【PR】八木通商創業80周年、フランスへの感謝を文化支援で表明

2026.06.22 00:00
提供:繊研plus

ナポレオン1世をはじめフランスの歴代君主に愛された、ユネスコ世界遺産であるフォンテーヌブロー宮殿に、日本企業の名が恒久的に刻まれた。それは八木通商。同社のメセナによりフランス国有コレクションとして宮殿に迎えられた1枚の絵画は、歴史と芸術、そして日本とフランスを結ぶ新たな文化的対話の扉を開いた。

探し続けた幻の名画

宮殿が探し続けた1枚の絵画、ルッジェーロ・デ・ルッジェーリによる1569年作「セイレーンに立ち向かい、カリュブディスとスキュラの海峡を渡るオデュッセウス」。古代ギリシャの詩人ホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」を題材に、主人公オデュッセウスが数々の試練を乗り越える姿を描いた作品だ。

購入支援した「オデュッセウスとセイレーンたち」の絵画

今回、八木通商の支援により取得された同作品は、かつてフォンテーヌブロー宮殿に実在した「オデュッセウスの回廊」の記憶を今に伝える現存絵画三点のうち最後の一点。宮殿は三作品全てを揃えるに至った。4月に開かれた絵画披露式典で、フォンテーヌブロー宮殿のマリークリスティーヌ・ラブルデット総裁は、この作品を「長らく私たちに欠けていた存在」と表現し、この取得が宮殿にもたらす意味を語った。

このメセナは創業80周年、パリ進出50周年を迎えた八木通商が「フランスへの感謝を文化に貢献することで伝えたい」と仏文化省に相談したところから始まる。24年秋、初めてフォンテーヌブローを訪れた八木雄三会長は、同宮殿が長年探し続けてきたこの作品を知り、その背景に広がる「オデュッセウス」の物語に深く共鳴したという。

カトリーヌ・ペガール文化大臣は、今回の取得を「28年の日仏外交170周年に向けた先駆け」とし、物語的でありロマン的とも言える「リレーション」「志」「場所」の三位一体が「この日へと導いた」と感銘した。一企業によるメセナは、歴史ある宮殿を舞台に、文化外交の新たな象徴として刻まれた。

現存する3点の連作を鑑賞する参加者。中央が「オデュッセウスとセイレーンたち」

フォンテーヌブロー、歴史的な1日

青く澄みわたる春空の下、フォンテーヌブロー宮殿の象徴として知られる馬蹄形階段には、仏文化省、仏国立美術館連合をはじめ、欧州、米国、アジア、そして日本からの招待客たちが続々と姿を見せた。披露式典開幕には、ペガール文化大臣、ラブルデット総裁、そして八木雄三会長が揃い、今回の取得が持つ歴史的な意義を示した。

「オデュッセウスとセイレーンたち」は、メセナを記念して「メリメ=八木の間」と改名された展示室で、同作者による2点とともに披露された。入口には八木通商による特別なメセナへの敬意を刻んだ銘板が掲げられ、その名は宮殿の歴史に新たなページを加えた。

宮殿の学芸員は、ルッジェーロ・デ・ルッジェーリのこの一作を「現存する中で最も重要で、最も美しい作品」と紹介し、セイレーンの誘惑に耳を傾けつつも理性を失わず、次なる試練へと向かう英雄の姿を解き明かしていく。そこには人間の欲望と理性、そしてルネサンス芸術が生み出した傑出した美があった。

フォンテーヌブロー宮殿

作品との出会いの余韻を携えた招待客たちは、フォンテーヌブローそのものが持つ歴史も体験していく。九世紀にわたり君主たちが愛した宮殿のテラス、そして昼餐会が開かれる、フランソワ1世の回廊へと誘う。当時、王自ら鍵を管理し、限られた賓客だけを迎えたこの回廊で、5世紀前に始まったメセナの精神は、一枚の絵画を介し、新たな日仏の対話として現代へと受け継がれた。

フランソワ1世は、イタリアから最良の芸術家たちを招き、フォンテーヌブローをルネサンス芸術の一大拠点へと変貌させた。レオナルド・ダ・ヴィンチを庇護し、芸術を未来へ継ぐ文化資産として位置づけたその姿勢は、フランスにおけるメセナの原点のひとつでもある。フランスのラグジュアリーとファッションを日本へ紹介してきた八木通商が、パリでの半世紀の節目に選んだものもまた、単なる記念事業ではなく、仏文化遺産そのものへの支援だった。

