の新しい一面に出会えた。初めての演技でドラマ撮影の流れもわかっていなかったけれど、見える景色の全てが新鮮でした」と声を弾ませた。
【第9話放送/6月6日】
“優しさ”爆発で「涙腺崩壊」最終回に向け視聴者からエール殺到
第9話では、喉の手術を控えるさくらのため、神代らが見せた優しさに感動の声が殺到。空一の全力の応援、真美の温かい気遣い、神代の不器用な優しさ…「さくらのために」という想いは、視聴者の心を打ち「こんなにこんなに泣けるなんて…涙腺崩壊中です」「気がついたら『さくらちゃん頑張れ』って独り言…」「神代先生も空一も真美ちゃんも、みーんな良い人!さくらが羨ましい!!!」と様々な反響が。「泣ける月9」として第1話から、「涙が止まらない」と話題となっていた同作の中でも「今日はあったかい気持ちになって泣けた」と評判で、次週最終回に向けては「みんなの気持ちがまとまった感じ。全員でさくらちゃんを応援してるのがいい」「さくらのスピーチ聞きたいし、手術も成功してほしい!!!」「とにかく全員幸せになって~」と、手術を控えるさくらへのエールが殺到するなど、視聴者も感情移入しているようだった。
(modelpress編集部)
キャストインタビュー
第1あらすじ
神代広平(福山雅治)はプロのミュージシャンだったが、今は別の仕事をしている。独身で定住はせず、持ち前のルックスを活かして女性の家を転々とする生活。この日も、そろそろ潮時と感じた女性に別れを告げ、少ない荷物とギターケースを担いで出て行った。一方、佐野さくら(藤原さくら)は、大型車販売店の整備工場で整備補助として働いている。愛想は良いのだが、まともな返事が出来ない、仲間たちとあまり会話をしないさくらは、上司の滝川文雄(木下ほうか)にいつも注意されていた。さくらへの注意を終えた滝川が、先生と呼んで挨拶したのが神代。神代は企業カウンセラーとしてこの会社に週2日で勤務していた。
仕事を終え、ライヴハウス「S」へ足を運んだ神代。オーナーの笹裕司(宇崎竜童)には、神代が女性と別れただろうと即座に見抜かれてしまった。神代は当面の宿を笹に頼むが、ダメだと断られてしまう。笹はまた宍戸夏希(水野美紀)に頼めば良いと神代に促すのだが、気がひける様子の神代はマンガ喫茶に一夜の宿を求める。しかし、居心地も悪く、結局夏希の家に向かう。
そんなある日、さくらは職場でミスをしてしまう。仕事仲間とのコミュニケーション不足の彼女は、神代に診てもらうことになり…?
第2話あらすじ
神代広平(福山)はライブハウス『S』で宍戸夏希(水野)たちと飲んでいる。ステージでは若手バンドが演奏。そんな中、マスターの笹裕司(宇崎)が、ダイヤの原石のようなミュージシャンはいないものかと愚痴る。『S』ではライブ出演者を募集していた。一瞬、顔を見合わす神代と夏希。しかし、増村泰造(田中)が若手バンドに絡み、現場は乱闘騒ぎになってしまった。佐野さくら(藤原)は天野空一(菅田)のアパートへ。以前、空一に売りつけたギターを取り戻すためだ。返す、返さないと揉めた挙句、ギターを手にしたさくらは楽しそうに帰って行く。
翌日の昼休み、同期と食事していたさくらは神代に声をかけられた。医務室へ行ったさくらに、神代は夏希が来て欲しいと言っていたと伝える。返答しないさくらだが、神代が自分も一緒に行くと言うと目を輝かせた。
神代と2人でのお出掛けに、さくらは“デートっぽいやつに行く”と中村真美(夏帆)にメール。その時、真美は空一に手伝ってもらい、結婚準備のため洋服などの整理をしていた。
夏希に会う前に、神代とさくらは食事。神代はさっさと注文を済ませるが、さくらは中々出来ない。後ろの客に急かされ焦るさくらは、神代と同じものを注文。すると神代はさくらに、本当は何を食べたかったのかと尋ねる。答えるさくらに、神代は注文にかかるのは7秒だと言う。7秒に自信を持てる勇気が出ればと、神代は続け…。
第3話あらすじ
