ヴァンビが新たに仕掛ける「HERO’ZZ for BIZ」とは？「経営者がインフルエンサーに」溝口勇児も力説する企業がSNSに注力するメリット＜HERO’ZZ university連載／新規事業＞

「集客がうまくいかない」スクール運営で壁にぶつかった1年

「HERO’ZZ university」では、日本最速でYouTubeチャンネル登録者数1,000万人を達成したヴァンビをはじめ、実績のある講師陣からSNSマーケティングの本質「バズ学」をオンラインで学ぶことができる。懇親会やアワードなどのオフラインイベントも開催し、直接コミュニケーションを図り生徒同士で高め合う場も作ってきた。
生徒は登録者数の増加やメディア露出、マネタイズ成功など続々と結果を出し、事業も拡大してきた半面、ヴァンビはこの1年の間に一企業として様々な課題にぶつかってきたという。

「集客がうまくいかない」「採用がうまくいかない」「広告費を下げたい」「新人が育たない」

そうしたスクール運営における悩みの数々を、多くの外部の経営者のサポートによって解決し、法人としてマーケティングのノウハウを蓄積してきたと明かしている。
ヴァンビが著名な経営者からサポートしてもらった内容を研修として詰め込んだのが、法人向けに特化したSNSマーケター育成プログラム「HERO’ZZ for BIZ」。

「HERO’ZZ university」では個人のクリエイター向けに知識を提供する一方で、「HERO’ZZ for BIZ」では企業に向けてSNSマーケティング戦略に関するノウハウを提供していく。

かねてから「“バズ学”はインフルエンサーだけに必要なスキルではない」と主張してきた、ヴァンビならではの新たな取り組みでもある。

ヴァンビと溝口氏に「HERO’ZZ for BIZ」を立ち上げた背景、企業がSNSに力を入れるメリットを聞いた。

溝口勇児「ファンになってもらうことが購買の後押しに」HERO’ZZ for BIZが実現すること

ー 法人向けオンラインマーケティング研修カリキュラム「HERO’ZZ for BIZ」を立ち上げた背景と目的を教えて下さい。

ヴァンビ：「HERO’ZZ for BIZ」は、もともと個人向けに展開していたSNS教育サービス「HERO’ZZ university」の法人版として誕生しました。個人向けサービスの運営を通じて、実際に多くのインフルエンサーが成果を上げる中で、「企業でもこのノウハウを活かしたい」という声を多くいただきました。そこで、SNS時代に必要な発信力や戦略設計を企業内でも育成できるよう、法人向けにカリキュラムを再構成したのが「HERO’ZZ for BIZ」です。

忙しいビジネスパーソンでも学びやすいよう、動画ベースで視聴可能となっており、内容の定着度を測るためのクイズ機能も備えています。今や社員一人ひとりが「自社の広報担当」としてSNSを活用する時代。「HERO’ZZ for BIZ」では、SNSを戦略的に活用し、売上や採用といった実務成果に直結するスキルを身につけることを目的としています。

ー ヴァンビさんだからこそ実現できると思う、「HERO’ZZ for BIZ」のメリットを教えてください。
溝口：これはヴァンビに限った話ではありませんが、私は「経営者がインフルエンサーになるのが当たり前の時代」が確実に来ると考えています。なぜ経営者がインフルエンサーになる必要があるのか。それは、これからの時代「モノを売るためには、その背景やストーリーがますます重要になる」からです。

個人的な意見ですが、今の時代「まずいラーメン屋」は存在しないと思っています。では、何で差別化するのか？それは、そのラーメンが生まれるまでのストーリーです。味の良さ、立地の良さ、価格の安さだけが消費者の購買動機になる時代ではなくなってきています。これからはSNSを通じて、会社、社長、店長、社員、商品のファンになってもらうことが購買の後押しになります。

そういった背景から、「会社としてSNS運用を内製化し、常に優秀な担当者がいる状態を維持すること」がこれから非常に重要になります。

実際、Xを見ても多くの企業のCEOやCOOが個人アカウントで積極的に発信しているのをよく見かけます。私がCEOを務める「REAL VALUE」には、インフルエンサー兼経営者の方々が多数出演されています。そして、出演をきっかけに影響力を増しているケースも多く見られます。

