【ラヴ上等2考察】ブス黙れ! ブチギレ美女の口論に“怒りと欲望”の挟間で揺れる男、二期もヤンキー大暴れ
※このコラムは「ラヴ上等」シーズン2 エピソード1〜13のネタバレを含みます。
■ラヴ上等に価値観を塗り替えられていることに気づく恐ろしい瞬間
Netflixのとんでもないサプライズによって決まった、美容師・たいちゃんの留年。そして始まった「ラヴ上等」シーズン2の二期。自己紹介では「キレたら歯止め効かない」と言っていたものの、一度もキレることなく温厚だったたいちゃんですが、突然現れた二期メンバーにけんかを売られているのを見ると、ボコボコにされてしまうのでは? と心配になります。
そして、犬の縄張り争いのごとく、出会い頭に必ず威嚇して怒鳴り合いながらひと揉めするのはもはや恒例行事であり、驚きもなくなりました。逆に、そのひと揉めがないと心配になるくらいには、ヤンキーの様式美として定着しています。
二期のメンバーもみんなしっかりワルなんですが、シーズン1や一期と比較すると、悪いエピソードがやや薄い。刑務所、元極道、暴走族総長みたいな肩書きはなく、地元でヤンチャしてきた感じ。いや、世間一般基準から見たらゴリゴリのヤンキーなのに、経歴が薄いと思ってしまっているあたり、ラヴ上等の世界に常識を変えられてしまってる感があります。改めてすごい世界観の番組です。
■現代の非正規雇用のバイク弁慶、カズマから目が離せない
今回のメンバーで特に気になるのが、彫り師を目指すフリーター・カズマ。地元のナワバリを通ったヤンチャそうな奴は、バイクとヘルメットを没収していたという彼。五条大橋を渡る通行人の刀を奪っていた弁慶のようなムーブを現代でかます、神奈川在住、非正規雇用のバイク弁慶です。ちなみに本物の弁慶は全身に矢を受けて立ったまま死ぬので、彼が弁慶なら恋の矢を全身に受けて死ぬフラグがバキバキに立っています。
非正規弁慶はとにかく感情的で、予想できない行動を取るのでとにかく目が離せません。ラブレターを一通ももらえずにブチ切れる様子は、シーズン1のラッパー・ヤンボーを彷彿とさせます。
彫り師を目指していることもあり、背中に大きく和彫りが入ったネイリスト・サラに一目惚れ。「あんな立派な彫り物してる人に性格悪い人はいない」と、一般人には全く伝わらなければ1ミリも馴染みのないあるあるを披露し、「今度背中の刺青を見せて欲しい」とアピールします。
■欲望と怒りの狭間で、瞬間顔芸を見せてくれるカズマ
しかし、そんなカズマの思いも虚しく、サラはサウナタイムにラッパー・塗装会社社長のルネを指名。カズマはまたしても怒り心頭で、いても立ってもいられなくなります。
サウナに乗り込み、窓からルネとサラの様子を怒りに満ちた般若のような表情で覗き見。さらには横目でサラの背中の和彫りをどうにか見ようとするのです。
それまでは怒りに満ちた顔つきだったのに、一瞬でスケベなおっさんの顔になっている切り替えの速さに笑いが止まりません。怒りと欲望の狭間で、どちらの気持ちも抑えられない様子が顔面から1000%漏れ出る瞬間は、理性をとっぱらった人間のありのままの姿。なんかもうめちゃくちゃ野生。
というか、自分で刺青を見る機会を作るんじゃなく、覗き見で達成でもいいのかよ? プライドよりも見たいという欲求の方が勝ってしまう。それくらい人間臭さに満ちたカズマに目が離せません。
■二期でも雑に扱われ、二留もちらつく報われないたいちゃん
留年生なのに全然喋らないし、リードもしない、情けないと女子達にディスられまくっているたいちゃん。一期よりも手厳しい評価を受けており、情のある視聴者としてはなんとかたいちゃんを応援したいところ。でも、ラウンジ勤務・シャランと第一印象では両思いと順調です。
のはずが、またしても悲しい事件が勃発。男性が女性を抱いて走り、優勝した女性にはデート権が得られるというレースで、シャランはたいちゃんを指名しました。余り物的な感じで指名された状況でしたが、たいちゃんは野球で全日本3位、個人タイトルベスト9に入った足腰の強さを見せ、ダントツの1位! カズマに黒板消しを投げられた時に鋭い反射神経で避けていたのも、きっと野球部での経験の賜物なのでしょう。
話は戻り、優勝したシャランがデート相手に選んだのは、勝利に貢献したたいちゃんではなく、まさかのルネ。その理由はたいちゃんが「面白くないから」。ただの足として道具のように使われ、優勝を決めたのにポイ捨てされるとは……。
このままじゃ、また成就せずに二留してもおかしくないですし、二留ともなるとクラスのちょっと触れちゃいけない先輩ポジになりかねません。
たいちゃんが雑な扱いをされるたびに、一期でたいちゃんに思いを寄せてくれていたキャバクラ勤務・まりりんの顔がちらつきます。部活のOG的な感じで帰ってきてくれないですかね。まりりーーーん!!!!
