看護師コスプレイヤー⇒アイドルに転身、涼宮さくら「ステージからファンの顔は全部見える」
SNSで見かけて目が離せなくなった"あの子"に直接アポを取り、実際に会いに行く「#SNS越しに見ていた"推しのあの子"に、実際に会いに行ったらときめいた」企画。いいねやリポストの奥に隠れた"画面越しのときめき"の正体を確かめ、そのリアルな姿や想いを写真とともにお届けします。
今回会いに行ったのは、2026年1月、アイドルグループ「HIGH SPIRITS」(通称「ハイスピ」)の12期生としてメンバー入りした涼宮さくらさん。デビューからわずか数ヶ月で、すでに"先輩"として後輩を迎える立場に。元ファンだったからこそ見える"ステージからの景色"と、「暇だと病むタイプなので、暇な時間を作らない」と笑うストイックな素顔に迫った。
――以前、コスプレイベント「アコスタ」で取材させていただいた際に「アイドルデビューを目指している」と伺いましたが、その約2〜3ヶ月後に「HIGH SPIRITS」への加入が正式発表されました。改めて、加入が決まったときの心境を教えてください。
涼宮さん 決まったときは、正直あまり実感が湧かなかったです。アイドル衣装に袖を通したときに「あ、私アイドルになるんだ」っていうワクワクはしたんですけど、自分がステージに立つことはあんまり想像できませんでしたね。
――実感がないまま、デビューの日が近づいてきたと。
涼宮さん デビュー前はプレッシャーで、勝手に涙が出てくる日が毎日続いて「どうしよう」って不安でいっぱいになりました。デビューライブ当日も「フリが飛んだらどうしよう」とか、パニック寸前。ステージに立ってからも、緊張は消えなくて顔は笑えなかったかもしれないですけど、とにかく必死だったという記憶ですね。
――担当カラーは"赤"とのこと。決まったときの気持ちは。
涼宮さん 実は、素直には喜べなかったんです。もともと青、黄色、オレンジが空いていて、活動を休止していた先輩が卒業することになって、急遽"赤"が空いたんです。だから、嬉しいというよりは複雑な気持ちで……。でも、自分でも色だけでいえば、赤が似合うと思っていたし、情熱的なイメージが性格にも合っているのでしっくりくる色だと思っています。
――そのデビューライブからしばらく立ちましたが、慣れましたか?
涼宮さん さすがにアイドルの日常には慣れてきました。今まではファンとして"見ている側"だったのに、自分が"立つ側"になって、「ステージからってこんな景色なんだ」って感激です。自分の色のサイリウムがあるとすごく嬉しいし、名前を呼んでくれることで、「私のことでこんなに喜んでくれるんだ」って、嬉しさと不思議な感じが混ざっています。
――デビュー3ヶ月で後輩ができました。心境の変化はありますか?
涼宮さん めちゃくちゃありますよ。デビュー初期は「私、新人なので」っていう気持ちだったんですけど、今はグループの一員としての自覚がすごく出てきました。これから体制が変わって、後輩ができて。その子たちが不安にならないように、先輩としてしっかりしなきゃなって。どうしたらグループがもっと有名になれるか、自分が有名になったらグループももっと押し上げられるんじゃないか、とか。常に考えています。――以前はコスプレイヤーとして活動されていましたが、アイドルになって生活はガラッと変わりましたか?
涼宮さん 変わりましたね。一番は、発言の責任の重さです。今までは自分の発言は自己責任でしたけど、アイドルになってからは事務所やグループが関わってくる。私の発言一つでグループのイメージが決まってしまうかもしれないし、迷惑をかけてしまうかもしれない。特にSNSでの発言の重みが全然違います。
――SNS運用の位置づけ自体も変わったと。
涼宮さん 以前はフォロワーを増やすこと自体が目標だったりもしたんですけど、アイドルとしてファンを増やす、集客のため、という"お仕事の一環"の意識が強いかもしれないです。
――ご自身もアイドル現場に通っていたとお聞きしました。実際にステージに立つようになって、気づいた「アイドルの裏側」はありますか?
涼宮さん 自分がファンでいた頃って、たくさんいる観客の中の一人で、ステージからなんて絶対に見えてないだろうなって思っていたんです。でも、実際にステージに立つと、本当に一人ひとりの顔がしっかり見えるんですよね。レスを送ったときの表情もわかるし、「あ、あの人また来てくれた」とかもわかる。ファンからしたら「自分なんていなくてもいい存在」って思うかもしれないけど、アイドルからしたら、一人ひとりが本当に大きな存在なんだなって実感しました。
――想像以上に見えているんですね。
涼宮さん そう。だから、対バンとかで自分の推しじゃないグループのときにスマホをいじってたりすると、ステージから丸見えで結構傷ついたりします(笑)。自分が思っている以上に、アイドルは客席を見ていますからね!
――ライブが終わって、家に帰って一人になったときはどう過ごしているのでしょうか。
涼宮さん 暇だと病んじゃうタイプなので、あんまり"ふーっ"って一息つく時間を作らないように、家に帰ってから遅くまで配信していることがほとんどです。一度アイドルのスイッチが切れちゃうと、気持ちを戻すのが大変で。だから、ずっとスイッチはオンのままかも。
――休日も?
涼宮さん お休みの日も、好きなカフェ巡りをしつつ、SNSに載せるための写真を撮ってもらったり。カフェを楽しむお休みと、SNSのネタ集めというお仕事を兼ねていますね(笑)。だって、今って可愛い子なんてたくさんいるじゃないですか。その中で埋もれないためには、何か特化してないと……。自分にできるのは、やっぱり継続すること。なんなら、空いている日は自主練していることがほとんどです。素敵なグループだってこと、ちゃんと証明したい。そのためにできることは、全部やりたいんです。自分のせいでグループのパフォーマンスを落としたくないじゃないですか。――では、1年後はどんなアイドルになっていたいですか?
涼宮さん 最近は私を知ってくれている人から「成長したね」って言ってもらえることが多いんですけど、1年後は、対バンライブで初めて私を見た人にも「あの子、歌もパフォーマンスもすごい。惹きつけられる」って思ってもらえるような、"魅せられる"アイドルになりたいです。
――その先にある大きな夢は?
涼宮さん 以前、先輩たちが9人でZepp DiverCityのステージに立ったんですけど、今の私たちは人数も歴も追いついていない。それでも先輩たちがたったステージよりも更に大きな会場を埋められるグループになりたい。それが今の私の夢です。
PROFILE涼宮さくら(すずみや・さくら)アイドルグループ「HIGH SPIRITS(ハイスピリッツ)」のメンバーで担当カラーは赤。美容系インフルエンサー、コスプレイヤーとして活動した後、2026年1月、12期生として加入。「素敵なグループだってこと、ちゃんと証明したい」と自主練を欠かさないストイックさが武器。元アイドルファンだった経験から「ステージから一人ひとりの顔が見える」と語り、丁寧なレスとSNS発信でファンとの距離を縮める。グループでZepp以上の大きな景色を目指して走り続けている。
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