現役引退発表会見に出席した木原龍一選手(C)モデルプレス

“りくりゅう”木原龍一選手「最後っていうのは分かっていた」ミラノ五輪の涙の理由・引退考えた始めた時期明かす【現役引退発表会見】

2026.04.28 11:59

フィギュアスケート ペアの三浦璃来選手、木原龍一選手が4月28日、都内で行われた現役引退発表会見に出席。現役引退を考えた時期について明かした。


“りくりゅう”木原龍一選手、ミラノ五輪の涙の理由明かす

三浦璃来選手、木原龍一選手(C)モデルプレス
三浦璃来選手、木原龍一選手(C)モデルプレス
4月17日、それぞれのSNSを通じて現役引退を表明した2人。引退という決断に至った経緯を問われると、三浦選手は「少しずつ話が出始めたのは、去年の世界選手権で2度目の優勝をすることができた時ですね」と説明。「そこからフリープログラムの作成、振り付けに入った時に、初めは違う曲で振り付けが始まっていたんですけど、最後のシーズンになると2人は分かっていたので、どうしても滑りたかった『グラディエーター』で滑りたいと振り付けのマリ先生にお話をして。その時には『オリンピックで最後になるかもしれない』という話もしていたので、私たちが滑りたい『グラディエーター』で振り付けをしてくださって」と、フリープログラムの選曲にまつわる裏話を明かした。

三浦璃来選手(C)モデルプレス
三浦璃来選手(C)モデルプレス
続けて「普段私たちはスケート中心の生活を送っていたんですけど、この1年は、自分たちで言うのもあれなんですけど、オリンピックに向けた体作りなどを徹底してやっていたので」と語り、「だからこそショートプログラムの失敗では、これだけやってきたのにスケートが滑ってしまって、リフトが10点あるところも3点ぐらいしか取れなくて。この積み重ねはなんだったんだろうっていう涙でしたね」と吐露した。

木原龍一選手(C)モデルプレス
木原龍一選手(C)モデルプレス
同じ質問に木原選手も「ボストンの世界選手権は、優勝した時にもこれが最後の世界選手権なのかもしれないという思いがありました。練習を進めていく中で、来シーズンが最後になるかもしれないねというのを常に話し合ってきて」と告白。ミラノ五輪については「自分たちの中では絶対に優勝して終えようという思いを持っていましたので、優勝した時点で『もうこれは引退だね』という話をすぐして、自分たちの中でもその考えは固まっていました」と語った。

涙を拭う木原龍一選手(C)モデルプレス
涙を拭う木原龍一選手(C)モデルプレス
さらに「オリンピック期間中も、ずっと私が泣いていたんですけども、その思いの中には、この試合が最後だと分かっていたこともあって。正直にお話できなかったんですけど、そのことも涙の理由のひとつでした」と振り返った。

木原龍一選手、オリンピックは“涙”

三浦璃来選手、木原龍一選手(C)モデルプレス
三浦璃来選手、木原龍一選手(C)モデルプレス
「これまでのオリンピックを一言で表すと?」という質問に、三浦選手は初出場となった北京大会を振り返り「4年に1度の1番大きな試合で、すごく緊張していたんですけど、木原さんから『オリンピックも普通の試合と変わらないんだよ。オリンピックだからといって採点が変わるわけでもないし、出場する選手が変わるわけでもない。普段の練習と同じようにオリンピックも臨めばいいんだよ』って言った言葉が、私は1番救われて」と回答。「1度目のオリンピックでも自分たちらしい演技がすることができたかなっていう風に思ってます」と回顧した。

一方、2014年のソチ大会から4大会連続で出場している木原選手は「僕は正直、涙だなっていう風に思ってます」と告白。「初めて出場させていただいたソチオリンピックでも世界との壁を痛感して、試合後にオリンピックパークで母に『もう帰ってきてもいいよ』って言われて。僕は『大丈夫』と言いながら泣いてたんですけど、思い出してみると北京もそうでしたし、今回のミラノもそうでしたし、必ず泣いてたのかなと思ってます」と振り返った。


“りくりゅう”三浦璃来選手&木原龍一選手、ミラノ五輪で1位に輝く

三浦璃来選手、木原龍一選手(C)モデルプレス
三浦璃来選手、木原龍一選手(C)モデルプレス
木原選手と三浦選手は、2019年8月にペア結成。木原・三浦ペアとしては2022年の北京大会に続き、2026年のミラノ大会で2度目のオリンピック出場となった。ショートプログラムでは5位と出遅れたものの、フリーでは世界歴代最高得点を更新する圧巻の演技を披露。合計得点で逆転し、日本ペア史上初となる金メダルを獲得した。

“りくりゅう”の愛称で親しまれており、仲睦まじい関係性にも注目が集まっている。なお、木原選手は2014年ソチ、2018年平昌、2022年北京に続き、ミラノ大会で日本フィギュア界最多タイとなる4大会連続のオリンピック出場を果たした。(modelpress編集部)
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