「クールジャパン」劇場施設を大阪に 吉本興業ら12社がタッグ結成
2017.04.13 15:29
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このたび、民間企業12社と、官民ファンド「株式会社海外需要開拓支援機構」(クールジャパン機構)が『クールジャパンパーク準備株式会社』を組成し、大阪市内にて、2017年度を目標にエンタテインメント発信事業を開始することになった。
大阪初のエンタテイメント
同事業は、多目的に使える劇場集積型の文化施設拠点を設け、国内、アジア各国をはじめ世界中から大阪を訪れる観光客を魅了する体験を提供。大阪に暮らす人々にも楽しんでもらうことに加え、共に育んでいくことのできるエンタテインメントを生み出す拠点となることを目指す。候補地は、大阪城公園を中心に関係各所と協議中。最新のテクノロジーを駆使した音と光、映像とアニメーション、関西の名所風景とともに、歌舞伎、歌劇、殺陣、忍者、下駄タップ、イリュージョンなどのパフォーマンスがスペクタクルに展開される「COOL JAPAN VARIETY BANG!」(ノンバーバルバラエティショー)や、世界中のバラエティアクトを集めた「THE 舶来寄席」、オフブロードウェイ作品のオリジナルアレンジ、大阪・関西をテーマにした小説や映画の舞台化された作品も上演される予定。
さらに、世界最高峰のマルチメディア・エンタテインメント・スタジオ「MOMENT FACTORY」と吉本興業が、都市における日本初となるイルミネーションプロジェクトも計画している。
人材育成&関西産業の発展
出資に参加する12社(株式会社MBSメディアホールディングス、朝日放送株式会社、関西テレビ放送株式会社、讀賣テレビ放送株式会社、テレビ大阪株式会社、株式会社エイチ・アイ・エス、株式会社 NTT ぷらら、株式会社 KADOKAWA、株式会社滋慶、株式会社電通、株式会社ファミマ・ドット・コム、吉本興業株式会社)は、それぞれの専門領域や得意分野の知見と実績を活用。訪日外国人観光客を対象としたツアーの形成やアジア各国での販売・告知の強化、多言語化対応も効果的に連動させることでインバウンド消費拡大に努めるとともに、大阪から将来のエンタテインメント産業を担う人材の育成にも力を注ぐ。そして、訪日外国人観光客の増加、万国博覧会誘致など国内外からの大阪・関西への注目度が益々高まる中、豊かな大衆文化の土壌を育んできた大阪だからこそできるエンタテインメントを生み出すことにより、かつての「大大阪時代」を彷彿させるような活気あふれる街を創造。大阪および関西全域の産業の成長に貢献することを目指す。(modelpress編集部)
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