神代広平(福山)は、営業前の『S』に佐野さくら(藤原)を連れて行きライブに向けての練習をする。客はいないが、初めてステージに立つさくらは緊張。世間話で緊張をほぐそうとする神代だが、さくらはためらったまま。そんな神代にクライアントから電話が入る。店の外に出て電話を済ませた神代が戻ると、さくらが独りで熱唱していた。そんなさくらに見入ってしまう神代。神代の視線に気づいたさくらは、恥ずかしそうに微笑んだ。中村真美(夏帆)は、野村健太(駿河太郎)と一緒にいる時、偶然、楽しそうに男と歩くさくらを発見。その時、真美はその男が神代だと野村に教えられた。
夜、アパートに帰ったさくらは、真美に神代との関係をからかわれる。神代への想いを否定しきれないさくらは、誤魔化すようにライブで歌うためだと真美に告げる。遊びに来ていた天野空一(菅田)は興味なさそうにしているが…。
一方、神代は宍戸夏希(水野美紀)に、さくらとライブに出ることを教えていなかったことを咎められる。さくらは夏希のクリニックで治療を再開することになっていた。また、夏希には頑なにステージを避けてきた神代の変化も気になる様子。夏希はクライアントとの距離感を考えた方が良いと、神代をからかうように忠告する。
次の日、さくらは同僚から神代が独身だと聞いて嬉しくなる。その気持ちで、夏希のクリニックに行ったさくらは…。
第4話あらすじ
神代広平(福山)は、宍戸夏希(水野)や他の女性たちの家を転々とすることをやめて部屋を借りた。引越しは、増村泰造(田中)、星田和夫(渋川清彦)、そして天野空一(菅田)にも手伝ってもらったため、神代は『S』で慰労会を行う。4人が飲んでいると、夏希が神代の忘れ物を届けに来た。神代と夏希の関係を詮索する空一だが、2人はいわゆる恋愛関係などは否定。納得できない空一に、笹裕司(宇崎)は大人には男女の垣根を越えた関係もあると告げた。そんな話をしていると、店に1人の女性が入ってきて神代に名刺を差し出す。その女性、水原亜矢(りょう)の肩書きは、レコード会社のものだった。
その頃、アパートにいた佐野さくら(藤原)は、中村真美(夏帆)の傍でギターの練習をしていた。さくらが真美から神代への想いをからかわれていると、空一が飛び込んで来る。そして、空一は水原がさくらをスカウトしに来たことを伝えた。無理だと拒否しようとするさくら。だが、空一の話から神代が夏希とは何でもなかったと聞いて…。
『ビッグモービル』の屋上で、神代とさくらはスカウトの件を話し合う。怪しい会社ではと疑うさくらに、神代は大きなレコード会社だから大丈夫だと請け負った。さらに、プロになれる可能性もあると言われたさくらは、レコード会社の人物と会うことに。そして、神代とさくらは、そろって待ち合わせの場所へと向かった。
第5話あらすじ
神代広平(福山)は、レコード会社との話し合いが不調に終わった佐野さくら(藤原)が気になっている。一方、さくらは、天野空一(菅田)から思わぬ告白をされて動揺していた。『ビッグモービル』の医務室にいた神代は、滝川文雄(木下ほうか)から社員のアンケート書類を渡された。その時、神代はさくらが社内広報誌の取材を受けることを知らされる。
神代はさくらを医務室に呼んだ。滝川の情報をきっかけに話を始めた神代は、さくらに笹裕司(宇崎竜童)が作ってくれた『S』でのライヴCDを渡す。そして、チャンスはまだあると、さくらに一緒に練習を再開しようと提案。さくらは嬉しそうに受け入れた。
開店前の『S』で神代とさくらは練習を始める。空一もやって来た。教則本ではなく、曲を練習したいと言うさくらだが、演奏したい曲が見つからない。そんな様子を見ていた空一が、あることを思いつく。
空一は、さくらと中村真美(夏帆)のアパートに神代も連れて行く。そこで、さくらの弾き語りを録画して、ネットに公開しようというのだ。その日、真美は野村健太(駿河太郎)と結婚式の準備で留守。神代と空一が去った後に戻って来た真美の様子がおかしいことに、さくらは気づくが…。
