野呂ふわり(@onigiriwo_kurau)/撮影:ひがけん(@kenta_higaken)

インフルエンサー野呂ふわり、すっぴん動画が300万回再生 親との対立⇒アンチに病み「動画全消し」の軌跡

2026.08.08 08:03
提供:ENTAME next

インフルエンサー・野呂ふわりの活動の原点は、高校3年生のときに何気なく投稿した1本のTikTok動画だった。すっぴん姿で撮影した動画に一瞬だけ映り込んだ“谷間”がきっかけとなり、再生回数は300万回を突破。しかし、華やかなバズの裏側には、親との衝突や、心をすり減らすアンチコメントとの戦いがあった。前編では、偶然のバズをきっかけに活動を始め、やがて「動画全消し」に至るまでの日々を振り返ってもらった。(前後編の前編)

――SNSを始めたきっかけは、TikTokの動画が“バズった”ことだったと伺いました。

野呂 3年くらい前、高校3年生のときですね。表で使っているアカウントとは別に、なんとなく作った「裏アカ」があったんです。「適当に投稿すればいいや」くらいの気持ちだったんですけど、なぜかそっちに載せた動画がバズっちゃって。

――どんな動画だったんですか?

野呂 すっぴんで撮った動画です(笑)。自分でも「なんでこれが?」って思いました。あとから分析してみると、動画が流れてきた瞬間に、一瞬だけ谷間が映っていたんですよ。そこで視聴者の方が「おっ」と思って、手を止めてくれたのかなって。

――撮り直そうとは思わなかったんですか?

野呂 「そんなに盛れてないけど、まあこれでいいや」くらいの感じで、そのまま投稿しちゃいました。本当に一瞬しか映っていなかったので、特に気にもしていなくて。そうしたら、いつの間にかすごいことになっていて、最終的には300万回まで再生されました。最初に視聴者を惹きつける“止め”があったことと、動画の中で表情をコロコロ変えていたことも、伸びた理由なのかなと思います。

――そのバズをきっかけに、活動を本格化させていったんですね。

野呂 はい。自分なりに方向性を考えて、ちゃんとアカウントを作って、少しずつ形にしていきました。「とりあえず、ちょっとセクシーな路線にしておけば伸びるんじゃないかな」みたいな感じで(笑)。

――ためらいや恥ずかしさはありませんでしたか?

野呂 いや、特にはなかったですね。「みんなが喜んでくれるならいいかな」くらいの軽い気持ちでした。もともとはシャイな性格なんですけど、当時はたぶん、そこまで深く考えていなかったんだと思います。実際、活動を始めてすぐの頃は、結構伸びました。

――高校卒業後は、すぐにSNSの活動一本に?

野呂 いえ、本当は栄養の専門学校に進学したかったんです。専門学校に通うタイミングで一人暮らしをしたいと親に話したら、すごく揉めてしまって。「一人暮らしをするんだったら、もう自立しなさい」と言われたんです。それで私もカッとなって、「じゃあ、もういい! 出ていく!」って家を出ました。専門学校には合格していたんですけど、結局そこには進学せず、高卒で一人暮らしを始めました。

――18歳で、いきなりの一人暮らし。生活は大変だったのでは?

野呂 当時はまだSNSだけでお金を稼げるような状況ではなかったので、回転寿司屋さんでアルバイトをしていました。バイトから疲れて帰ってきて、そこから配信をして……という生活の繰り返しでしたね。

――その後、ご家族との関係はいかがでしたか?

野呂 家を出る前は反抗期みたいな感じで、あまりコミュニケーションも取っていなかったんです。でも、家を出てからは、逆に私のことを全部受け入れてくれるようになりました。たまに私のYouTubeも見ているみたいです(笑)。今は普通に実家にも帰っていますし、あのとき思い切って家を出てよかったなと思います。まあ、今だから言えることですけど。

――一方で、アンチコメントに悩まされた時期もあったそうですね。

野呂 アンチコメントって、たった1個来ただけでも、すごく落ち込んじゃうんですよね。昔は少しぽっちゃりしていたので、「デブ」とか書かれることも多くて……。しかも私のめんどくさいところが、ただ落ち込むだけじゃなくて、「もういい、やめる!」ってなっちゃうタイプだったんです。

――実際に、動画をすべて消してしまったこともあるとか。

野呂 あります。過去に2回、YouTubeの動画を全消ししました(笑)。ちょうどバズっていた時期で、40万~50万回再生されていた動画もあったんですけど、それも全部消しちゃって。勢いで削除するので、バックアップもどこにも残っていなくて……。でも、1週間くらいするとまたやる気が出てきて、ゼロからやり直す。その繰り返しでしたね。

――バズった動画まで消してしまうのは、もったいなくなかったですか?

野呂 もう、勢いだけでしたね。今はなんとか生活できるようになったので、そんなことをしようとは思わないですけど、当時は精神的にも不安定だったし、かなり病んでいたんだと思います。

▽野呂ふわり(のろ・ふわり)21歳。高校3年生のときに投稿したすっぴん動画が300万回再生を突破し、SNS活動を本格化。現在はフリーで、ファンサイト「Likey」を中心にTikTok・YouTube・Xで活動中。コスプレイベント「コスホリック」にも定期参加。無類の猫好きで、「働くのは全部、猫のため」と語る愛猫家。

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