大阪・新町の古着屋「タマゴストア」 12平方メートルに光る目利き

大阪市西区新町にある雑居ビルの7階で店を構える古着屋「タマゴストア」。約12平方メートルと非常にコンパクトな店ながらも、独自の目利きで買い付けた古着が好評で顧客をつかんでいる。古着にオリジナルのドローイングを施す取り組みは、アパレル企業との協業にもつながっている。
(藤本祥子)
オーナーの寺澤童玄さんは、日本のデザイナーブランドの販売員出身。35歳で独立するという目標を掲げ、21年からビンテージアイテムのネット販売を始めた。知り合いのアクセサリー店で期間限定店を開くようになり、23年10月に実店舗を設けた。パートナーの富田洋子さんと2人で、店の運営や買い付けをしている。

個性的だけでもない
店内には、主に米ポートランドで買い付けた古着が揃う。Tシャツやジーンズといった定番品から、好んでセレクトしているという以前の持ち主による刺繍や装飾の手仕事が加わったアイテム、トレンドを意識したレイヤードで使えるスリップドレスなどと幅広いのが特徴。中心価格は1万~2万円で、手に取りやすい数千円のアイテムもある。海外発の新興ブランドの新品も一部扱っている。
バイイング基準は、「〝売れるか〟よりも、クローゼットにあったらテンションがあがるかどうか」。「若い頃は古着好きだったが、今は服装で悩んでいる同世代の30~40代」を想定し、もう一度ファッションを楽しめるきっかけになる品揃えも意識している。
トータルコーディネートで提案するより、あくまでもその人に合った単品を見つけてもらうのが店のスタンス。「個性的な店だと思われがちだが、そうでもない。クローゼットにうちのアイテムが一つあれば、スタイリングの幅が広がるくらいの感じ」だという。

一点物へ描き替える
洗っても取れない古着の汚れや、ダメージをポジティブに変換したいと約5年前に始めた「タマゴドローイング」は、同店ならではの取り組み。油性ペンや布ペンを使い、絵を描くのが好きな寺澤さんの感性で表現する。日常になじむようなカジュアルな絵のタッチを得意とする。ドローイングを施した古着のジーンズやTシャツは、店頭やECで販売している。

手持ちの服にドローイングを施すイベントも定期的に開き、依頼者から口頭や文章で表されたイメージをもとに、絵を描いていくスタイルだ。オーダー内容は、ペットや世界旅行など多様だという。1点当たり税込み1万4300円で受けている。
ファッションブランド「クリンクルクリンクルクリンクル」や、「サロン・アダム・エ・ロペ」と協業し、ドローイングアイテムを期間限定で販売したこともある。25年7月には台湾にある古着屋の「0311ビンテージ&ユーズドクロージング」でイベントを開いた。「声が掛かれば、協業はやっていきたい。様々な国で期間限定店も出したい」と意欲を見せる。
9月には初の自主企画として、同店が呼びかけた複数のショップと共に期間限定店を東京で開く予定だ。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
脇元華が“公傷”経て今季初出場デイリースポーツ -
楽天・塩川監督代行「前進あるのみ」三木監督休養で急きょ指揮 借金15で最下位も巻き返しへ「まだ半分も終わっていない。戦力は充実している」真喜志育成総合コーチがチーフコーチでベンチ入りへデイリースポーツ -
日体大・藤巻が2打席連発! 冷静沈着「結果だけを意識して」 3本塁打で7回コールド勝利デイリースポーツ -
甲子園歴史館で「なつ」夢トークショーを初開催 能見氏ら4名のOBが登壇予定デイリースポーツ -
【夫婦別姓刑事】前妻殺害の犯人判明も怒とう展開 ネットは意外人物をロックオン もしそうなら「泣きそう」の声デイリースポーツ芸能 -
日本ハム・伊藤大海 5月4勝0敗で3度目月間MVP「真っすぐの強さが戻ってきたのが一番」 今後の目標は「背番号分は必ず勝ちたい」デイリースポーツ -
5月月間MVP 阪神・高橋と佐藤輝 両リーグ初の2カ月連続での同一チーム、同一選手の投打同時受賞 パは日本ハム・伊藤と西武・ネビンデイリースポーツ -
えっなんでwゴルフ帰り!?ドジャース ロバーツ監督がゴルフバッグを下げて球場入り 衝撃シーンに騒然「監督が率先してレジャー感覚なのが面白い」デイリースポーツ -
「結婚したの?」「なんて美しい」24歳になったザギトワが衝撃姿 純白ドレスに騒然「マジか?」「天使かと」デイリースポーツ