さくらは空一と会う。気まずい雰囲気が漂う中、空一は友達のままでいようと話す。また、空一はさくらの夢にこれからも協力させて欲しいと頼んだ。そんな空一に、さくらは練習再開を報告する。
第6話あらすじ
レコード会社の弦巻竜介(大谷)にラブソングを作るように言われた神代広平(福山)は、宍戸夏希(水野)にキーボードを借りて準備を始める。一方、中村真美(夏帆)は、佐野さくら(藤原)と天野空一(菅田)を仲直りさせようと、野村健太(駿河太郎)も呼んで、アパートで食事会。だが、すでに2人の関係は修復済み。それどころか、さくらは別のレコード会社から声をかけられていることを、真美は空一に知らされた。しかし、真美は空一がさくらに、まだ想いを寄せていることを知っている。さくらは、空一ではなく神代を想っていることも…。
神代は、曲の打ち合わせをしようとさくらを呼び出す。カフェで会うと、さくらは神代の女性関係に興味深々。そして、神代は過去に一人だけ真面目に惚れた女性がいるとポツリとこぼす。ドキッとするさくらだが、神代には話を変えられてしまった。
神代は、自分のマンションにさくらを連れて行く。この日は、作曲用の機材セッティングの手伝いに増村泰造(田中哲司)も来ていた。増村がさくらを助手にセッティングを始めると、キーボードを前にした神代はすぐに作曲に没頭し始め、2人の存在も忘れたかの様子。その後、増村が帰ったことにも、神代は気づかない。一段落した神代は、さくらに詞を書いてみるよう宿題を出して、家に帰した。
間もなく、ブルームーン。神代の作曲、さくらが歌詞を担当するラブソング作りがスタートした。
第7話あらすじ
神代広平(福山)が佐野さくら(藤原)に作った曲。それは、宍戸夏希(水野美紀)の亡き姉に、かつて神代が用意した曲をアレンジしたものだった。それに気づいた夏希にわだかまりが生まれる。さくらのレコーディングは順調に進み、『S』で新曲のお披露目会が開かれた。弦巻竜介(大谷)は20年近く音楽から離れていたのに良い曲が作れたと、神代は天才だとたたえる。さくらも同意するのだが、夏希は複雑な心境。すると、弦巻は自社のトップアーティストが神代の曲に興味を持っていると伝えた。
傍で、天野空一(菅田)は笹裕司(宇崎)にギターを教えて欲しいとねだる。快く承知する笹は、さくらのデビューに一役買った褒美と、空一にウイスキーのボトルを店のキープ用に一本プレゼントした。
さくらは、中村真美(夏帆)と話していた。真美の婚約者、野村健太(駿河太郎)は仕事の都合で現れていない。すると、真美の携帯に野村からの電話が着信。真美が野村と揉め始めたので、トイレに向かったさくらは増村泰造(田中)とすれ違う。その時、増村はさくらに声の不調を尋ねる。頷くさくらに、耳鼻咽喉科医の増村は病院へ診察に来るよう促した。
アパートに帰ると、真美はさくらの詞は神代への気持ちを綴ったものだろうと話す。否定はしないさくらだが、神代に思いは伝わっていないと答えた。すると真美は、神代へ積極的にアプローチするようアドバイスするが…。
第8話あらすじ
神代広平(福山)は、シェリル(Leola)への提供楽曲の相談を、弦巻竜介(大谷)らレコード会社のスタッフたちと始める。一方、佐野さくら(藤原)は、喉の不調を診てもらった増村泰造(田中)から精密検査の必要を告げられた。中村真美(夏帆)は、天野空一(菅田)に手伝ってもらい引っ越しのための荷造り。真美は空一に、最近さくらの様子がおかしいのではないかと聞く。すると、さくらは真美に頼らないようにがんばっているのではと空一。それでも心配する真美に、空一はさくらには自分がいるから大丈夫と請け負う。
増村と『S』で飲む神代は、さくらの喉に悪性の肉腫が発見されたことを知らされる。転移はないが手術が必要で、病状によっては声帯を切除しなければならない。増村は、検査結果をさくらに伝える際、神代に立ち会うよう求める。だが、神代はさくらとは話が出来る状態ではないと断った。