■争いを生まないルネのバランスのいいコミュニケーション力
シャランがルネに興味を持ったのは、音楽の話題で盛り上がったことがきっかけ。その会話の3割くらいは「めっちゃ」しか言ってなかったんですが、シャランには「深い!」とめっちゃ刺さった様子。「ラッパーになった理由も深かった!」とめっちゃ絶賛しながらも、シャランは何も覚えていないあたりもめっちゃ天然でかわいらしい。それくらいめっちゃ連呼してたのでめっちゃ見返してほしい。めっちゃ。
そんな2人のデートでは、ルネが「たいちゃんをデートに選ばなかった理由」を聞くのですが、そこでルネのコミュ力の高さを垣間見ました。
シャランは「たいちゃん選ぼうと思ってたけど、面白くない。わかる?」と同意を求めつつ理由を述べるのですが、ルネは「あー、自分の中のね」と、わかるとは言わず、あくまで「たいちゃんが面白くないのはシャランの価値観」として一線を置くのです。まじでできる子。
デートから戻って男子部屋で感想を語っていた際も、カズマから「(シャランより)サラの方が下って言ってんのか」と論点がずれた絡みをされても嫌味なく切り返し、自分の感情を的確に言語化していて、なおかつ明言もしない。無駄な争いを生まないバランサーだなと。
皿洗いをしていたサラにさっと紙ナプキンを渡すなど、周りが見えていて配慮ができるし、空気が読めて会話の瞬発力もある。それでいて、あの後藤真希の甥っ子でありこの美貌。これは爆モテしますわ。
にしても、一期でたいちゃんが3回もサウナに行っていたのに、全カットされていたことが今回発覚しました。その理由はあまりに盛り上がらなかったから。実はたくさんモテチャンスあったのにそれを棒に振っていた事実も悲しいですし、このエピソードがシャランの「たいちゃん面白くない」の裏付けになってしまうことがまた泣けてきます。
まりりーーーん!!!!!帰ってきてーーー!!!!
■ルネとサラに起きていた偶然とゴリ詰めからマウント
もう1人、ルネに思いを寄せるのがサラです。サラがルネの良さとして「周りを見て気をつかえるところ」を挙げていたのですが、逆にルネからのサラへの手紙にも「周りを見れるところ、人に気をつかえるところに自分と同じ部分を感じた」と書いてあったんですよね。偶然にもお互いに魅力を感じている点が一致していて、2人が大事にしているものや価値観が合っているのだろう、と相性の良さを感じます。
そんなサラは、シャランとルネがデートでハグをしたと聞き、その理由を直接ルネに詰めに行きます。「なぜサラにハグのことを言わないのか?」と、すでに付き合ってたっけ? くらいの勢いで詰めるのがヤンキーの強さ。逆になぜ言う必要があるのか?
