ホロライブ運営カバー、米国での著作権訴訟が却下される 連邦地裁「日本で審理すべき」と判断
2026.10.30 20:00
提供:らいばーずワールド

「ホロライブ」を運営するカバー株式会社が米国で起こした著作権侵害訴訟で、カリフォルニア州北部地区連邦地裁が訴えを却下した。命令は現地時間10月26日付である。
日本の当事者同士の争いは日本の裁判所で審理すべきだという、被告側の主張が認められた形だ。日米の裁判所の距離感が問われる、注目の判断となった。
カバーが問題にしたのは、あるYouTubeチャンネルに投稿された68本の映像である。ホロライブのキャラクター20体の姿を複製し、著作権を侵害したと主張していた。
カバーは、100体以上のアバターを米国著作権局に登録している。訴状には、20人それぞれの登録番号も記された。
カバーは、故意の侵害だとして差し止めと損害賠償、弁護士費用の支払いも求めていた。1月上旬に把握し、68件の申し立てを出した。一部は削除されたが、被告は残りについて異議を申し立てる。
そこでカバーは、2月5日に提訴に踏み切った。対象のチャンネルは公表されていない。
却下の決め手の一つが、証人の確保である。日本にいる証人に、米国の裁判所から証言を強制することは難しい。日米の取り決めに、その仕組みがないことも命令書で確認された。
被告の第一言語は日本語で、資料も台本も映像も日本語だという。通訳を介する裁判は手間と時間と費用がかかる、とも記された。
命令書は、カバー自身がかつて「日本の裁判所は米国の協力を受け入れている」と説明していた点まで引用した。国境を越えた権利保護の難しさが、はっきり浮かび上がる。
次の一手を、カバーはどう選ぶのか。
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