さくらが喉の事情を話せないまま、真美はアパートから引っ越す。一人で増村から検査結果を聞くさくらは、声帯切除の可能性に驚く。スピーチを頼まれている真美の結婚式まで手術を待ってほしいと頼むさくら。だが、増村は転移の可能性が高まるので早い方が良いと答えた。
さくらが診察室を出ると、神代がいた。上手い言葉が言えない神代に、さくらは喉のことは1人で何とかすると強がる。そして、神代の夢が叶うことを応援していると言って、さくらは去ってしまった。
第9話あらすじ
神代広平(福山)は、シェリル(Leola)と曲の打ち合わせ。とにかく売れる曲を作ってほしいと言うシェリルに、神代は交換条件を提示。神代は、佐野さくら(藤原)がネット配信している曲をSNSでシェリルにレコメンドして欲しいと頼む。すると、シェリルは自分が満足できる曲を神代が作れたらと約束した。打ち合わせを終えた神代は急いで『S』に行くが、すでにさくらのライブは終わっていた。宍戸夏希(水野)や増村泰造(田中)にあきれられる神代。しかし、神代はシェリルを動かすことで、さくらとレコード会社との契約を成功させたいと告げる。そんな神代に、増村はさくらの声が手術後に残る可能性が極めて低いことを伝えた。
そこに、忘れ物をしたさくらが、天野空一(菅田)と戻ってくる。神代が来てくれただけでも嬉しいと喜ぶさくら。神代は、さくらに語り掛ける言葉が出なかった。
次の日、神代は職場でさくらが探していた忘れ物を渡す。さくらは、神代に曲の作り方を聞く。中村真美(夏帆)の結婚式でオリジナルソングを歌いたいと言うのだ。手術後に曲作りを始めると続けるさくらは、まだ声を失ってしまうかもしれないことを知らなかった。
神代は、増村に早くさくらに事実を報せて欲しいと頼む。増村は次の診察日にさくらに告知した。さくらから話を聞いた空一は、今のうちにやりたいことをやろうと提案。思い浮かぶことを連ねるさくらの本当にやりたいことは…。
第10話あらすじ
神代広平(福山)に、佐野さくら(藤原)が言いたかったこと…。さくらの手術を知った中村真美(夏帆)は野村健太(駿河太郎)との結婚式を前倒し。披露宴で、さくらに頼んでいたスピーチをしてもらうためだ。万が一、手術でさくらが声を失ってしまったら、その願いは叶わなくなる。そのスピーチ前に、さくらは神代に今まで言えなかったことを伝えようとした。しかし、天野空一(菅田)がスピーチの時間だと迎えに来てしまう。
手術が翌日と迫った時、神代は増村泰造(田中哲司)から相談される。さくらが手術の同意書へのサインを拒絶しているのだ。神代は、さくらの病室へ。さくらはまだサインしておらず、真美や空一、神代の言葉にも反応しない状態だ。神代は、みんなにさくらと2人きりにして欲しいと頼む。出て行きかけた空一は、神代を廊下に呼んで、さくらの心が落ち着くまで手術を延期できないかと問う。だが、神代は延ばせば延ばすほど、さくらが声を失ってしまう可能性が高くなると指摘した。
病室に戻った神代は、さくらが持って来ていたギターを奏で始める。初めて、さくらの歌を聴いた時の曲だ。ギターとともに歌う神代。すると、さくらに表情が戻って来る。ついには、もう一度歌いたいと泣きじゃくるさくら。神代は、歌うためにも手術をしようとさくらに伝えた。
さくらは手術を受けることに。果たして、さくらの声は…。再び神代と歌うことが出来るのだろうか?
制作概要
出演者:福山雅治 藤原さくら 夏帆 田中哲司 宇崎竜童 水野美紀 他脚本:倉光泰子(第26回ヤングシナリオ大賞『隣のレジの梅木さん』)
プロデュース:鈴木吉弘(『ガリレオ』シリーズ、『HERO』シリーズ 他)、草ヶ谷大輔(『探偵の探偵』、『独身貴族』 他)
演出:西谷弘(『昼顔』、『ガリレオ』シリーズ 他)、平野眞(『5→9~私に恋したお坊さん~』、『ショムニ』 他)
制作:フジテレビドラマ制作センター
【Not Sponsored 記事】