企業が抱えるSNSの課題を解決するのが「HERO’ZZ for BIZ」です。無料でSNSの相談会をやっているので、興味があればお話を聞きに来てください。

「とにかくバズを狙う」はNG、SNSで企業がまずやるべきことは？

続いて、HERO’ZZ担当者に「HERO’ZZ for BIZ」で学べること、実際にSNSを始める際の注意点など具体的な内容を聞いた。

ー 「HERO’ZZ for BIZ」の具体的なカリキュラム内容と特徴を教えて下さい。どのようなスキルや知識が習得できるでしょうか？

担当者：「HERO’ZZ for BIZ」では、マーケティングの基礎から実践までを包括的に学べる2つの柱があります。ひとつは制作担当者向けの「ビジネス動画制作研修」で、撮影技術やCanva等の編集スキル・ショート動画・サムネイル作成などを網羅。もうひとつはマーケティング担当者向けの「SNSマーケター育成研修」で、プラットフォームごとの戦略設計、KPI/KGI設計、AIを活用した分析・改善まで学べます。これにより、自社SNSの企画・制作・運用・分析の一連の流れを内製化することが可能になります。

一方で個人向け「HERO’ZZ university」は、現役インフルエンサーの個別指導や公開講義、マネージャー制度など、個のスキル育成・マネタイズに特化しています。法人向けは「組織的活用」により焦点を当て、全社的なSNS戦略の内製化支援に重きを置いています。

ー 企業が「SNSの運用を始めてファンの獲得を目指したい」となった場合、まずどのようなことから始めたら良いでしょうか？また、企業がSNSを立ち上げた時のNG行動や落とし穴があれば教えて下さい。

担当者：まず行うべきは「ターゲット・ペルソナの設定」と「発信目的の明確化」です。自社の顧客像を明らかにし、そのターゲットに合わせた発信スタイルや使用すべきSNSプラットフォームを選ぶことが重要です。次に、発信内容の軸を決め、視覚や言葉のトーンを統一させることで、企業らしい一貫性のある情報発信が可能になります。

NG行動としては「とにかくバズを狙う」「宣伝ばかりになる」「炎上を恐れて無発信になる」などが挙げられます。バズは一時的な話題性に過ぎず、継続的な信頼やファンの形成には繋がりにくいため、まずは着実な信頼の構築を目指すべきです。

また、クオリティにこだわることで企業としてのブランディング・説得性につながります。「ビジネス動画制作研修」と「SNSマーケター育成研修」で、これら一連の流れを網羅して、法人のお客様のSNSスキル向上に貢献できると考えています。

ー 「HERO’ZZ for BIZ」を通して実現させたいことを教えて下さい。

担当者：単なる「バズ」を狙うのではなく、自社の魅力を戦略的に発信し、継続的にファンを増やせる人材の「育成」です。弊社のグループ内では、広報担当者がSNS運用スキルを習得し、広告費を30％削減、CTR（※1）2倍、CVR（※2）5％向上といった成果をあげた企業事例もあります。こうした事例を、研修コンテンツとして再現性をもって提供することを試みております。今後は、社員一人ひとりが企業の顔としてSNSを通じてブランドの信頼性を高めていく時代です。ぜひ「HERO'ZZ for BIZ」を通じた人材育成を検討いただきたいです。

（※1）広告が表示された回数に対して、実際にクリックされた割合
（※2）ウェブサイトや広告に訪れたユーザーのうち、どれくらいの人が購入や問い合わせなど、目標とする行動に至ったかの割合を表す指標

ー ありがとうございました。

2年目も新たな可能性を切り開く「HERO’ZZ」

SNSで成功を収めるための鍵は、確かなノウハウと実践力だ。「HERO’ZZ university」は今年で2年目に突入し、TikTokライバー事務所を設立するなどますますパワーアップして突き進んでいく。さらに「HERO’ZZ for BIZ」の登場で、個人だけでなく企業もまた、新たな可能性を切り開いて強いブランド力を築いていくことが期待できる。

新しいサービスを生み出し、SNS時代の在り方を示し続ける「HERO’ZZ」。今後も成長を続け、世の中に多くの影響を与えていくのだろう。（modelpress編集部）