ハイドサインと東大のラボ、体を守るデバイスウェアの開発へ共同検証 生地そのものをスイッチに
2026.06.09 10:59
提供:繊研plus

ワークユニフォームを軸に着心地や安全性のテクノロジーを探求するハイドサイン(東京)は6月5日、東京大学のインタラクティブ・インテリジェント・システムラボとの共同検証プロジェクト「オープンラボ02」を発表した。体を守るデバイスウェアの開発に力を入れ、インタラクティブ技術を活用したファン付きウェアなど三つの課題に取り組んでいる。
同ラボとは、主にデバイスのスイッチ機能をファブリックそのものに実装する研究を進めている。作業中にスイッチを取り出さなくても、導電糸を用いた刺繍のインターフェイスに触れることで、ファンなどを制御できる技術だ。導電糸と非導電糸の組み合わせでタッチセンサーを構築、縫い方や布の触れ方によって複数の識別が可能になるという。例えば、ハーネスベストは裾のドローコードに刺繍を施し、収縮・拡張の動作でファンを調整できる。防水コートは、左袖上腕の内側に施した刺繍をグリップすると調整が可能だ。

ハイドサイン独自には、ファンの稼働時の衣服の膨張を抑える新たな構造を開発した。背中のヨーク下に直径6センチのファンを取り付け、両脇と首に向かって効率よく空気が流れる設計に工夫を凝らす。

またハイドサインのユニフォームの製品to製品の循環に取り組む。使い終えたユニフォームを回収し、エコログ・リサイクリング・ジャパンの協力を得て樹脂ペレットにし、紡糸して繊維にした生地を使ったユニフォームを製造する仕組みを確立させる。今後、100人の協力者とともに実証を行うことを予定する。
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