レセプションでは大回廊で昼餐会が開かれた

世界でビジネスを行う企業として

長く失われていた「オデュッセウスの回廊」の記憶を、再びこの宮殿の歴史へと結び直す。そこには、ビジネスを超えた、フランスへの敬意と共鳴がある。八木雄三会長は、「ビジネスのみならず、文化交流の面においても、フランスと日本の関係強化に貢献していきたい」と語る。王たちが芸術を未来へ託してきたこの国で、日本企業の名は、メセナの系譜に名を連ねた。

同社は創業70周年、ミラノオフィス開設40周年の時も、イタリア・ローマで同様のメセナに取り組んでおり、今回のフォンテーヌブローの支援は、その歩みをさらにフランスへと広げたものだ。前回はイタリアに現存する紀元前のピラミッドを修復する事業を手掛けた。排気ガスなどで汚れてしまっていたサンパウロ広場の「ガイウス・ケスティウス」ピラミッドを数年間かけて修復。大理石本来の「真っ白なピラミッド」として再生した。八木雄三会長は「あの時のイタリアでの反響はすごかった。だがこうした支援活動は反響や企業イメージアップのためにやっているのではない。40年、50年の間、その国で事業していればもう十分に現地に溶け込んだ現地の企業。現地企業として何かのお役に立ちたいとの思いでやっているだけ」と話す。世界で有力なブランドを発掘し、世界に広げる同社には大切な活動だ。「フランス、イタリア、アメリカなど様々な国の商品を扱い、パートナーになるには各国の文化や歴史を深く理解することが必要」だからだ。事業活動と同時に人が育っていく機会にもなっている。

八木雄三会長がフランスのファッション製品を日本に紹介する事業を始めたのは71年、29歳の時で「フランスの文化と創造性あふれるファッションに強く魅了された」。今でこそヨーロッパで、ハイエンドなファッション分野の投資会社として知られ、いくつものファッション企業を所有する同社だが、当時は「パリのファッション企業との面会の約束を取り付けることさえ簡単ではなかった」無名の存在。しかしパリ事務所開設を機に関係性を築き、パリのオートクチュールブランドの商標権を取得したり、世界に通じる様々なフランスブランドを日本に紹介・導入し、同社を成長に導く中核事業のひとつとなった。その感謝の思いが今回の「オデュッセウスとセイレーンたち」の購入支援につながっている。

あいさつをする八木通商の八木会長

(写真=© Julien KNAUB / Mazarine Agency)


◇ ◇ ◇

「アレクサンドル ドゥ パリ」パリ旗艦店、リニューアルオープン

7月下旬にリニューアルオープンする「アレクサンドル ドゥ パリ」旗艦店(パース図)
グローバルにラグジュアリー化を加速

八木通商が手掛けるフランスのヘアアクセサリーブランド「アレクサンドル ドゥ パリ」(ADP)がパリ旗艦店をリニューアルする。7月下旬ごろのオープン予定。今後のブランドのラグジュアリー化を見据えて、新たな店舗デザインにする。日本でも今後、新デザインに基づいた店舗を増やす予定だ。

場所は、57年に創業者のアレクサンドル・レモン氏がフォーブルサントノーレに初めてヘアサロンを開いて以降、ゆかりのある通りだ。ベストセラー商品の「ヴァンドームクリップ」の由来となったヴァンドーム広場がすぐ近くにあり、世界のラグジュアリーブランドが軒を連ねる一角だ。

ADPは世界で人気が高まっており、店舗網は60店舗まで広がった。フランス国内での生産体制も強化するなど世界に通じるブランドとして育てていく。パリ旗艦店のオープンを機に、ブランドのプレゼンテーションをラグジュアリー化し、さらに情報発信を強めて世界で成長する戦略だ。

エレガントで洗練されたADPのクリップコレクション

■八木通商、絵画購入支援のリリース
https://www.yagitsu.co.jp/ja/topics/2150/

お問い合わせ先

株式会社八木通商
https://www.yagitsu.co.jp/ja/

企画・制作=繊研新聞社業務局

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