メンズの脈なしサインは顔に出る!? この世に地獄があるとするならば……これぞ、婚活。【ガールオアレディ3・Ep.7−8】
※本コラムはABEMA『ガールオアレディ3』第8話までのネタバレを含みます。
「20代のガールチーム」と「30代のレディチーム」に分かれ、男女がリアルな婚活バトルを繰り広げるガールオアレディ。同棲生活がスタートした7〜8話では、女性陣の迷走度が露呈。一生一緒にいる相手だからと思えばこそ、短い同棲生活でも、いろんな人を見たくなる、その慎重さは吉と出るのか、凶と出るのか。
一方、今回はそんな泥沼婚活恋愛リアリティーで「一途な恋」を貫いた1人の女性の、ひと夏の恋にも終わりが訪れました。誰かを選んだり、選ばれたりって難しい。ツラい、苦しいという言葉では表しきれない、エモすぎた恋を振り返ってみましょう。
■#7 好きじゃないオンナに追われる、メンズの表情に注目
後半に差し掛かりつつ、7話全体の感想は……正直「なんでこうなった?」の一言につきます。
同棲生活の初日、6組ものカップルが同棲をスタートできたにもかかわらず、ほとんどのカップルに不穏な空気が漂います。「男性は同棲の指名拒否はできない」とか「お互いに30分だけ同棲相手以外の異性とも話していい」など、ガールオアレディならではの極悪ルールがあるせいではあるのですが……。
心に決めた相手がいる、という雰囲気なのは、追いかける側の男女だけの様子。せっかくの同棲生活だというのに、他の異性と会わずに済んだのはレオとショウタのみ。今回、人気が一部に集中しているせいもあって、2人以上からアプローチを受ける男女が過半数を越えているのが、泥沼婚活ルート入りしている理由でもあります。
まず、磐石に見えたレオ×エツコカップルですが、まさかのエツコがリュウスケのところに会いに行ってしまいます。しかもレオはまだ、離婚歴に関してエツコに直接伝えられていません。そしてそんなエツコに追いかけられるリュウスケが、同棲相手のスミレにばっさりと「恋愛目線で見られない」と伝えたシーンは正直、胸が痛かった……。
出かけていくリュウスケに思うところがあっても、面と向かって伝えられないスミレ。レイとの同棲生活中に「オダミユと一緒にいたくないからでしょ」と言い切ってしまった、ミユの行動ともどこかリンクします。
2人とも、意中の人との念願の同棲生活にもかかわらず、レイとリュウスケは、別の女性を追いかけている状況。素直になりたくてもなれない気持ちもわかるけれど、これでは一緒に過ごした時間が逆効果になってしまいそう。
そしてなんといっても、今回のハイライトになってしまったのが、レイの好きそうな髪色に染めたことに、気がついてもらえなかったオダミユ。意中のレイの元を訪れたたったの30分で、あえなく玉砕……。派手髪というほどの髪色ではなかったから悪かった、ということではなく、すでにレイにはちょっぴり、嫌われているようにすら見えてしまいます。
そんなレイが追いかけるのは、意中のショウヤからばっさり振られた後のキララ。もう、どこに両思いカップルがいるのやら。婚活生活も残り半分もないというのに、未だ多くの男女が「自分の意中の相手にアプローチする」段階の行動を取っています。
「何が悪かったんだろう」。そう思わざるを得ないのが、今シーズンのガールオアレディ。自信が持てず、前向きに振る舞えないスミレとミユ、デートは成功したのに、不明瞭な理由でショウヤに振られてしまったキララ、追いかけてくる女性に対して、気まずそうに振る舞ってしまうレイ、そして、ただ一途に思い続けただけなのに、振り向いてもらえないオダミユ。この世に地獄があるとするなら、もしかして婚活のことをいうのでしょうか。
■ヒロイン・オダミユのひと夏の恋と成長
明後日が決断の日。最後の同棲デーとなった8話では、6組の同棲カップルが生まれたものの、前日からの乗り換えカップルも多数で、参加者も互いに驚きの表情を見せます。初日と同じ組み合わせはショウタ×モモエのみ。キョウヘイに乗り換えのスミレ、コウスケに乗り換えのマホ、そしてリュウスケに乗り換えのカナコ……それに、ショウヤに乗り換えのオダミユ。もう、誰が誰を好きになって終わるのか、検討もつきません。
前日、ショウヤと蜜月に見えたカナコ。いつも通りの短文メッセージで、リュウスケから同棲相手に採用されました。カナコの手紙はいつも短文だけど、それが逆にいいのでしょうか。モテすぎ女王ならではのアプローチとも言えますが、30分の呼び出し時の表情はかなり気まずそうだったのに、そもそもリュウスケのところに来たこと自体が意外でした。