それにも動じず、「(シークワーサー畑の)比嘉さんと同じだよ。ありがとうって」と、比嘉さんを使ってなんの意味もないことを強調しながら動揺せずに説明するルネは、やっぱりできる子。
一方で、サラはそれをシャランに伝えてマウントを取りに行きます。それを聞いたサラは怒り心頭。やっぱりたいちゃんがいいとルネへの興味を失うのですが、これではマウントしたサラの思う壺。
■性善説すぎる? 不満はカチコミに行くくせに、他人の意見は鵜呑みにするピュアなヤンキー達
ここでなぜ敵の言葉を信じるんですかね? 気になってる相手が同じなら、ライバルを減らす嘘かもしれないのに。
気になることがあると本人にカチコミに行って一次情報を取りに行くのに、なぜ第三者から聞いた二次情報は言われるがままに信じて、本人に確認を取りに行かないのか。性善説のもとに成り立っているというか、ヤンキーってピュアなんですかね。
サラの言葉も「やましい気持ちはないって言ってた」と、ルネ本人の言葉とは違うんですよね。感謝のハグは事実かもしれないけど、サラには言えないだけでシャランへの気持ちの変化はあったかもしれないのに。
■テキ屋が作る殺人現場飯に、おでん豚汁、たいちゃん渾身のすた丼
男性陣は積極性が足りない! と怒り心頭な女性陣。男達を呼び出し、「男が本気なんかなって思う。気合い入れて欲しい。やる気ねぇ」とブチ切れ説教。こんなんされたら縮み上がって恋できなくなりそうですが、ヤンキーは違うのでしょう。
カズマは「弱いか、俺らが」と反省していましたが、お前は十分強すぎるから少し抑えろ。怒りでデート中のサウナを覗いて、ゴリラのように揺らすのはめちゃくちゃ強いから。
ホスト兼代表取締役・まるがやる気ないと名指しされていましたが、多分彼は好みの顔の女がいないだけのような……。
そんな女子の提案で、夕飯を男性達が作ることに。法被(はっぴ)みたいなシャツに鉢巻き、イカつい刺青と、キッチンがテキ屋の兄ちゃんの集まりに見えてきます。
まるの赤いハンバーグとか、途中殺人現場みたいになっていましたけど、みんなそれぞれの料理を完成させました。おでんみたいな分厚い大根の豚汁など、不慣れながら頑張ってくれた様子が見えてほっこり。
たいちゃんは「シャレた肉作ろうかな」で出てきたのが、山盛りの肉に卵黄落とした、すた丼みたいなやつなのはズルすぎません? 肉のグリルに岩塩添えたのとか想像してたら、オシャレと対極の完全なる男飯。なんなのその前振り。
そして、女子は飴と鞭が本当に上手。夕飯作れとゴリ詰めした後は、ちゃんと男性陣の頑張りを褒め、おいしいおいしいとご飯を食べて、男性陣もご満悦でしたね。
■修羅の経験値を感じさせる新入生・みみ
転校生として登場したキャバクラ勤務・みみは、初期メンバーとはまた違った清楚で抜群なビジュアルで、まだ誰にも関心がなさそうな、まるの気持ちを持っていきそうな気配。
そして、バー経営・りょーぴーとみみが知り合いと知り、りょーぴーを狙うキャバクラ勤務・りんりんがブチ切れ。「帰って。いらんから」とみみを煽ります。
しかし、みみもおとなしそうな顔とは裏腹に、「お前が出てけ。ブス黙れ。相手になんない。しょうもねぇ」と、半端ない瞬発力で返し、修羅場をくぐってきた経験値を感じさせます。
というか、みみとりょーぴーがすでに知り合いなら、恋に落ちる可能性も少なくて逆に安心では? とも思うのですが。
みみの挨拶に男性陣は「よろしく」と返す中、女子全員が無視していたのもしびれました。これだけ同性から敵対視されてしまうこの状況、今までで最も過酷なのでは?
そして、今回シークワーサー畑の比嘉さん再登場ということは、もちろんバナナ農園の辺土名さんもチャンスあります? てか、たいちゃん存在感薄いけど大丈夫そ?
バチバチの状況にワクワクしつつ、また次回。
(やまとなでし子)
※本記事はライター個人の感想をもとに制作しております。個人を誹謗中傷するものではありません
Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン2独占配信中
作品ページ:https://www.netflix.com/title/81769466
あわせて読みたい記事
#ラヴ上等考察
#ボーイフレンド2考察
大好きな人が、待ち合わせ場所に現れなかったら? Netflixリアリティシリーズ「オフライン ラブ」で“スマホなしの恋”が私たちに教えてくれたこと
#あいの里考察
#あいの里2考察
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
阪神 高橋遥人が自らを援護する先制適時打 吉村の直球を完璧に捉える 2021年以来、5年ぶりで通算3打点目デイリースポーツ -
左眼窩内下壁骨折のドンマイ川端がSNSで謝罪「本当にすみません」 骨折のCT画像など投稿 負傷で「超RIZIN.5」を欠場 手術終了し順調に回復ともデイリースポーツ -
「put in a good word」の意味は?知っていたら秀才!【1分英会話】Ray -
街ぶら突撃された美人女優が嘘で乗り切る 大物タレントの質問に「架空の女子大生・佐藤」で返答デイリースポーツ芸能 -
松本人志「どこかで死を覚悟してしていた」大腸がん発覚前にふと母親に会いに 手術前の壮絶な痛みも吐露デイリースポーツ芸能 -
【二字熟語クロスワード】真んなかに入る漢字は?健康や経験にまつわる!Ray -
高木美帆さん 国民栄誉賞記念品『包丁10本セット』を「使いました!」「野菜を切って、父親は刺し身をさばいていました」デイリースポーツ -
【地方競馬】堀江貴文氏所有のイッテラッシャイが不来方賞で重賞初制覇デイリースポーツ -
【T乾】出て行った咲子、4話に気になる手紙が フィルター掃除促す手紙の下に見えたもう一通…咲子、大丈夫?デイリースポーツ芸能