DEAN & DELUCAスタッフのお仕事バッグをチェック。食への愛が詰まったバッグの中身
取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部
毎日の食事は、あなたにとってどのくらい大切なものですか? 食べることって、生きることに直結するもの。当たり前のように毎日食事を摂るからこそ、ルーティンを重視する人もいれば、日々のストレス発散のために大切、という人もいるかもしれません。
働くために必要不可欠、という意味では、食事と同じくらい大切なしごとバッグ。では、食べることをこよなく愛する人のしごとバッグには、どんなものが入っているのでしょう。
世界中からおいしい食べ物を集めた「食のセレクトショップ」であるDEAN & DELUCAで、調味料、和食材、イタリアン食材の担当スタッフとして働いている辻ひなたさん。彼女のしごとバッグの中には「食べるを楽しむ工夫」がぎゅっと詰まっていました。
辻ひなたさん
DEAN & DELUCA 恵比寿店 調味料・和食材・イタリアン食材の担当スタッフ
四六時中食べ物のことを考え、支出の95%が食費。食に関するすべてに携わりたいと思い、2024年にDEAN & DELUCA新卒入社。六本木店を経て、現在は恵比寿店を担当。通勤時間は食のSNSリサーチ、平日休日問わず外食。本棚の8割は食に関する本で埋まり、食べたいもの、行きたい店があれば一人で遠征をすることも。プライベートでは食に関するコラム執筆やイベント出店、グッズ販売も行う。
辻さんのしごとバッグは、DEAN & DELUCAと日常に溶け込むバッグブランド・TEMBEAがコラボして作ったという撥水加工が施されたショッパー風バッグ(現在は完売)。
「梅雨時期の通勤は、撥水加工のバッグが便利です。荷物が多いタイプなので、マチが広めのこのバッグが助かっています。バックヤードが狭いので、収納力があるだけでなく、取り回しがいいコンパクトなものを探していて、結局自社のバッグに辿り着いてしまいました(笑)。A4書類やタブレットも入るサイズなのと、シンプルながらに遊び心もあるギンガムチェックも気に入っています」
一見コンパクトに見えますが、14.5 cmという広めなマチのおかげでしっかりと収納力もある優秀バッグ。いったいどんなものが入っているのでしょうか。
●バッグの中身
1 OLYMPUSのデジタル一眼カメラ
2 仕事用ノート
3 身だしなみポーチ
4 通勤時に読む本×3冊
5 おやつ、調味料ポーチ
6 手帳
辻さんの通勤先はDEAN & DELUCA恵比寿店。PCは普段持ち歩かないそうですが、代わりに出てきたのは大きめのポーチやカメラ、それに本が3冊。さらに大きめのノート、手帳も入っていました。
DEAN & DELUCAの公式アプリ内では、各店舗の新商品情報などを店舗スタッフが主導して発信しているのだそう。辻さんはお仕事中に投稿内容を考える機会も多いそうで、デジタル一眼カメラは趣味としてだけでなく、仕事でも使うことが多いのだとか。
「カメラは学生時代から愛用しているものなのですが、仕事中は商品やレシピの発信を行うので、そのための写真を撮影するのに使っています。元々食べ物の写真を撮るのが好きで、SNSに投稿していたくらいなので、趣味も実益も兼ねられる今の仕事が好きです。実際に私が撮った写真や投稿がきっかけで来店してくれるお客様もいるんですよ」
辻さんは元々写真を撮るのが好きだったそうですが、商品や食事の撮影に関しては、本社で開催される講習会に参加して学んでいるのだとか。
大きめのノート2冊は、スケジュール管理と仕事のメモ用に使っているそう。特にメモ用ノートの方は、辻さんが担当している調味料や和食材、イタリアン食材などの商品の陳列を考える際にも役立っています。
「恵比寿店は駅に直結している店舗なので、お客様が店舗に滞留していただく時間としては短めで、回転が早いのが特徴です。時間帯によっては忙しそうにしながらも店舗に立ち寄ってくださる方もいらっしゃるので、お客様にとって見やすい、商品が探しやすい陳列が大切かなと思っています。陳列次第で売れる商品がガラッと変わることあり、そこが店舗スタッフとして働く醍醐味の一つかなと思っています」
自身も食品のお買い物が好きで、他店舗での研究もよく行うのだとか。ちなみに、陳列する商品は自分でも試食を行い、お客様に質問された時にアレンジ方法を話せるようにしておくなどの工夫をされているそう。
さらに驚かされたのは、ポーチの中から登場した調味料や、おいしそうなおやつたち。
「食べるのが好きなスタッフが多いので、おやつはみんなで食べられるよう、多めに持ち歩いています。あと、出勤時のお昼はおそばを食べると決めているので、おそばに合う調味料を持ち歩いています。どちらも店舗で取り扱いがある商品で、『八幡屋礒五郎 おためし七味』と『石臼挽き朝倉粉山椒』です。どんな体調の時でも食べられるおそばには助けられていますが、気分を変えたいときもあるので、味変のために持ち歩いています」
食事の味変に本格的な調味料を持ち歩くあたりは、さすがは調味料担当といったところ。
「食べることはもともと好きだったけれど、調味料担当になったことで、料理や食に対する知見がさらに広がりました。どんな料理の時にどんな調味料を使ったらおいしくなるのか、たとえば同じオリーブオイルの中でもどんなオリーブオイルを使えばいいかまで分かるようになって、料理もどんどん楽しくなっていきました」
食好きの辻さんですが、DEAN & DELUCA内にも、お気に入りの食材がたくさんあるのだそう。
「今は『イタリアンフルーツトマトのオイル漬け』がお気に入りで、いろんな料理、食事に合わせてみています。食好きな人が職場に多いので、仕事中も新しい食べ方や、アレンジのコツなどの話題で盛り上がることが多いですね。外食好きな人も多いので、飲食店に詳しくなれるのもうれしいです。商品数が多いけれど、なるべく機会を作って食べるようにしていたら、自社の商品がどんどん大好きになってしまって」
食、その中でもやっぱり、DEAN & DELUCAで扱う商品が好き、と胸を張って言ってくれた辻さん。実際に働く人にも愛される、DEAN & DELUCAならではの魅力についても聞きました。
「たとえば一般的なスーパーと比べてみると、作り手のストーリーが見える店舗づくりがDEAN & DELUCAならではの魅力だと思います。高単価な商品も多いですが、その魅力をなんとか伝えたい、という熱量を持つスタッフが集まっていますし、その熱量が棚の陳列や接客、アプリ内の投稿にまで現れていると思います。店舗スタッフの投稿も参考になりますが、作り手さんを訪問して取材させていただいた記事なども載っているので、私自身も販売の際に参考にしています」
人と接することが好きなスタッフさんも多く、辻さんもお客様との交流や、リピーターさんへの商品説明などのおしゃべりが自身の働きがいに繋がっているのだそうです。
「1日3食じゃ足りないほどには、食が好きです。だからこそ、スタッフたちと一緒に毎日食に向き合える今の仕事が大好きなんです。食のための勉強会があったり、新商品の試食会が開催されたりと、食好きにはたまらない環境が揃っています。シフト制のお仕事は体力的に大変な時もあるけれど、そんな時こそ食が私を支えてくれています。そんな私のしごとバッグは、やっぱり食べ物のことだらけ。まさに、わたしらしさが詰まったバッグなんじゃないかなと思っています」
働きながらも考えるのは、楽しみな仕事終わりの晩御飯のこと。そんな辻さんらしい、食べることの幸せを思い出させてくれるしごとバッグでした。
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