「オンオフ」の話ですれ違いかけたカナコとリュウスケでしたが、リュウスケがカナコに弱みを見せることができたのは、プラスに働いた様子です。ショウヤの時にも、弱みの告白から心をグッと開いていたカナコ。これまた意外ですが、カナコは母性で恋するタイプなのかもしれません。
それにしても、8話はほとんど「レイを取り巻く女たちの物語」と言っても差し支えないのではないでしょうか。前日のアプローチが実り、キララに選んでもらえた時の、レイの表情といったら。ただ、心なしかキララの声色も上がり調子。キララは追いかける恋より、追いかけられる恋の方が向いていそうです。
レイはレイで、前日のミユの時には「料理してもらえるんだよね」なんて、料理ができないミユをいじっていたのに、キララのことは「喜ばせたい」と積極的に行動。相手が変われば引き出される人格も変わるものですが、レイは顕著なタイプのようです。
一方、メンケア先にショウヤお兄ちゃんを選んだオダミユは、ある意味大正解でした。ショウヤの前では心なしか、素直に自己開示できているようでしたし、後輩の恋愛相談に乗るようなスタンスではありつつも、オダミユにちゃんと向き合ってくれるショウヤがイケメンすぎる……。
得意料理のくだりも「辛ラーメンのがおもしろいじゃん」としっかりオダミユの肯定感を上げてくれていて、傷ついている時にこんなこと言われたら、コロっとショウヤを好きになっちゃう女性もいそうなもんですが……あくまで一途を貫いたオダミユが、あまりにヒロインすぎました。
キララに「オダミユと向き合うべき」と念を押されたレイですが、30分のお宅訪問時間を使って訪れたのは、なんとショウヤの元。なんという間の悪さなのか……。ショウヤが身支度を整えたほんの数分。「妹みたいに見えていた」という、過去形の言葉は、どれだけオダミユにとって、痛かったでしょうか。あまりにも短い時間すぎて、向き合ったというよりは、突き放したようにも見えてしまいました。
その後、ショウヤお兄ちゃんには「オダミユを見ると優しくしちゃう」「自分なら泣いちゃう、だから会いたくない」と、気持ちを吐露していました。そこがレイの優しさであり、弱さでもあるのでしょう。その弱さがオダミユを悲しませたことは確かだけど、きっとこの恋を経て、また一歩大人になれたことでしょう。
ショウヤのことを気遣って、同棲をやめることを申し出たオダミユ。いつもより大人っぽい黒いドレスで、レイにさよならを告げたオダミユ。ドラマを通り超えて、まるで青春アニメを見ているかのような、爽やかな甘酸っぱさ。
レイも頑張ったとは思いますが、この関係に決着をつけることができたのは、オダミユの努力も大きかったのではないかと思います。オダミユを泣かせたくなかったレイだけど、最後に涙を見せてしまったのは、レイでした。
女の子なら誰でも、若い頃にどこかで会ったことがあったような気がしてしまう、優しくて、でも優柔不断で、そんなところがかわいい男、レイ。オダミユの成長を肌で感じて、彼もいつか、女の子を泣かせない、強い男になれますように。
■自分の幸せのために、傷つけて、傷ついて
一日目との同棲相手からはチェンジするカップルが大量発生した同棲2日目。磐石カップルが少なそうに見えたとはいえ、ここまでの大移動が起きたのは、正直意外でした。
気になるのが、男性陣は全員、好意が定まっている状況ということ。リキヤ、ショウタはモモエ、リュウスケ、ショウヤはカナコ、キョウヘイとコウスケはマホ、レイはキララ、レオはエツコ、といった具合です。
今回、他も見なければと焦ってしまっているのは、女性陣の方。好意を向けてくれる男性のことも、自分の判断すらも信用しきれず、男性を渡り歩いてしまっているカナコ、マホ、エツコ。一途ガール・オダミユの行動とは対照的です。
自分の幸せを思えばこその行動……そうは思っていても、2日目に他の女性と同棲するしかなかったショウヤ、キョウヘイ、1人になったレオは何を思ったでしょうか。自分の幸せのために傷ついたことも、誰かを傷つけたことも、彼女たちの未来の糧になってくれればいいのですが……。
ガールオアレディ3
https://abema.tv/video/title/90-1849
毎週日曜夜9時~放送中!
(ミクニシオリ)
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